pointの意味はなぜ多い?点・要点・目的・得点・指すがつながるイメージ

pointの場所・要点・目的・得点・指すという意味の広がりを示すアイキャッチ画像

pointには、「点」「場所」「時点」「要点」「目的」「得点」、さらに動詞の「指す」まであります。

日本語にすると別々の言葉ですが、学習者向けには「広い範囲の中から、一点を選び出して焦点を合わせる」という景色で捉えると、主な意味をつなげやすくなります。

先に結論
pointの出発点は、小さくはっきりした「一点」です。

空間の一点なら場所、時間の一点なら時点、話の中で注目すべき一点なら要点、目指す一点なら目的、競技で数える一点なら得点になります。動詞のpointは、指や物の先を使って「そこ」と示す動きです。

しゅみすけ(大山俊輔)

pointを日本語一語に固定する必要はありません。「広い中のどこに焦点を当てているか」を見ると、その文での意味を判断しやすくなります。

pointにはどんな意味がある?

まずは代表的な使い方を比べてみましょう。

Mark this point on the map.
地図上のこの地点に印を付けてください。

At that point, I changed my mind.
その時点で、私は考えを変えました。

That’s a good point.
それはもっともな指摘です。

What’s the point?
何の意味があるのですか。

Our team scored ten points.
私たちのチームは10点取りました。

She pointed at the door.
彼女はドアを指さしました。

学校英語では意味ごとに訳語を覚えることが多いでしょう。それも必要ですが、訳語だけでは同じpointが使われる理由が見えません。

pointの中心は「一点を選び、そこへ注意を向ける」

ここでは、pointを「広がりの中から、ここだと一点を選ぶ」語として捉えます。

  • 空間から一点を選ぶ → 場所・地点
  • 時間の流れから一点を選ぶ → 時点・段階
  • 話の中から重要な一点を選ぶ → 要点・主張
  • 行動が目指す一点を選ぶ → 目的・意味
  • 競技の成果を一点ずつ数える → 得点
  • 指先を一点へ向ける → 指す・示す

これは辞書に載るすべての専門用法を、一枚の絵で厳密に説明するものではありません。pointには歴史的に「刺した跡」や「鋭い先端」に関わる流れもあります。ここでは、現代の主要な用法を理解しやすくする見方として紹介します。

pointが場所・時点・要点・目的・得点・方向へ意味を広げる仕組みを示す解説図

場所・時点のpoint:範囲の中の「ここ」

空間の中で正確な場所を示すとpointは「地点」になります。

This is the highest point on the mountain.
ここが山で最も高い地点です。

Let’s meet at this point.
この地点で会いましょう。

The two lines meet at one point.
二本の線は一点で交わります。

同じ考え方を時間へ移すと「時点・段階」です。

At this point, we need more information.
現時点では、さらに情報が必要です。

There was a point when I wanted to quit.
辞めたいと思った時期がありました。

We’ve reached the point of no return.
もう後戻りできない段階に達しました。

場所の広がりから一点を選ぶか、時間の流れから一点を選ぶかの違いです。

要点・主張のpoint:話の中で注目すべき一点

会話や文章では、たくさんの情報の中から取り出した重要な一点がpointになります。

That’s a good point.
それはもっともな指摘です。

I see your point.
あなたの言いたいことは分かります。

Let me explain my point.
私の主張を説明させてください。

Get to the point.
要点を言ってください。

I see your point.は、相手に全面的に賛成するとは限りません。「あなたが焦点を当てている部分は理解できる」というニュアンスでも使えます。

  • I agree with you.:あなたに賛成です
  • I see your point.:あなたの言いたいこと・見方は理解できます

しゅみすけ(大山俊輔)

That’s a good point.は「よい点ですね」と機械的に訳すより、「そこは大事な指摘ですね」と考えると、会議や日常会話で自然に使えます。

What’s the point?のpointは「目的・意味」

行動が向かう先、つまり目指す一点が見えないとき、pointは「目的・意味」になります。

What’s the point of + 名詞・動名詞?
=それをする目的・意味は何ですか。

What’s the point of arguing?
言い争って何になるのですか。

There’s no point in waiting.
待っても意味がありません。

The point of this exercise is to speak without translating.
この練習の目的は、訳さずに話すことです。

What’s the point?は言い方によっては「そんなことをして何になるの?」という否定的・いら立った響きを持ちます。純粋に目的を質問するなら、What’s the purpose of this?のほうが中立的です。

得点のpoint:成果を一単位ずつ数える

スポーツ、ゲーム、試験などでは、成果を数える単位としてpointを使います。

We won by two points.
私たちは2点差で勝ちました。

She scored 95 points on the test.
彼女はテストで95点取りました。

You get one point for each correct answer.
正解一つにつき1点もらえます。

一つひとつ区切って数えられる「点」が、そのまま評価や得点の単位へ広がっています。

動詞のpoint:先を一点へ向ける

動詞のpointは、指・物の先・矢印などを特定の方向へ向けます。

She pointed at the map.
彼女は地図を指さしました。

He pointed to the empty chair.
彼は空いている椅子を指し示しました。

The arrow points north.
矢印は北を指しています。

一般的には、point atは指や物を対象へ直接向ける動作、point toは対象・方向を示す働きに焦点を置きやすい表現です。ただし、実際には文脈によって重なる場合もあります。

抽象的には「証拠がある結論を示す」という意味にもなります。

The evidence points to a simple explanation.
その証拠は、単純な説明が妥当だと示しています。

All signs point to recovery.
あらゆる兆候が回復を示しています。

日本人がpointを混同しやすい理由

日本語では「点・地点・時点・要点・目的・得点・指す」を別々の語で表します。そのため、英単語と日本語訳を一対一で結ぶと、pointが意味の多すぎる単語に見えます。

意味を判断するときは、pointの前後を見ましょう。

  • at this point → 場所または時点
  • the main point → 要点
  • have a point → もっともな主張がある
  • the point of doing → 行う目的・意味
  • score points → 得点する
  • point at / to → 指す・示す

point単独ではなく、一緒に使われる語と文の場面が意味を絞ります。

会話ではこの5つから使おう

That’s a good point.
それは大事な指摘ですね。

I see your point.
言いたいことは分かります。

What’s the point?
それをして何になるのですか。

At this point, we should wait.
現時点では待つべきです。

Could you point me in the right direction?
どちらへ行けばよいか教えていただけますか。

最後の例は、実際に方向を教えてもらう場合にも、解決への手がかりを求める場合にも使えます。

まとめ:pointは広い中から「ここ」を選ぶ

pointの主な意味は、広い範囲から一点を選び、そこへ焦点を合わせるという景色で整理できます。

  • 空間の一点 → 場所・地点
  • 時間の一点 → 時点・段階
  • 話の中の一点 → 要点・主張
  • 目指す一点 → 目的・意味
  • 数える一点 → 得点・単位
  • 一点へ先を向ける → 指す・示す

しゅみすけ(大山俊輔)

pointを見たら、「どの広がりから、どの一点を選んでいるのか」を考えてみてください。場所・時間・会話・目的のどれかが分かれば、訳語も自然に決まります。

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この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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