prefer A to Bの意味は?prefer to・would prefer・would ratherとの違いと使い方

prefer A to BはBよりAのほうを好むという意味を表すアイキャッチ

prefer A to B は「BよりAのほうを好む」「BよりAを選ぶ」という意味です。二つを比べ、自分にとってAのほうが望ましいと伝えます。

日本語の「〜より」につられて prefer A than B と言いたくなりますが、基本形は prefer A to B です。また、物を比べるのか、行動を比べるのか、今この場の希望を伝えるのかによって形が変わります。

先に結論

  • prefer A to B:BよりAを好む
  • prefer doing A to doing B:BするよりAすることを好む
  • prefer to do:〜するほうを好む
  • would prefer to do:できれば〜したい

prefer A to Bの意味は「BよりAを好む」

prefer は、複数の選択肢を比べて「こちらのほうがよい」と好みを示す動詞です。

I prefer tea to coffee.
私はコーヒーより紅茶のほうが好きです。

She prefers small hotels to large resorts.
彼女は大きなリゾートホテルより小さなホテルを好みます。

We prefer quality to quantity.
私たちは量より質を重視します。

ここでの「好む」は、恋愛的な「好き」に限りません。食べ物、働き方、移動手段、考え方など、二つの選択肢のどちらが自分に合うかを幅広く表せます。

しゅみすけ(大山俊輔)

preferはAを絶賛してBを嫌う表現ではありません。「どちらも選べるけれど、比べるならA」という穏やかな好みを伝えられます。

なぜprefer A “to” Bになる?

学校では to を「〜へ」と覚えることが多いですが、prefer A to B では、AをBと向かい合わせて比較するための目印として働きます。「Aのほうに好みが傾く」と考えると分かりやすいでしょう。

これは比較級で使う than とは違う文型です。

  • I like tea better than coffee.
  • I prefer tea to coffee.

どちらも「コーヒーより紅茶が好き」ですが、like … better than …prefer … to … では、比較をつなぐ語が異なります。

prefer A to Bの基本的な使い方

名詞と名詞を比べる

最も基本的なのが、二つの物・人・考え方などを比較する形です。

I prefer window seats to aisle seats.
私は通路側の席より窓側の席のほうが好きです。

He prefers city life to country life.
彼は田舎暮らしより都会暮らしを好みます。

Our team prefers simple solutions to complicated ones.
私たちのチームは複雑な解決策よりシンプルなものを好みます。

代名詞でも同じ語順

I prefer this one to that one.
私はあちらよりこちらのほうが好きです。

I prefer her to him as a team leader.
チームリーダーとしては、彼より彼女のほうがよいと思います。

人を比べる文は、文脈によっては冷たく聞こえます。選考や役割など、比較の基準を明確にすると自然です。

動作を比べるならprefer doing A to doing B

prefer A to B、prefer doing A to doing B、prefer to do、would prefer to doの使い分け

「BするよりAするほうが好き」のように行動同士を比べる場合は、両方を動名詞にして形を揃えます。

I prefer walking to taking the bus.
私はバスに乗るより歩くほうが好きです。

She prefers working from home to commuting every day.
彼女は毎日通勤するより在宅勤務を好みます。

We prefer talking things through to arguing by text.
私たちはメッセージで言い争うより、話し合って解決するほうを好みます。

この文型の二つ目の to は不定詞のtoではなく、比較をつなぐ語です。そのため、後ろは動詞の原形ではなく doing になります。

to doとdoingの見え方そのものを整理したい場合は、be-rize.comの不定詞と動名詞の使い分けも参考になります。

prefer to doは「〜するほうを好む」

比較相手をわざわざ言わず、自分が好む行動だけを伝えるなら prefer to do が使えます。

I prefer to eat early.
私は早めに食事をするほうが好きです。

She prefers to work alone.
彼女は一人で働くほうを好みます。

We prefer to book directly with the hotel.
私たちはホテルへ直接予約するほうを好みます。

prefer doing も使えます。

I prefer reading at night.
私は夜に読書するのが好きです。

一般的な好みを表す場面では、prefer doingprefer to do の両方が使われ、意味が大きく変わらないことも多くあります。行動同士を明示的に比べるときは、prefer doing A to doing B が形を捉えやすいでしょう。

prefer to do rather than doの形

動作を比べる別の形として、prefer to do A rather than do B もあります。

I prefer to call rather than send a long email.
私は長いメールを送るより電話するほうを好みます。

He prefers to listen rather than talk.
彼は話すより聞くほうを好みます。

この形では、通常 rather than の後ろにも動詞の原形を置きます。

  • prefer walking to driving
  • prefer to walk rather than drive

二つの型を混ぜず、どちらか一方で形を揃えるのがコツです。

would preferは「できれば〜したい」

prefer は普段の好みを表すことが多い一方、would prefer は今の場面における希望を控えめに伝えます。

I prefer tea to coffee.
普段はコーヒーより紅茶が好きです。

I’d prefer tea, please.
できれば紅茶をお願いします。

We’d prefer to sit outside.
できれば外の席に座りたいです。

I’d prefer not to discuss that right now.
できれば今はその話をしたくありません。

would が希望を柔らかくする仕組みは、be-rize.comのwouldのコアイメージで詳しく整理できます。

preferとwould ratherの違い

would rather + 動詞の原形 も「〜するほうがよい」という希望を表します。会話では非常によく使われます。

I’d prefer to stay home tonight.
今夜はできれば家にいたいです。

I’d rather stay home tonight.
今夜はむしろ家にいたいです。

意味は近いですが、would prefer はやや丁寧で、店・仕事・依頼の場面にもなじみます。would rather はより会話的で、率直な選択として響きやすい表現です。

また、形を混ぜないよう注意しましょう。

  • I’d prefer to stay.
  • I’d rather stay.
  • × I’d rather to stay.

場面別の自然な例文

旅行・レストラン

Would you prefer a room with a sea view or a city view?
海の見える部屋と街の見える部屋では、どちらがよろしいですか?

I’d prefer a table by the window.
できれば窓際の席をお願いします。

仕事

I prefer clear deadlines to vague instructions.
私は曖昧な指示より、明確な締め切りがあるほうを好みます。

Would you prefer to discuss this now or after lunch?
これについて今話すのと昼食後では、どちらがよいですか?

恋愛・人間関係

I prefer honesty to empty promises.
私は口先だけの約束より正直さを大切にします。

I’d prefer to talk about this in person.
このことは、できれば直接会って話したいです。

家庭・暮らし

The kids prefer playing outside to staying indoors.
子どもたちは家の中にいるより外で遊ぶほうが好きです。

I prefer quiet mornings to busy nights.
私は慌ただしい夜より静かな朝のほうが好きです。

日本人が間違えやすいポイント

prefer A than Bにしない

× I prefer tea than coffee.
I prefer tea to coffee.

than を使いたいなら、I like tea better than coffee. と言えます。

prefer to Aとしない

名詞を比べる基本形は prefer A to B であり、preferの直後にtoを置く形ではありません。

× I prefer to tea.
I prefer tea.

動作を比べるときは形を揃える

× I prefer walking to drive.
I prefer walking to driving.

または I prefer to walk rather than drive. とします。

目の前の相手にI prefer youと言うと意味がずれる

I prefer you. は「ほかの人よりあなたを選ぶ」という比較の響きがあります。単に「あなたが好き」と言いたいなら I like you.、恋愛的に強く伝えるなら文脈に応じて I really like you. などが自然です。

しゅみすけ(大山俊輔)

普段の好みならprefer、今この場で「できれば」と希望するならwould prefer。この二つを分けるだけで、レストランや仕事でぐっと自然に使えます。

preferが出てこないときの簡単な言い換え

preferを思い出せなくても、中学英語で十分伝えられます。

  • I like tea better than coffee.(コーヒーより紅茶が好きです)
  • I like walking more.(歩くほうが好きです)
  • I want tea, please.(紅茶をお願いします)
  • Can I sit outside?(外に座ってもいいですか?)
  • I don’t want to talk by text. Let’s meet.(メッセージでは話したくありません。会いましょう)

丁寧さが必要なら、I’d like tea, please.Could we sit outside? も使えます。

関連表現

  • like A better than B:BよりAが好き
  • would rather do A than do B:BするよりAしたい
  • choose A over B:BではなくAを選ぶ
  • favor A over B:BよりAを支持・優先する
  • have a preference for:〜を好む傾向がある

ほかの英熟語・定型表現も体系的に確認したい方は、英熟語・定型表現の総合ガイドもご覧ください。

まとめ

prefer A to B は「BよりAを好む」という比較の文型です。日本語の「〜より」につられてthanを使わず、toで二つを結びます。

  • 物を比べる:prefer A to B
  • 動作を比べる:prefer doing A to doing B
  • 好む行動を述べる:prefer to do
  • 今の希望を丁寧に伝える:would prefer to do
  • 会話的に選ぶ:would rather do

まずは、自分の本当の好みを使って I prefer tea to coffee.I prefer walking to driving. のような一文を作ってみてください。

この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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