
go without は、「〜なしで済ます」「〜を持たずに過ごす」「〜を我慢する」という意味です。
I can go without coffee for a day. なら「1日くらいならコーヒーなしで過ごせる」、We had to go without hot water. なら「お湯なしで過ごさなければならなかった」です。
単なる「ない」ではなく、普段なら欲しいもの・必要なものがない状態でも、そのまま一定時間を過ごすニュアンスがあります。自分から控える場合にも、事情があって手に入らない場合にも使えます。
- go without+名詞=「〜なしで過ごす」
- go without+動名詞=「〜せずに過ごす」
- I can go without. のように、何がなくても平気か明らかなら目的語を省略できる
- 過去形は went without、過去分詞は gone without
Contents
go withoutの意味は「〜なしで済ます」
基本の形は次のとおりです。
go without+名詞
〜なしで過ごす/〜を我慢する
go without+動名詞(動詞の-ing形)
〜せずに過ごす
without は「〜を伴わずに」「〜がない状態で」を表します。go には「行く」だけでなく、ある状態のまま進む・過ごす感覚があります。
そのため go without coffee は、直感的には「コーヒーがない状態で進む」。そこから「コーヒーなしで済ます」「コーヒーを我慢して過ごす」という意味になります。
しゅみすけ(大山俊輔)
go withoutが使われる3つの形

1.go without+名詞
食べ物、飲み物、電気、インターネット、お金など、「ない状態で過ごすもの」を without の後ろに置きます。
I can’t go without coffee in the morning.
朝はコーヒーなしでは過ごせません。
We had to go without electricity for two days.
私たちは2日間、電気なしで過ごさなければなりませんでした。
Could you go without your phone for a weekend?
週末の間、スマホなしで過ごせますか?
Some families are going without basic necessities.
生活必需品なしで暮らしている家庭もあります。
最後の例のように、必要なものを得られない深刻な状況にも使えます。文脈によっては「我慢する」より「不足を強いられる」と訳すほうが自然です。
2.go without+動名詞
without は前置詞なので、後ろに動作を置く場合は動詞の原形ではなく動名詞(-ing形)にします。
She went all day without eating.
彼女は一日中、何も食べずに過ごしました。
I sometimes go without checking social media.
ときどきSNSを確認せずに過ごします。
He has gone for weeks without taking a day off.
彼は何週間も休みを取らずに過ごしています。
- ○ go without eating
- × go without eat
- × go without to eat
なお、自然な語順として go all day without eating のように、期間を go の後ろへ置く形もよく使われます。
3.I can go without.のように単独で使う
何を指しているか会話から明らかな場合、without の後ろを省略できます。
A: Do we need dessert?
デザートは必要?
B: I can go without.
私はなくても大丈夫。/私はいらないよ。
If there isn’t enough for everyone, I’ll go without.
全員分ないなら、私はなしで大丈夫です。
この I’ll go without. には、自分の分を譲るようなニュアンスが出ることもあります。
「我慢する」と「手に入らない」の両方に使える
自分の判断で控える
節約、健康、デジタルデトックスなど、自分で選んで何かを使わない場合です。
I’m trying to go without sugar this week.
今週は砂糖なしで過ごそうとしています。
We decided to go without a car to save money.
節約のため、車を持たずに暮らすことにしました。
事情があって欠いたまま過ごす
故障、停電、品不足、金銭的事情など、自分の希望とは関係なく使えない場合にも使います。
The heater broke, so we went without heat for one night.
暖房が壊れたので、一晩暖房なしで過ごしました。
As a child, he often went without new clothes.
子どものころ、彼は新しい服を買ってもらえないことがよくありました。
go without 自体は理由を示しません。自発的か、やむを得ない状況かは前後の文脈で判断します。
go withoutの時制
go は不規則動詞なので、過去形・過去分詞に注意しましょう。
- 現在形:go / goes without
- 過去形:went without
- 過去分詞:gone without
- 進行形:going without
She often goes without lunch.
彼女はよく昼食を抜いて過ごします。
We went without Wi-Fi during the trip.
旅行中はWi-Fiなしで過ごしました。
I’ve gone without sleep before, but I don’t recommend it.
以前、眠らずに過ごしたことがありますが、おすすめはしません。
Many people are going without clean water.
きれいな水を得られずにいる人が大勢います。
go withoutと似た表現の違い
do without:ないもので間に合わせる
do without も「〜なしで済ます」で、go without と置き換えられる場面が多くあります。
We’ll have to do without a printer today.
今日はプリンターなしで何とかしなければなりません。
do without は「なくても何とかやりくりする」という実用面に焦点が当たりやすく、go without は「ない状態で時間を過ごす」「手に入らず我慢する」感覚が出やすい表現です。
live without:〜なしで生きる・暮らす
live without は、生活や人生という長い範囲を意識させます。
I could live without a TV.
テレビがなくても暮らせます。
I can’t live without music.
音楽なしでは生きられません。
後者は文字どおり生命に必要というより、「それほど大好き」という強調としてよく使われます。
skip:予定していたものを飛ばす
skip は、食事・授業・会議などを1回抜かすことに焦点があります。
I skipped breakfast this morning.
今朝は朝食を抜きました。
I went without breakfast this morning.
今朝は朝食なしで過ごしました。
skip breakfast は「朝食という行動を抜いた」、go without breakfast は「朝食がない状態で過ごした」という見方の違いです。
make do with:十分ではないもので間に合わせる
go without は「何も使わない」、make do with は「理想的ではない別のもので間に合わせる」です。
We went without coffee.
私たちはコーヒーなしで済ませました。
We made do with tea.
私たちは紅茶で間に合わせました。
詳しくは、make do withの意味|get by・settle forとの違いも参考にしてください。
It goes without sayingとは?
It goes without saying that … は、「…は言うまでもない」「…は当然だ」という定型表現です。
It goes without saying that safety comes first.
安全が第一なのは言うまでもありません。
It goes without saying, but thank you for your help.
言うまでもないことですが、助けてくれてありがとうございます。
直訳的には「それは言うことなしで進む」。つまり、わざわざ口にしなくても成立するほど明らかだ、という発想です。
ただし、会話で多用すると「当然でしょ」という上から目線に聞こえる場合があります。相手への配慮が必要な場面では、Of course や As you know なども文脈に合わせて使い分けましょう。
日本人が間違えやすいポイント
「〜なしで行く」と場所の移動に限定しない
go があっても、必ずしもどこかへ移動するわけではありません。
I can go without lunch.
私は昼食なしで過ごせます。
ここでの go は、時間・生活がその状態で進むイメージです。
「持っていない」だけならdon’t have
所有していないという事実だけなら don’t have が自然です。
I don’t have a car.
私は車を持っていません。
I can go without a car.
私は車がなくてもやっていけます。
後者には「なくても支障なく過ごせる」という判断が含まれます。
withoutの後ろは名詞か動名詞
without は前置詞なので、後ろに動詞をそのまま置けません。
- ○ without breakfast
- ○ without eating breakfast
- × without eat breakfast
- × without to eat breakfast
中学英語で簡単に言い換えるなら?
go without が出てこなければ、次のように具体的に説明できます。
- I don’t need it.(それは必要ありません)
- I’m okay without it.(それがなくても大丈夫です)
- I didn’t eat breakfast.(朝食を食べませんでした)
- We had no electricity for two days.(2日間、電気がありませんでした)
- I can live without it.(それがなくても暮らせます)
しゅみすけ(大山俊輔)
go withoutの会話例
カフェで
A: We’re out of oat milk. Is regular milk okay?
オーツミルクを切らしています。普通の牛乳でもよいですか?
B: That’s okay. I’ll go without milk.
大丈夫です。ミルクなしにします。
旅行中に
A: The hotel Wi-Fi isn’t working.
ホテルのWi-Fiがつながらないよ。
B: We can go without it for one night.
一晩くらいなら、なくても大丈夫だよ。
買い物で
A: This jacket is nice, but it’s expensive.
このジャケットはいいけど、高いね。
B: Then let’s go without it for now.
それなら、今のところは買わずに済ませよう。
まとめ
go without は、普段なら欲しいもの・必要なものがなくても、その状態で過ごすことを表します。
- go without+名詞=「〜なしで過ごす」
- go without+動名詞=「〜せずに過ごす」
- 自分で控える場合にも、事情があって不足する場合にも使える
- 過去形は went without
- It goes without saying that …=「…は言うまでもない」
まずは I can go without coffee for a day. のように、自分が「短期間ならなくても平気」と思うものを入れて練習してみてください。








