
depend on は、「〜次第である」だけでなく「〜を頼る」「〜に依存する」という意味でもよく使われます。一見別々に見えますが、どちらにも「結果や生活が、ある人・物・条件に支えられている」という共通点があります。
この記事では、It depends. との使い分け、depend on A for B の語順、rely on・count on との違いまで、会話で使える例文とともに整理します。
しゅみすけ(大山俊輔)
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depend onの基本的な意味
depend は「頼る・左右される」、on は「〜に接して・〜を土台にして」という感覚を添えます。そこで depend on X は、「Xを土台にして成り立つ」と捉えると分かりやすい表現です。
- 条件を土台にする:〜次第である、〜によって決まる
- 人や物を土台にする:〜を頼る、〜に依存する
on が持つ「接触」から意味が広がる仕組みは、be-rize.comのonのコアイメージ解説で詳しく確認できます。
意味1:条件によって決まる「〜次第である」
予定、値段、結果、判断などが条件によって変わるときに使います。日本語では「〜次第」「〜による」「〜によって変わる」と訳すと自然です。
Our picnic depends on the weather.
ピクニックができるかどうかは天気次第です。
The final price depends on the size of the room.
最終的な料金は部屋の広さによって決まります。
Whether I can join depends on what time the meeting ends.
参加できるかどうかは、会議が何時に終わるか次第です。
It depends. は「場合による」
何に左右されるかを言わなくても相手に分かるときは、It depends. だけで「場合によるね」「状況次第です」と答えられます。
“Is this restaurant expensive?” “It depends. Dinner is pricier than lunch.”
「このレストランは高い?」「場合によるよ。夕食はランチより高めだね」
後ろに条件を続けるなら It depends on ... とします。会話での返し方や That depends. との違いは、既存の専門記事It dependsの意味と使い方も参考にしてください。
意味2:人や物を「頼る・依存する」
生活や仕事を続けるために、人・収入・仕組みなどの助けが必要な場合にも depend on を使います。文脈によって、中立的な「頼る」にも、やや否定的な「依存する」にもなります。
Many small shops depend on local customers.
多くの小さな店は地元のお客さんに支えられています。
My parents depend on me more than they used to.
両親は以前より私を頼りにしています。
Try not to depend on your partner for every decision.
何でもパートナーに決めてもらおうとしないで。
The island depends on tourism.
その島は観光業に依存しています。
depend on A for B:BをAに頼る
「何を頼っているのか」まで具体的に言うときは、次の型が便利です。
depend on A for B = BについてAを頼る/BをAに頼る
I depend on my sister for honest advice.
私は率直な助言が欲しいとき姉を頼りにしています。
He depends on public transportation for his daily commute.
彼は毎日の通勤を公共交通機関に頼っています。
The children depend on their parents for food and shelter.
子どもたちは食事と住まいを親に頼っています。

場面別に見るdepend onの自然な例文
日常・旅行
We may take the train instead. It depends on traffic.
代わりに電車で行くかもしれません。道路の混み具合次第です。
The best route depends on where your hotel is.
最適な行き方はホテルの場所によります。
仕事
You can depend on Maya to meet the deadline.
マヤなら期限を守ると信頼できます。
Our launch date depends on whether the client approves the design.
発売日は、顧客がデザインを承認するかどうかにかかっています。
恋愛・人間関係
I love you, but I can’t be the only person you depend on.
あなたを愛しているけれど、頼れる相手が私だけという状態にはなれないよ。
I know I can depend on him when things get difficult.
大変なときには彼を頼れると分かっています。
can depend onは「信頼して任せられる」
can depend on 人 は、「その人は必要なときにきちんと助けてくれる」「信頼して任せられる」という肯定的な表現です。
You can depend on me.
私を頼っていいよ。/私に任せて。
Can we depend on you to keep this confidential?
このことを秘密にしてくれると信頼してもいいですか。
一方、can't depend on 人 は「当てにできない」という意味です。
depending onは「〜によって・〜次第で」
depending on は文頭や文末で条件を添えます。主語を置かず、前置詞のように使えるのが特徴です。
Depending on the weather, we may stay another night.
天気によっては、もう一泊するかもしれません。
Delivery takes three to five days, depending on your location.
配送には、お住まいの地域によって3〜5日かかります。
depend on・rely on・count onの違い
| 表現 | 中心のニュアンス | 例 |
|---|---|---|
| depend on | 必要性・条件として支えられる/左右される | The result depends on timing. |
| rely on | 助けや機能をあてにして利用する | I rely on this app for directions. |
| count on | 人が期待どおり動くと信じる。会話的 | I’m counting on you. |
人を「頼る」という場面では3つが重なることもあります。ただし、条件で結果が変わる The price depends on demand. では、通常 rely on や count on に置き換えません。
I depend on my phone for work. は「仕事をするうえでスマホが必要」、I rely on my phone for work. は「仕事の道具としてスマホをあてにしている」という違いがあります。
It depends on youとIt’s up to youの違い
- It depends on you.:結果はあなたの行動・状態に左右される
- It’s up to you.:決めるのはあなた/あなたに任せる
Whether we finish today depends on you.
今日中に終わるかどうかは、あなた次第です。
Tea or coffee? It’s up to you.
紅茶かコーヒーか、あなたに任せます。
しゅみすけ(大山俊輔)
depend uponとbe dependent on
depend upon
depend upon は基本的に depend on と同じ意味です。upon のほうが少し改まった響きがあるため、日常会話では on が一般的です。
be dependent on
dependent は形容詞で「依存している・頼っている」という状態を表します。意味は近いものの、依存状態そのものを強調しやすい表現です。
She is financially dependent on her parents.
彼女は経済的に両親に依存しています。
よくある間違い
1.onを抜かさない
誤:It depends the weather.
正:It depends on the weather.
depend of も誤りです。基本の組み合わせは depend on と覚えましょう。
2.主語が三人称単数ならdepends
It や単数名詞が主語なら depends です。
誤:It depend on the price.
正:It depends on the price.
3.「人々」はpeople
person の複数形は通常 people です。depends on people は「人々による」、depends on the person は「人による」となります。
難しければ中学英語で言い換えよう
depend on がすぐに出てこなくても、伝えたい内容ごとに簡単に言い換えられます。
- It changes with the weather.(天気によって変わります)
- I’m not sure yet. I need to check the price.(まだ分かりません。値段を確認する必要があります)
- I need your help.(あなたの助けが必要です)
- I use this app every day for work.(仕事で毎日このアプリを使います)
熟語を思い出せなくても、「何が変わるのか」「何が必要なのか」を短い文に分ければ十分に通じます。
まとめ
depend on の核は、「人・物・条件を土台にして成り立つ」です。そのため、「〜次第である」と「〜を頼る・依存する」の両方を表せます。
depend on 条件:条件によって決まるdepend on 人・物:人や物を頼る、依存するdepend on A for B:BをAに頼るdepending on:〜によって、〜次第で
まずは It depends on the weather. と You can depend on me. の2文で、条件と信頼の使い方を身につけてみてください。
表現を一つずつ深く学びたい方は、英熟語・定型表現の総合ガイドもどうぞ。動詞の後ろにどの形を置くか迷いやすい例として、deny doingの意味と使い方もあわせて確認できます。









