
newsは最後にsがあるため、複数形のように見えます。それなのに、英語ではThe news is good.といい、通常はThe news are good.とはいいません。
結論からいうと、newsのsは複数形のsとして働いていません。現代英語のnewsは、さまざまな知らせを「情報のまとまり」として捉える不可算名詞です。そのため、文法上は単数扱いになります。
しゅみすけ(大山俊輔)
Contents
結論:newsにはisを使う
| 表現 | 自然さ | 理由 |
|---|---|---|
| The news is good. | ○ | newsは不可算名詞で単数扱い |
| The news was surprising. | ○ | 過去でもwasを使う |
| The news are good. | × | newsを複数名詞として扱っている |
| a news | 通常は× | newsをそのまま一件、二件とは数えない |
newsは見た目こそ複数形のようですが、通常はinformation、advice、furnitureなどと同じように、数えない名詞として使われます。
- This news is important.
この知らせは重要です。 - That was wonderful news.
それはすばらしい知らせでした。 - There is some good news.
よい知らせがあります。
学校文法では「形は複数、扱いは単数」と習う
学校文法では、newsは「語尾にsがあるが単数扱いする名詞」と説明されます。この説明は正しく、まずnews+is/wasと覚えることは大切です。
ただし、「例外だから丸暗記」とだけ考えると、なぜa newsやtwo newsが不自然なのかまではつながりません。そこで、newsがどのような景色を見せているのかを考えてみましょう。
newsは「いくつもの知らせを包んだ情報のまとまり」
ニュース番組には、政治、天気、経済、スポーツなど、いくつもの話題が含まれます。しかし英語のnewsは、それらを一件ずつ並べた複数の物としてではなく、新しく届いた情報のまとまりとして見せます。

これは、現実に情報が一件しかないという意味ではありません。複数の内容が入っていても、文の中では輪郭を一件ずつ切らず、情報の広がりとして扱っているのです。
しゅみすけ(大山俊輔)
語尾のsがあっても、必ず複数形とは限らない
英語学習では、名詞+s=複数形が基本です。ただし、単語の最後にある文字のsが、いつも文法上の複数を示すとは限りません。
- news is:知らせ・報道というまとまり
- mathematics is:数学という学問分野
- physics is:物理学という学問分野
一方、次の語は複数扱いです。
- These pants are new.(このズボンは新品です)
- My scissors are sharp.(私のはさみはよく切れます)
つまり、見た目だけでis/areを決めず、その名詞が英語の中で単数・複数のどちらとして働いているかを見る必要があります。
newsを数えたいときはどうする?
newsそのものには、通常aをつけたり、数字を直接置いたりしません。一件の知らせとして輪郭を作りたいときは、数えられる単位を添えます。
a piece of news:一つの知らせ
I have a piece of good news for you.
あなたに一つ、よい知らせがあります。
She gave me two pieces of news.
彼女は私に二つの知らせを伝えました。
pieceが「一つ分」という輪郭を作るため、数える場合はpieceのほうがpiecesになります。
a news story/a news report:一本の記事・報道
- I read an interesting news story.
興味深いニュース記事を一本読みました。 - They aired three news reports.
彼らは三本のニュース報道を放送しました。
storyやreportは一つずつ数えられるため、具体的な記事・報道を数えたい場面に向いています。
| 表したいもの | 英語 | 数え方 |
|---|---|---|
| 報道・知らせ全体 | news | そのまま数えない |
| 一つの知らせ | a piece of news | pieceを数える |
| ニュース記事 | a news story | storyを数える |
| 一本の報道 | a news report | reportを数える |
good newsにaがつかないのはなぜ?
日本語の「一つのよい知らせ」につられて、a good newsといいたくなることがあります。しかし、goodはnewsの内容を説明しているだけで、newsに一つの輪郭を与えてはいません。
- Good news!(朗報です!)
- I have some good news.(よい知らせがあります)
- I have a piece of good news.(一つ、よい知らせがあります)
a good newsではなく、数を限定しないならsome good news、一件だと明示するならa piece of good newsが自然です。
「NEWSは東西南北の頭文字」は本当?
newsはNorth・East・West・Southの頭文字を集めた語だ、という説明を見かけることがあります。しかし、これは一般に認められた語源ではありません。
学習上は語源説に頼るより、現代英語ではnewsという一語が不可算名詞として定着していると理解するほうが安全です。語尾のsを切り離して「複数形の印」と判断しないようにしましょう。
会話でよく使うnewsの表現
What’s the news?
What’s the news?
何か新しい知らせは?/どんな状況ですか?
I have good news and bad news.
I have good news and bad news.
よい知らせと悪い知らせがあります。
good newsとbad newsは、どちらも不可算名詞として使われています。
Have you heard the news?
Have you heard the news?
そのニュース、聞きましたか?
ここでtheがつくのは、話し手と聞き手が「どの知らせか」を特定できると考えているからです。theがついてもnewsが数えられる名詞に変わるわけではありません。
No news is good news.
No news is good news.
便りがないのはよい便り。
このことわざでも、主語のno newsを受ける動詞はisです。
日本人が間違えやすい理由
日本人学習者がThe news are…といいやすい理由は、英語の基本ルールをきちんと学んでいるからでもあります。
- 複数形にはsをつけると学ぶ
- newsの最後にsが見える
- 複数だからareだと判断する
しかし、ここでは三つ目へ進む前に、このsは本当に複数形のsなのかを確認する必要があります。newsは単語全体で一つの不可算名詞です。
しゅみすけ(大山俊輔)
まとめ:newsのsではなく、名詞の見せ方を見る
- newsは語尾にsがあっても、現代英語では不可算名詞
- 動詞はThe news is/was…と単数扱いする
- a news/two newsとは通常いわない
- 一件ならa piece of news、記事ならa news story
- 語尾の形だけでなく、英語が対象をどんな単位で見せているかを考える
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