ノンフィクション映画から学ぶ英会話:英会話初心者に役立つ無料の英語学習コンテンツ



映画『ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ』(原題:The Founder)は、マクドナルドを巨大チェーンへ拡大したレイ・クロックを描く伝記ドラマです。
成功物語として爽快に描くだけでなく、優れた仕組みを考えた人と、それを世界へ広げた人のどちらが「創業者」なのかを問いかけます。営業、交渉、契約、フランチャイズなど、仕事に関する英語を学びたい人にも相性のよい作品です。
Contents
1954年、レイ・クロックは飲食店向けのマルチミキサーを売り歩いていました。ある日、カリフォルニア州で店を営むマックとディックのマクドナルド兄弟から、大量の注文が入ります。
兄弟の店を訪れたレイは、短時間で料理を提供する「スピーディー・サービス・システム」に衝撃を受けます。メニューを絞り、作業を標準化し、速さと品質を両立する仕組みに大きな可能性を見いだしたのです。
レイは兄弟を説得してフランチャイズ展開を始めます。しかし、成長を急ぐレイと品質を守りたい兄弟の考えは次第に衝突します。作品は、ビジネスの成功に必要な執念と、その成功が誰かから奪ったものの両方を描きます。

founderは「創業者」「設立者」という意味です。動詞foundは「設立する」で、過去形と過去分詞はfoundedです。
foundは、find(見つける)の過去形も同じつづりです。ただし、設立するという意味のfoundは規則変化してfoundedになります。
タイトルにTheが付いている点も重要です。「一人の創業者」ではなく、「その創業者と呼ばれる人物」を示しながら、本当に誰が創業者なのかという作品の皮肉を含んでいます。
英語学習の難易度は中級〜中上級です。日常会話に加え、契約、店舗運営、不動産、フランチャイズに関する語彙が登場します。一方、レイの営業トークは相手を説得する構成が明確で、プレゼン英語の観察にも向いています。
最初は日本語字幕で利害関係を把握し、次に英語字幕で交渉場面を見直すと理解しやすくなります。

dog-eat-dogは、成功のために人々が激しく争う「食うか食われるかの」「弱肉強食の」という意味です。名詞の前ではハイフンでつなぐのが一般的です。
単に競争が激しいだけでなく、互いに容赦しないという否定的なニュアンスを持ちます。自社の文化を好意的に紹介するときには避けたほうがよい表現です。
get rid of + 名詞は「〜を取り除く」「〜を処分する」「〜から解放される」という意味です。
人を目的語にすると「その人を追い払う」「排除する」という強い響きになりやすいため、職場では注意が必要です。退職や担当変更を中立的に述べる表現ではありません。

persistenceは「粘り強さ」「あきらめずに続けること」です。形容詞はpersistentです。
レイを象徴する言葉ですが、作品は粘り強さを無条件に美化していません。目標を追う力が、倫理や他者への敬意を欠いたときに何へ変わるのかも見どころです。
会話をそのまま暗記するより、「相手の懸念を確認する」「提案の利点を示す」「条件に反対する」といった機能ごとに表現を整理すると、実際の仕事でも応用しやすくなります。

レイ・クロック役のマイケル・キートンが、再起を目指す俳優を演じた『バードマン』の英語学習記事もあります。
また、ジョン・リー・ハンコック監督の別作品なら、『ウォルト・ディズニーの約束』で学ぶ英語もあわせて楽しめます。
ジャンルから探す場合は、仕事・キャリア映画で英語を学ぶ作品ガイドと、ヒューマンドラマ映画の英語学習ガイドをご覧ください。
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