
「三つ子の魂百まで」は英語でどう言えばよいのでしょうか。意味の近い英語のことわざには、As the twig is bent, so grows the tree. などがあります。
ただし、これは少し古風で比喩的な表現です。日常会話では、What you learn as a child stays with you.(子どものころに身につけたことは、その後も残る)のように、意味を簡単な英語へほどくほうが自然に伝わります。
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「三つ子の魂百まで」の意味とは?
「三つ子の魂百まで」とは、幼いころに身についた性格や習慣は、年を取ってもなかなか変わらない、という意味のことわざです。
ここでいう「三つ子」は三つ子のきょうだいではなく、幼い子どもを指します。「魂」も幽霊の意味ではなく、生まれ持った性質や幼少期に形づくられた性格という意味です。
よい習慣にも、直しにくい癖にも使えます。子どものころから本が好きな人が、大人になっても読書を続けているような場面です。
「三つ子の魂百まで」は英語でどう言う?
日本語と完全に同じ形の定番表現はありませんが、次の英語が意味の近い候補です。
- As the twig is bent, so grows the tree.
若い枝が曲がった方向に、その木は育つ。 - The child is father of the man.
子ども時代が大人の自分をつくる。 - What you learn in childhood stays with you for life.
子どものころに身につけたことは一生残る。 - Childhood habits are hard to change.
子どものころの習慣は変えにくい。
英語のことわざとして紹介するなら As the twig is bent, so grows the tree.、会話で意味を分かりやすく説明するなら What you learn as a child stays with you. が使いやすいでしょう。
主要な英語表現の意味と違い
As the twig is bent, so grows the tree.
twig は「小枝」です。若い枝が曲がった方向へ木が育つように、幼いころの教育や経験が、その後の人間形成に影響するという比喩です。
「幼少期の性格が残る」という日本語の意味に近い一方、英語では周囲の教育や育て方の影響を強く感じさせる場合があります。また、現代の日常会話では少し古風です。
The child is father of the man.
詩人ウィリアム・ワーズワースの有名な一節に由来する表現で、「子ども時代の性質や経験が、大人になった自分を形づくる」という意味です。
直訳すると「子どもは大人の父」となりますが、親子関係を話しているわけではありません。文学的な響きがあるため、会話で突然使うより、ことわざの説明や文章に向いています。
What you learn as a child stays with you.
難しい比喩を使わず、意味をそのまま伝える自然な言い換えです。learn と stay という基本動詞だけで作れます。
Good habits you learn as a child often stay with you.
子どものころに身につけたよい習慣は、その後も残ることが多いです。
しゅみすけ(大山俊輔)
「三つ子の魂百まで」をぱっと英語で言うなら
会話ですぐ使うなら、次の表現がおすすめです。
- What you learn as a child stays with you.
子どものころに身につけたことは、その後も残ります。 - Childhood habits are hard to change.
子どものころの習慣は変えにくいです。 - People do not change much from childhood.
人は子どものころから、それほど変わりません。
よい習慣について話すなら最初の文、直しにくい癖なら2つ目、生まれ持った性格なら3つ目が自然です。
初心者でも言える簡単な英語
「幼少期」「人格形成」などの難しい英単語が出てこなくても大丈夫です。昔の行動と今の行動を、2つの短文で並べるだけでも意味は伝わります。

- She liked books as a child.
彼女は子どものころ、本が好きでした。 - She still reads every day.
彼女は今も毎日、本を読みます。 - He learned it when he was young.
彼は幼いころに、それを身につけました。 - He still does it now.
彼は今でも、それをしています。 - That habit stayed with her.
その習慣は彼女に残りました。
しゅみすけ(大山俊輔)
基本動詞・SVO中心の短文
使う動詞は like / learn / read / do / keep / change などで十分です。
- I loved music as a child.
私は子どものころ、音楽が大好きでした。 - I still play the piano.
私は今もピアノを弾きます。 - My father taught me this habit.
父が私にこの習慣を教えました。 - I kept the habit.
私はその習慣を続けました。 - Her personality did not change much.
彼女の性格はあまり変わりませんでした。
「三つ子の魂百まで」を使う英会話例
子どものころから読書好きな人
A: You read a lot, don’t you?
B: Yes. I loved books as a child, too.
A: What you learn as a child stays with you.
A: 本当によく本を読むよね。
B: うん。子どものころから本が大好きだったんだ。
A: 子どものころに身についたものは残るんだね。
昔から変わらない性格
A: Was Mika always this friendly?
B: Yes. She talked to everyone when she was little.
A: People do not change much from childhood.
A: ミカは昔からこんなに人懐っこかったの?
B: うん。小さいころから誰にでも話しかけていたよ。
A: 人は子どものころから、あまり変わらないんだね。
似た表現との違い
Old habits die hard.
Old habits die hard. は「古い習慣はなかなか抜けない」という意味です。「三つ子の魂百まで」と似ていますが、必ずしも子どものころからの習慣とは限りません。悪い癖や直したい習慣について使われることが多い表現です。
You can’t teach an old dog new tricks.
「年を取ると新しいことを覚えにくい」という意味です。幼少期の性格が残ることではなく、年を取ったあとの変化や学習の難しさに焦点があります。人に向けると失礼に聞こえることがあるため注意しましょう。
Like father, like son.
「この父にしてこの子あり」「親子は似る」という意味です。性格や行動の継続ではなく、親と子の類似を表すため、「三つ子の魂百まで」とは焦点が異なります。
場面別の使い分け
- 英語の近いことわざを紹介: As the twig is bent, so grows the tree.
- 子ども時代が大人を形づくる: The child is father of the man.
- 簡単に意味を説明: What you learn as a child stays with you.
- 昔から変わらない性格: People do not change much from childhood.
- 抜けない古い習慣: Old habits die hard.
日本語のことわざを説明するときは、英語の定型表現を一つ当てはめるだけでなく、性格・習慣・教育のどれについて話しているかを補うと、より正確に伝わります。
まとめ|「三つ子の魂百まで」は昔と今に分けて伝えよう
「三つ子の魂百まで」に近い英語のことわざは、As the twig is bent, so grows the tree. です。ただし少し古風で、育て方の影響を強く感じさせることがあります。
普段の英会話なら、What you learn as a child stays with you. が分かりやすく自然です。さらに簡単にするなら、She liked books as a child. She still reads every day. のように、昔と今を2文で伝えましょう。
難しいことわざを覚えていなくても、身近な基本動詞で状況をほどけば、意味は十分に伝えられます。








