
meanは、中学校で「意味する」と習う基本動詞です。しかし実際の会話では、I mean …(つまり・というか)、I didn’t mean to …(〜するつもりではなかった)、I mean it.(本気だよ)など、辞書の訳だけではつかみにくい形で頻繁に登場します。
さらに形容詞になると「意地悪な」、名詞になると「平均」という別の意味もあります。この記事では、日常英会話で優先して覚えたいmeanの意味と使い方を、短い例文と会話で整理します。
動詞のmeanの中心は「言葉・行動・気持ちが何を指しているか」です。そこから「意味する」「意図する」「重要である」という使い方に広がります。
形容詞のmeanは「意地悪な・ひどい」、名詞のmeanは「平均」です。
Contents
meanの意味・発音・活用
meanの発音は /miːn/ で、カタカナなら「ミーン」に近い音です。母音は短い「ミン」ではなく、少し長く伸ばします。
原形:mean
三人称単数:means
過去形・過去分詞:meant
現在分詞:meaning
過去形のmeantは /ment/ に近い音です。meanedとはしないので注意しましょう。
meanの主な意味一覧
| 品詞・形 | 主な意味 | 例 |
|---|---|---|
| 動詞 | 意味する | What does this word mean? |
| mean to+動詞 | 〜するつもりである | I meant to call you. |
| mean+名詞 / that節 | 〜を意味する・〜ということになる | That means we can leave early. |
| mean a lot to | 〜にとって大切である | You mean a lot to me. |
| 形容詞 | 意地悪な・ひどい | Don’t be mean. |
| 名詞 | 平均 | the arithmetic mean |
mean=「意味する」の使い方
単語、標識、発言、行動などが「何を表すか」を言うときの基本用法です。
What does this word mean?
この単語はどういう意味ですか?
“Tiny” means “very small.”
tinyは「とても小さい」という意味です。
What does that sign mean?
あの標識は何を意味していますか?
What does it mean?は、単語・記号・出来事などの「それ」が何を意味するかを尋ねます。一方、What do you mean?は、相手の発言や意図を「どういう意味で言ったの?」と確かめる表現です。
What do you mean?の語調、丁寧な聞き返し方、返答は、What do you mean?の意味と使い方で詳しく解説しています。
That means …=「つまり〜ということ」
前の情報から分かる結果や結論を伝えるときは、That means …が便利です。
The last train has gone. That means we need a taxi.
終電が行ってしまった。つまり、タクシーが必要ということだね。
Does that mean the meeting is canceled?
それは、会議が中止になったということですか?
This discount means you save 2,000 yen.
この割引で2,000円安くなるということです。
I meanの意味は「つまり・というか・いや」
I meanはスラングというより、日常会話でよく使う談話表現です。説明を補う、言い直す、本音を加える、といった働きがあります。日本語は文脈によって「つまり」「というか」「ほら」「いや」に変わります。
1.説明を補う「つまり・というのは」
It’s not far. I mean, we can walk there in ten minutes.
遠くないよ。つまり、歩いて10分で行けるってこと。
I like working from home. I mean, it’s quiet and I can focus.
在宅勤務が好き。というのも、静かで集中できるから。
2.言い間違いを直す「いや・じゃなくて」
Let’s meet on Thursday—I mean, Friday.
木曜日に会おう。いや、金曜日。
She arrived at eight. I mean, around eight thirty.
彼女は8時に着いた。いや、8時半ごろだった。
3.言いにくい本音を足す「だって・というか」
I don’t think I’ll go. I mean, I barely know anyone there.
たぶん行かないかな。だって、そこに知り合いがほとんどいないし。
He’s nice, but I mean, we just met.
彼はいい人だけど、というか、会ったばかりだしね。
I meanを毎文に入れると、話がまとまっていない印象になることがあります。必要なときに、説明・訂正・本音の合図として使うのが自然です。
mean to+動詞=「〜するつもり」
mean to doは「〜することを意図する・〜するつもりである」という意味です。特に過去形のmeant toや否定形のdidn’t mean toが会話でよく使われます。
I meant to …=「〜するつもりだった」
I meant to call you yesterday.
昨日、あなたに電話するつもりだった。
I’ve been meaning to ask you something.
ずっとあなたに聞こうと思っていたことがあるんです。
We meant to book the restaurant earlier.
もっと早くそのレストランを予約するつもりでした。
I’ve been meaning to …は「前からずっと〜しようと思っていた」という定番表現です。まだ実行できていないことを切り出すときに使えます。
I didn’t mean to …=「〜するつもりではなかった」
I’m sorry. I didn’t mean to hurt you.
ごめんなさい。あなたを傷つけるつもりはなかったんです。
I didn’t mean to interrupt.
話を遮るつもりではありませんでした。
We didn’t mean to keep you waiting.
あなたを待たせるつもりはありませんでした。
謝る場面では、最初にI’m sorry.を添えると誠意が伝わります。「故意ではなかった」と言うだけで、起きたことへの謝罪まで済むわけではありません。
I mean it.=「本気だよ・本当にそう思う」
mean itは、口にしたことが冗談やお世辞ではなく本心だと伝える表現です。
Your presentation was excellent. I mean it.
プレゼン、本当に素晴らしかったよ。本気でそう思う。
Stop doing that. I mean it.
それをやめて。本気で言ってるよ。
Do you really mean it?
それ、本当に言ってるの?
褒め言葉の後なら「お世辞じゃないよ」、注意の後なら「冗談じゃなく本気だよ」というニュアンスになります。
mean a lot to+人=「人にとってとても大切」
A means a lot to Bは「AはBにとって大きな意味がある」、自然な日本語では「とても大切である」です。
You mean a lot to me.
あなたは私にとってとても大切な人です。
Your support means a lot to us.
あなたの支えは私たちにとって本当に大きなものです。
This project means a lot to her.
このプロジェクトは彼女にとってとても重要です。
人だけでなく、支援、言葉、思い出、仕事などにも使えます。お礼ならIt means a lot to me.(私にとって本当にうれしい・ありがたいです)も自然です。
形容詞mean=「意地悪な・ひどい」
be動詞の後や名詞の前に置かれたmeanは、動詞ではなく形容詞である可能性があります。人や言動について「意地悪な・冷たい・ひどい」という意味です。
Don’t be mean.
意地悪しないで。
Why are you being so mean to me?
どうして私にそんな意地悪をするの?
That was a mean thing to say.
それはひどい言い方だったよ。
She’s not mean. She’s just very direct.
彼女は意地悪なんじゃなくて、ただとても率直なんです。
be mean to+人で「人に意地悪をする」です。友人同士でYou’re so mean!と言えば冗談めくこともありますが、声の調子や関係によっては強い非難になるため注意しましょう。
be meant toの意味と使い方
be meant toには、主に「〜することになっている」「〜するためのものだ」「〜する運命だ」という使い方があります。
You’re meant to sign here.
ここに署名することになっています。
This button is meant to open the door.
このボタンはドアを開けるためのものです。
Maybe we were meant to meet.
もしかすると、私たちは出会う運命だったのかも。
「ルール・予定」なのか「目的」なのか「運命」なのかは、主語と文脈から判断します。
meanとmeaningの違い
meanは主に動詞「意味する」、meaningは名詞「意味」です。
What does this phrase mean?
このフレーズはどういう意味ですか?
What’s the meaning of this phrase?
このフレーズの意味は何ですか?
どちらもほぼ同じ内容を尋ねられますが、日常会話ではWhat does … mean?が簡潔でよく使われます。なお、meansは動詞meanの三人称単数形のほか、「手段・資力」という名詞にもなります。
初心者はこの5フレーズから覚えよう
意味を一度に全部覚える必要はありません。まずは次の5つを場面ごと覚えると、会話ですぐ使えます。
What does this mean?:これはどういう意味?
I mean …:つまり・というか
I didn’t mean to …:〜するつもりではなかった
I mean it.:本気だよ
Don’t be mean.:意地悪しないで
ミニ会話で確認
A:Why didn’t you reply?
どうして返事をくれなかったの?
B:I’m sorry. I didn’t mean to ignore you. I was busy. I mean, really busy.
ごめん。無視するつもりはなかったんだ。忙しくて。というか、本当にすごく忙しかったんだ。
A:Okay, but don’t be mean next time.
分かった。でも次は冷たくしないでね。
meanでよくある間違い
What are you mean?とは言わない
meanを動詞として使うので、正しくはWhat do you mean?です。be動詞のareは使いません。
It’s meanとIt meansを混同しない
It means …:それは〜を意味します(動詞)
It’s mean.:それは意地悪です・ひどいです(形容詞)
「それは〜という意味」と言いたいときはIt means …です。
mean toの後は動詞の原形
I didn’t mean to hurt you.のように、toの後には動詞の原形を置きます。名詞を続けるなら、通常はmean+名詞の形になります。
meanに関するよくある質問
Q.I meanは失礼ですか?
A.それ自体は失礼ではありません。説明や訂正に使うごく一般的な表現です。ただし、相手の話を遮って強い口調で繰り返すと、いら立った印象になることがあります。
Q.You mean …?はどういう意味ですか?
A.「つまり〜ということ?」と相手の意図を確認する表現です。たとえばYou mean we have to start over?なら「つまり、最初からやり直さないといけないってこと?」です。
Q.meanには「ケチな」という意味もありますか?
A.あります。特にイギリス英語では、人について「お金を使いたがらない・けちな」という意味でも使われます。ただし日常会話でまず優先したい形容詞の意味は「意地悪な」です。
Q.名詞meanの「平均」は日常会話でも使いますか?
A.数学・統計では使いますが、日常会話ではaverageのほうが一般的です。meanは文脈によって算術平均を指す専門的な語になります。
まとめ
meanは「意味する」を出発点に、「意図する」「本気で言う」「大切である」へ広がる基本語です。まずはI mean …、I didn’t mean to …、I mean it.、mean a lot to …をかたまりで覚えましょう。
また、You’re mean.では形容詞の「意地悪な」になる点も大切です。文の中でmeanが動詞なのか形容詞なのかを見ると、意味を判断しやすくなります。
【必見動画】基本動詞をコアイメージで学ぼう
meanのような基本動詞は、訳語を一つずつ暗記するより、中心のイメージと定番の形をセットで覚えると会話で使いやすくなります。
【イラスト付き/教材級】英会話の9割がわかるようになる基本動詞Top55【総集編】では、基本動詞55個をイラスト付きで解説しています。










