「報告する」は英語で?report・update・informの違いと仕事での使い方

報告するの英語表現 report・update・informのアイキャッチ

日本語の「報告する」は、英語では場面によって reportupdateinform などを使い分けます。結論から言うと、結果・事故・事実を正式に報告するなら report、進捗や最新状況を共有するなら update、人に必要な情報を知らせるなら inform が基本です。

この記事では、日常会話と仕事の両方で使えるように、意味の違い、目的語、前置詞、自然な語順、よくある間違い、難しい語が出てこないときの言い換えまで例文付きで整理します。

「報告する」の英語をまず3秒で選ぶ

英語中心イメージ選ぶ場面
report結果・事故・事実を正式に報告するan incident / findings / results
update進捗や最新状況を共有するsomeone on/about progress
inform人に必要な情報を知らせるsomeone of/about a decision

しゅみすけ(大山俊輔)

仕事の「報告する」は万能な report 一語では足りません。正式報告・進捗共有・通知のどれかで選びます。

report・update・informの違い

report:結果・事故・事実を正式に報告する

report は「結果・事故・事実を正式に報告する」ときに自然です。よく組み合わせる形は an incident / findings / results です。日本語の「報告する」だけを見て選ぶのではなく、話し手が何をしているか、どこに焦点を置くかを確認しましょう。

  • Please report the incident to your manager.
    その出来事を上司に報告してください。
  • We reported our findings to the client.
    調査結果を顧客に報告しました。

update:進捗や最新状況を共有する

update は「進捗や最新状況を共有する」ときに自然です。よく組み合わせる形は someone on/about progress です。日本語の「報告する」だけを見て選ぶのではなく、話し手が何をしているか、どこに焦点を置くかを確認しましょう。

  • I’ll update you on the project tomorrow.
    明日、プロジェクトの進捗を報告します。
  • Could you update the team about the delay?
    遅延についてチームへ報告してもらえますか。

inform:人に必要な情報を知らせる

inform は「人に必要な情報を知らせる」ときに自然です。よく組み合わせる形は someone of/about a decision です。日本語の「報告する」だけを見て選ぶのではなく、話し手が何をしているか、どこに焦点を置くかを確認しましょう。

  • We informed all staff of the change.
    変更を全社員に知らせました。
  • Please inform me when the work is complete.
    作業が完了したら報告してください。
報告するを表すreport・update・informの使い分け比較図

場面別:「報告する」を自然な英語にする

日本語の場面自然な英語
事故を上司に報告するreport the accident to my boss
調査結果を報告するreport the findings
進捗を報告するupdate someone on progress
最新状況をチームに伝えるupdate the team
決定事項を知らせるinform someone of the decision
完了したら知らせるinform someone when it is done

同じ日本語でも、日常会話では短く具体的な動作を言うほうが自然で、仕事では対象や目的を明示する表現が好まれます。主語を人にするのか、制度・質問・状況などにするのかでも動詞が変わります。

語順・目的語・前置詞のポイント

英語では動詞だけでなく、その後ろの形までセットで覚えるのが近道です。今回の基本形は次の三つです。

  • report + an incident / findings / results
  • update + someone on/about progress
  • inform + someone of/about a decision

日本語では目的語を省略できますが、英語では「誰が」「何を」「誰に」を補う必要があります。特に人と物の両方を置く表現は、語順や前置詞を丸ごと例文で覚えましょう。

日常会話と仕事での使い分け

日常会話では、難しい語を使わず状況をそのまま説明しても十分伝わります。一方、メール・会議・報告書では、対象を明確にして簡潔に言うと誤解が減ります。丁寧さが必要な場面では、命令文を避けて Could you …?We need to …It may be better to … などで調整できます。

フォーマルな単語を使うことより、誰が何をどうするのかを明確にするほうが大切です。短い動詞でも、目的語と理由が具体的なら十分に仕事で使えます。

日本人が間違えやすいポイント

  • report someone the result ではなく、report the result to someone が基本です。
  • update は update someone on/about something の語順を覚えます。
  • inform は inform someone of/about something。inform to someone とはしません。

和英辞典の最初の訳だけで決めると、意味は近くても場面に合わないことがあります。「開始か継続か」「人の意思か状況の作用か」「正式な処理か会話か」のように、動作の中身を一段細かく分けてください。

しゅみすけ式:難しい単語が出ないときの言い換え

report、update、inform がすぐ出てこなくても問題ありません。基本動詞で目的・結果を説明すれば、会話は止まりません。

  • I told my boss what happened.
    何が起きたか上司に伝えました。
  • I told the team how the project was going.
    プロジェクトの進み具合をチームに伝えました。
  • I sent everyone the new information.
    全員に新しい情報を送りました。

しゅみすけ(大山俊輔)

英単語を思い出そうとして黙るより、「何をしたか」「その結果どうなったか」を短い二文に分けるほうが伝わります。

短い会話で確認

A: Can you update me on the shipment?
発送状況を報告してもらえますか?

B: Yes. It left the warehouse this morning.
はい。今朝、倉庫を出ました。

よくある質問

一番一般的な表現はどれですか?

文脈なしで一語に固定することはできません。ただし、まず report の中心イメージを押さえ、意味が合わないときに updateinform へ切り替えると実用的です。

ビジネスでは難しい表現を使うべきですか?

いいえ。正確な対象と期限を添えた簡単な英語のほうが伝わります。専門語は、意味を短くできるときに使いましょう。

自動詞と他動詞はどう見分けますか?

目的語を直接置くか、前置詞が必要かを辞書の例文で確認します。単語だけでなく report + 目的語 のような塊で覚えるとミスを減らせます。

関連表現

あわせてinform A of B の語順も確認すると、近い表現との違いが整理できます。

「誰に・何を・いつ」を入れると報告が明確になる

仕事の報告では、動詞の後ろに相手、内容、時点を置くと実用的です。I reported the error to my manager this morning. は、内容・相手・時点が一文で分かります。進捗なら I’ll update you on our progress by 3 p.m.(午後3時までに進捗を報告します)が自然です。

let someone know は日常会話から仕事まで使える柔らかい言い換えです。Please let me know if anything changes. は「変更があれば報告してください」。notify は公式通知やシステム通知に向き、Users will be notified by email. のように受動態でもよく使います。口頭の進捗共有をすべて report とすると硬くなるため、update や let me know を使い分けましょう。

例文で仕上げる:どの表現を選ぶ?

最後に、主語と目的語を変えた例で確認しましょう。まず日本語を見たときに「どんな行動か」を一言で説明し、その後で動詞を選びます。単語から考え始めるより、場面から考えるほうが自然な英語になります。

report を選ぶ例

She reported the loss to the police.
彼女は紛失を警察に報告しました。 この文では、report の中心イメージが合います。

update を選ぶ例

Please update me after the meeting.
会議後に状況を報告してください。 ここでは、update が動作の性質を最も具体的に示します。

inform を選ぶ例

They informed us of the cancellation.
彼らは中止を私たちに知らせました。 この場面は、inform を使うと焦点が明確です。

英作文のセルフチェック

  1. 主語は人ですか、それとも出来事・制度・物ですか。
  2. 動作は始まる、続く、完了するのどこにありますか。
  3. 相手、対象、目的を英語で明示しましたか。
  4. 必要な前置詞を動詞とセットで入れましたか。
  5. 強すぎる・硬すぎる表現になっていませんか。

一度で完璧な単語を探す必要はありません。まず簡単な文を作り、必要なら中心動詞だけを置き換えます。声に出して三つの例文を読み、目的語を自分の仕事や生活に置き換えると定着しやすくなります。

まとめ

  • report:結果・事故・事実を正式に報告する
  • update:進捗や最新状況を共有する
  • inform:人に必要な情報を知らせる

「報告する」を英語にするときは、日本語に一語を当てるのではなく、動作の目的、対象、強さ、場面を確認します。迷ったら基本動詞で状況を説明し、会話を続けることを優先しましょう。

この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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