coincide withの意味は?「一致する・重なる」の使い方とmatchとの違い

coincide withの意味・使い方・語順を示すアイキャッチ画像

coincide with は、二つの出来事・日程・内容などが「一致する」「重なる」ことを表す英語表現です。

My business trip coincides with her visit. なら「私の出張と彼女の訪問が重なっています」。The results coincide with our expectations. なら「結果は私たちの予想と一致しています」です。

日本語では同じ「一致する」でも、時間が重なるのか、内容が合うのかで自然な訳が変わります。この記事では、coincide の中心イメージ、coincide with の語順、日常・仕事で使える例文、match・agree withとの違いまで整理します。

英熟語・定型表現の一覧もあわせてご覧ください。

coincide withの基本的な意味

基本の形は次のとおりです。

A coincides with B
=AがBと同じ時期・内容・位置に重なる

coincide は自動詞なので、「Aと一致する」と言うときは with を続けます。

  • Our vacation coincides with the summer festival.
    私たちの休暇は夏祭りの時期と重なります。
  • The meeting coincides with my dentist appointment.
    その会議は私の歯医者の予約と重なっています。
  • His account coincides with the witness’s statement.
    彼の説明は目撃者の証言と一致しています。

主語とwithの後ろを入れ替えても、事実関係はほぼ同じです。ただし、文の話題にしたいものを主語に置くのが自然です。

しゅみすけ(大山俊輔)

coincideを難しい一語として覚えるより、「別々に進んでいた二つが同じ点で重なる」と考えてみましょう。日程・時間・内容のどれにも同じ感覚が使えます。

coincideは「二つが同じ場所へ落ちる」イメージ

coincide は、co-(一緒に)と、出来事などが「起こる・当たる」という感覚を持つ語からできています。二つの線が同じ点に重なるように、別々のものが同じ時間・内容・位置へそろうのが中心です。

そのため、文脈によって自然な日本語は変わります。

coincide withの日程・時間・内容における3つの使い方

  • 日程・時期なら:「重なる」「同じ時期になる」
  • 出来事なら:「同時に起こる」
  • 意見・説明・結果なら:「一致する」「合致する」

日程や予定が「重なる」

会議、出張、休暇、イベントなどが同じ日や時間になる場面で使います。仕事ではスケジュールの衝突を説明するのに便利です。

  • The conference coincides with a national holiday.
    その会議は祝日と重なっています。
  • My interview coincides with an important client meeting.
    私の面接は大切な顧客との会議と重なっています。
  • The sale coincides with the start of the holiday season.
    そのセールは休暇シーズンの始まりと重なります。
  • Unfortunately, your wedding coincides with my trip abroad.
    残念ながら、あなたの結婚式は私の海外旅行と重なっています。

会話では clash with も使えますが、clash は「予定がぶつかって両方に参加できない」という困った衝突を強く感じさせます。coincide with は、単に同じ時期になるという中立的な表現です。

出来事が「同時に起こる」

二つの変化や出来事が同じ時期に起きたことを説明できます。ニュース、報告、分析などでよく見られる少しフォーマルな用法です。

  • The power outage coincided with the heavy storm.
    停電は激しい嵐と同時に起こりました。
  • The drop in sales coincided with the price increase.
    売上の減少は値上げと同じ時期に起こりました。
  • Her arrival coincided with the beginning of the ceremony.
    彼女の到着は式の開始と重なりました。

同時に起きたからといって、一方が他方の原因とは限りません。coincide with は「時期が重なった」という事実を表し、因果関係までは示しません。

内容・意見・結果が「一致する」

説明、証言、予想、調査結果などが同じ内容を示すときにも使います。

  • Your description coincides with what I saw.
    あなたの説明は私が見たことと一致しています。
  • The survey results coincide with our expectations.
    調査結果は私たちの予想と一致しています。
  • His opinion does not coincide with mine.
    彼の意見は私の意見と一致しません。
  • The data closely coincides with the earlier findings.
    そのデータは以前の調査結果とほぼ一致しています。

coincide exactly with なら「完全に一致する」、coincide closely with なら「ほぼ一致する」と一致の程度も表せます。

coincide withとmatchの違い

match は、人・物・色・数字などが「合う・一致する」という非常に広い基本語です。一方、coincide with は、独立した出来事・時期・意見などが同じ点へ重なることに焦点があります。

  • This tie matches your shirt.
    このネクタイはあなたのシャツに合います。
  • The name on the ticket matches your passport.
    チケットの名前はパスポートと一致しています。
  • The festival coincides with our stay in Kyoto.
    その祭りは私たちの京都滞在と重なります。

色や服が似合うならmatchが自然です。日程や出来事が同じ時期になるならcoincide withが適しています。

coincide withとagree withの違い

agree with は、人の意見に「賛成する」、情報や結果が「一致する」ことを表します。人が主体的に同意する場面ではagree withが自然です。

  • I agree with your proposal.
    私はあなたの提案に賛成です。
  • My findings agree with yours.
    私の調査結果はあなたのものと一致しています。
  • The timing of the announcement coincided with the election.
    発表の時期は選挙と重なりました。

人が「賛成する」ならagree with、独立した二つの時期・内容が重なるならcoincide withと考えると分かりやすいでしょう。

coincidenceとの関係

coincidence は名詞で「偶然の一致」です。coincide は一致するという事実を表し、それが偶然かどうかは文脈で決まります。

  • Our visits happened to coincide.
    私たちの訪問はたまたま重なりました。
  • What a coincidence!
    なんという偶然でしょう。

偶然性をはっきり伝えたい場合は happen to coincide や by coincidence を使えます。「たまたま」の表現全体は、by chance・happen to・by accidentの違いも参考にしてください。

日本人が間違えやすいポイント

coincideの後ろに目的語を直接置かない

coincide は通常、自動詞として使います。

○ The date coincides with my birthday.
× The date coincides my birthday.

「同意する」の意味で人を主語にしすぎない

I coincide with you. は、単に「あなたに賛成です」と言いたい場面では不自然です。I agree with you. を使いましょう。

同時発生と因果関係を混同しない

A coincided with B は、AとBが同じ時期に起きたという意味です。「AがBを引き起こした」なら A caused B や A led to B が必要です。

しゅみすけ(大山俊輔)

coincide withは、二つの出来事の間に「原因と結果」があるとは言っていません。データやニュースを説明するときは、「同時に起きた」と「原因になった」を分けて伝えましょう。

簡単な英語で言い換えるなら

coincide withがすぐに出てこなくても、基本的な英語で十分に伝えられます。

  • Our meetings are at the same time.
    私たちの会議は同じ時間です。
  • The two events happen on the same day.
    二つのイベントは同じ日にあります。
  • His story is the same as mine.
    彼の話は私の話と同じです。
  • The results match our expectations.
    結果は私たちの予想と一致します。
  • The dates overlap.
    日程が重なっています。

まずは at the same time、on the same day、match のような基本表現で言い切り、慣れてきたらcoincide withへ置き換えましょう。

まとめ

  • coincide withは、日程・出来事・内容などが「一致する・重なる」
  • 語順はA coincides with B
  • 日程なら「重なる」、出来事なら「同時に起こる」、内容なら「一致する」
  • matchは物・色・数字などにも使える広い基本語
  • agree withは人の意見への賛成に使いやすい
  • coincide withだけでは因果関係を表さない

まずは My schedule coincides with yours.(私の予定はあなたの予定と重なっています)の形を、自分の日程に合わせて使ってみてください。

この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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