「取り組む」は英語で?work on・tackle・addressの違いと使い分け

取り組むの英語表現 work on・tackle・addressのアイキャッチ

日本語の「取り組む」は、英語では場面によって work ontackleaddress などを使い分けます。結論から言うと、作業や課題を継続して進めるなら work on、難しい課題に勢いよく挑むなら tackle、問題や懸念に正式に対処するなら address が基本です。

この記事では、日常会話と仕事の両方で使えるように、意味の違い、目的語、前置詞、自然な語順、よくある間違い、難しい語が出てこないときの言い換えまで例文付きで整理します。

「取り組む」の英語をまず3秒で選ぶ

英語中心イメージ選ぶ場面
work on作業や課題を継続して進めるa project / an assignment / improving my English
tackle難しい課題に勢いよく挑むa difficult problem / a challenge / the backlog
address問題や懸念に正式に対処するan issue / a concern / climate change

しゅみすけ(大山俊輔)

開始に焦点を当てるなら start working on、進行中なら work on と考えると整理しやすくなります。

work on・tackle・addressの違い

work on:作業や課題を継続して進める

work on は「作業や課題を継続して進める」ときに自然です。よく組み合わせる形は a project / an assignment / improving my English です。日本語の「取り組む」だけを見て選ぶのではなく、話し手が何をしているか、どこに焦点を置くかを確認しましょう。

  • I’m working on the monthly report.
    月次報告書に取り組んでいます。
  • She is working on improving her presentation skills.
    彼女はプレゼン力の向上に取り組んでいます。

tackle:難しい課題に勢いよく挑む

tackle は「難しい課題に勢いよく挑む」ときに自然です。よく組み合わせる形は a difficult problem / a challenge / the backlog です。日本語の「取り組む」だけを見て選ぶのではなく、話し手が何をしているか、どこに焦点を置くかを確認しましょう。

  • We need to tackle this problem before Friday.
    金曜日までにこの問題に取り組む必要があります。
  • The team tackled the toughest task first.
    チームは最も難しい課題から取り組みました。

address:問題や懸念に正式に対処する

address は「問題や懸念に正式に対処する」ときに自然です。よく組み合わせる形は an issue / a concern / climate change です。日本語の「取り組む」だけを見て選ぶのではなく、話し手が何をしているか、どこに焦点を置くかを確認しましょう。

  • The new policy addresses safety concerns.
    新しい方針は安全上の懸念に対応しています。
  • Let’s address the cause, not just the symptoms.
    表面だけでなく原因に取り組みましょう。
取り組むを表すwork on・tackle・addressの使い分け比較図

場面別:「取り組む」を自然な英語にする

日本語の場面自然な英語
宿題に取り組むwork on my homework
難題に取り組むtackle a difficult problem
社会問題に取り組むaddress a social issue
改善に取り組むwork on improvements
積極的に課題へ挑むtackle the challenge
懸念事項に取り組むaddress the concern

同じ日本語でも、日常会話では短く具体的な動作を言うほうが自然で、仕事では対象や目的を明示する表現が好まれます。主語を人にするのか、制度・質問・状況などにするのかでも動詞が変わります。

語順・目的語・前置詞のポイント

英語では動詞だけでなく、その後ろの形までセットで覚えるのが近道です。今回の基本形は次の三つです。

  • work on + a project / an assignment / improving my English
  • tackle + a difficult problem / a challenge / the backlog
  • address + an issue / a concern / climate change

日本語では目的語を省略できますが、英語では「誰が」「何を」「誰に」を補う必要があります。特に人と物の両方を置く表現は、語順や前置詞を丸ごと例文で覚えましょう。

日常会話と仕事での使い分け

日常会話では、難しい語を使わず状況をそのまま説明しても十分伝わります。一方、メール・会議・報告書では、対象を明確にして簡潔に言うと誤解が減ります。丁寧さが必要な場面では、命令文を避けて Could you …?We need to …It may be better to … などで調整できます。

フォーマルな単語を使うことより、誰が何をどうするのかを明確にするほうが大切です。短い動詞でも、目的語と理由が具体的なら十分に仕事で使えます。

日本人が間違えやすいポイント

  • work on は on を落とさない。work a project とは通常言いません。
  • tackle は他動詞なので tackle with the problem ではなく tackle the problem。
  • address は「住所」だけでなく、問題を正面から扱う動詞として仕事でよく使います。

和英辞典の最初の訳だけで決めると、意味は近くても場面に合わないことがあります。「開始か継続か」「人の意思か状況の作用か」「正式な処理か会話か」のように、動作の中身を一段細かく分けてください。

しゅみすけ式:難しい単語が出ないときの言い換え

work on、tackle、address がすぐ出てこなくても問題ありません。基本動詞で目的・結果を説明すれば、会話は止まりません。

  • I’m doing this project now.
    今このプロジェクトを進めています。
  • We’re trying to solve this hard problem.
    この難しい問題を解決しようとしています。
  • We need to do something about this issue.
    この問題について何かする必要があります。

しゅみすけ(大山俊輔)

英単語を思い出そうとして黙るより、「何をしたか」「その結果どうなったか」を短い二文に分けるほうが伝わります。

短い会話で確認

A: What are you working on today?
今日は何に取り組んでいますか?

B: I’m tackling the customer survey first.
まず顧客アンケートの難しい部分に取り組んでいます。

よくある質問

一番一般的な表現はどれですか?

文脈なしで一語に固定することはできません。ただし、まず work on の中心イメージを押さえ、意味が合わないときに tackleaddress へ切り替えると実用的です。

ビジネスでは難しい表現を使うべきですか?

いいえ。正確な対象と期限を添えた簡単な英語のほうが伝わります。専門語は、意味を短くできるときに使いましょう。

自動詞と他動詞はどう見分けますか?

目的語を直接置くか、前置詞が必要かを辞書の例文で確認します。単語だけでなく work on + 目的語 のような塊で覚えるとミスを減らせます。

関連表現

あわせて「着手する」の英語表現も確認すると、近い表現との違いが整理できます。

「取り組み始める」「取り組んでいる」「解決する」を分ける

日本語では全部「取り組む」で済みますが、英語では進み具合も表せます。着手なら start working on、継続中なら be working on、完了と結果を強調するなら solvecomplete が自然です。たとえば We started working on the proposal yesterday. は「昨日提案書に着手した」、We are still working on it. は「まだ取り組んでいる」、We solved the issue. は「問題を解決した」です。

take on も「仕事・責任を引き受ける」の意味で使えます。She took on a new role. は、新しい役割を担当する決意に焦点があります。難題への具体的な行動なら tackle、担当を引き受けるなら take on と分けましょう。

例文で仕上げる:どの表現を選ぶ?

最後に、主語と目的語を変えた例で確認しましょう。まず日本語を見たときに「どんな行動か」を一言で説明し、その後で動詞を選びます。単語から考え始めるより、場面から考えるほうが自然な英語になります。

work on を選ぶ例

I’ll work on the draft this afternoon.
午後は草案に取り組みます。 この文では、work on の中心イメージが合います。

tackle を選ぶ例

We tackled the shortage by changing suppliers.
仕入先を変えて不足問題に取り組みました。 ここでは、tackle が動作の性質を最も具体的に示します。

address を選ぶ例

The meeting addressed three customer concerns.
会議では顧客の三つの懸念に取り組みました。 この場面は、address を使うと焦点が明確です。

英作文のセルフチェック

  1. 主語は人ですか、それとも出来事・制度・物ですか。
  2. 動作は始まる、続く、完了するのどこにありますか。
  3. 相手、対象、目的を英語で明示しましたか。
  4. 必要な前置詞を動詞とセットで入れましたか。
  5. 強すぎる・硬すぎる表現になっていませんか。

一度で完璧な単語を探す必要はありません。まず簡単な文を作り、必要なら中心動詞だけを置き換えます。声に出して三つの例文を読み、目的語を自分の仕事や生活に置き換えると定着しやすくなります。

まとめ

  • work on:作業や課題を継続して進める
  • tackle:難しい課題に勢いよく挑む
  • address:問題や懸念に正式に対処する

「取り組む」を英語にするときは、日本語に一語を当てるのではなく、動作の目的、対象、強さ、場面を確認します。迷ったら基本動詞で状況を説明し、会話を続けることを優先しましょう。

この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

ご相談専門お電話番号

※『すぐに体験してみたい!』派のあなたには、<無料体験レッスン>WEB見た、で特典あり。

無料体験レッスン

※『すぐに体験してみたい!』派のあなたには、<無料体験レッスン>WEB見た、で特典あり。

無料体験レッスン

初心者向けの英会話の一覧