映画『ゼロ・グラビティ』(原題:Gravity)を紹介してくれたMichaelは、冒頭から「映画館で観るべき作品だ」と強くすすめています。
圧倒的な映像、暗く不穏な音響、無駄のない物語、俳優の演技。宇宙空間で次々と危機に襲われる登場人物を観ていると、文字どおり椅子の端まで身を乗り出すような気持ちになります。
Michaelの原稿には、そんな「ハラハラする」「息をのむ」「間違いなく素晴らしい」という映画の感想を伝える英語がたくさんありました。この記事では、特に日常会話でも使いやすい表現を例文とともに整理します。
Contents
- 1 映画『ゼロ・グラビティ』(Gravity)はどんな作品?
- 2 gravityの意味|重力・重大さ
- 3 1. on the edge of your seat|ハラハラして身を乗り出す
- 4 2. not for the faint of heart|怖がりな人には向かない
- 5 3. one thing after another|次から次へと
- 6 4. find a way to …|〜する方法を見つける
- 7 5. heart-racing|胸が高鳴る・手に汗握る
- 8 6. stunning・spectacular・impressive|「すごい」を具体的に
- 9 7. without a doubt|間違いなく
- 10 8. be best seen …|〜で観るのがいちばん
- 11 映画の感想を伝える初心者向けミニ会話
- 12 まとめ|ハラハラする映画を英語で語ろう
映画『ゼロ・グラビティ』(Gravity)はどんな作品?
『ゼロ・グラビティ』は、宇宙で船外活動中の事故に遭ったライアン・ストーン博士とマット・コワルスキー船長が、地球への生還を目指すサバイバル・スリラーです。サンドラ・ブロックとジョージ・クルーニーが出演し、アルフォンソ・キュアロンが監督・共同脚本を務めました。 Michaelが感じた魅力は、単なる宇宙の美しさではありません。静けさの中にある恐怖、次々と起きる想定外の出来事、そして生きて帰れるのか分からない緊張感です。作品概要はWarner Bros.公式作品ページで確認できます。 本作は第86回アカデミー賞で監督賞、撮影賞、視覚効果賞など7部門を受賞しました。制作技術と受賞部門についてはAcademy公式の『Gravity』解説にもまとめられています。gravityの意味|重力・重大さ
gravity の基本的な意味は「重力」です。Gravity pulls objects toward the Earth.一方で、gravityには「重大さ」「深刻さ」という意味もあります。
重力は物体を地球へ引き寄せます。
She understood the gravity of the situation.宇宙の無重力状態を描きながら、生死に関わる状況の重さも描く作品なので、原題のGravityには二重の響きを感じられます。
彼女は事態の深刻さを理解しました。
1. on the edge of your seat|ハラハラして身を乗り出す
Michaelが作品の緊張感を表すために使ったのが、on the edge of your seatです。 直訳すると「椅子の端に座って」。そこから、先が気になってハラハラする・身を乗り出して見入るという意味になります。Cambridge Dictionaryでも、次に何が起こるか知りたくて、興奮しながら注意を集中している状態として説明されています。The movie kept me on the edge of my seat.
その映画にはずっとハラハラさせられました。
I was on the edge of my seat during the final scene.よく使う形は次の2つです。
最後の場面では固唾をのんで見守っていました。
- be on the edge of one’s seat:ハラハラしている
- keep someone on the edge of their seat:人をハラハラさせ続ける
2. not for the faint of heart|怖がりな人には向かない
not for the faint of heart は、怖いことや厳しいことに耐えられない人には向かない、という意味の決まり文句です。 ここでのfaintは「かすかな」ではなく、「気の弱い・勇気のない」というイメージ。heartは勇気や精神力を表しています。This movie is not for the faint of heart.
この映画は怖がりな人には向きません。
Space travel is not for the faint of heart.ホラー映画だけでなく、激しい絶叫マシン、困難な挑戦、厳しい仕事などにも使えます。ただし少し大げさでドラマチックな表現なので、冗談めかして使われることもあります。
宇宙旅行は気の弱い人にできるものではありません。
3. one thing after another|次から次へと
『ゼロ・グラビティ』では、宇宙飛行士が一つの危機を切り抜けても、すぐに次の問題が起きます。その状況を自然に表すのがone thing after anotherです。One thing after another went wrong.
次から次へと問題が起きました。
It was one problem after another.日常生活にもそのまま使えます。
問題が次から次へと続きました。
Today was exhausting. It was one thing after another.良いことが続く場合にも文法上は使えますが、多くの場合、トラブルや面倒な出来事が連続する場面で使われます。
今日は疲れました。次から次へといろいろ起きたんです。
4. find a way to …|〜する方法を見つける
危機的な状況の中で、登場人物は地球へ戻る方法を探し続けます。They try to find a way to return to Earth safely.find a way to+動詞で「〜する方法を見つける」です。
彼らは無事に地球へ戻る方法を見つけようとします。
We need to find a way to solve this problem.
この問題を解決する方法を見つける必要があります。
She found a way to stay calm.return自体に「戻る」という意味があるため、同じ意味のbackを重ねず、return to Earthとするのが自然です。より会話的に言うならget back to Earthも自然です。
彼女は冷静でいる方法を見つけました。
5. heart-racing|胸が高鳴る・手に汗握る
heart-racingは、心臓が速く鼓動するような興奮や緊張を表す形容詞です。It’s a heart-racing thriller.
手に汗握るスリラーです。
The final sequence was heart-racing.似た表現にheart-poundingがあります。
最後の一連の場面には胸が高鳴りました。
The film delivers a heart-pounding experience.恋愛で胸が高鳴る場合にも使えますが、映画紹介では恐怖・緊張・興奮の強い作品によく合います。
その映画は鼓動が速くなるような体験を与えてくれます。
6. stunning・spectacular・impressive|「すごい」を具体的に
Michaelは映像や音響を複数の形容詞で評価していました。映画の感想でIt was good.だけになりがちな方は、対象に合わせて形容詞を変えてみましょう。- stunning visuals:息をのむほど美しい映像
- spectacular special effects:壮観な特殊効果
- an impressive soundtrack:印象的なサウンドトラック
- superb acting:見事な演技
- deft camerawork:巧みなカメラワーク
The visuals were stunning.
映像は息をのむほど見事でした。
Sandra Bullock’s performance was superb.初心者ならまずstunningとimpressiveの2語を覚えるだけでも、感想がかなり豊かになります。
サンドラ・ブロックの演技は見事でした。
7. without a doubt|間違いなく
without a doubtは「疑いなく」「間違いなく」。強い確信を込めて感想を述べる表現です。It is, without a doubt, one of the best space movies I’ve seen.
間違いなく、私が観た中で最高の宇宙映画の一つです。
She was, without a doubt, the heart of the film.文頭にも置けます。
彼女は間違いなく、その映画の中心でした。
Without a doubt, it’s worth watching.日常会話ではdefinitelyでも同じ方向の意味を簡潔に伝えられます。
間違いなく、観る価値があります。
8. be best seen …|〜で観るのがいちばん
Michaelの感想の核になっていたのが、次の型です。This movie is best seen on a big screen.be best+過去分詞で「〜するのがいちばんよい」「〜されると最もよさが分かる」と表現できます。
この映画は大きなスクリーンで観るのがいちばんです。
This film is best watched with headphones.
この映画はヘッドホンで観るのがおすすめです。
This dish is best served hot.現在は自宅で観る場合でも、Michaelが重視した映像と音響を味わうなら、できるだけ大きな画面とよい音で観たい作品です。
この料理は熱いうちに出すのがいちばんです。
映画の感想を伝える初心者向けミニ会話
A: How did you like Gravity?最初は次の3つだけでも十分です。
『ゼロ・グラビティ』はどうでしたか?
B: It kept me on the edge of my seat.
ずっとハラハラしました。
A: Was it scary?
怖かったですか?
B: Yes. It’s not for the faint of heart, but the visuals were stunning.
はい。怖がりな人には向きませんが、映像は見事でした。
- It kept me on the edge of my seat.
- The visuals were stunning.
- It’s definitely worth watching.
まとめ|ハラハラする映画を英語で語ろう
- on the edge of your seat:ハラハラして身を乗り出す
- not for the faint of heart:怖がりな人には向かない
- one thing after another:次から次へと
- find a way to …:〜する方法を見つける
- heart-racing:胸が高鳴る・手に汗握る
- stunning visuals:息をのむほど見事な映像
- without a doubt:間違いなく
- be best seen …:〜で観るのがいちばん
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