in any caseの意味は?使い方・語順とanyway・in any eventとの違い

in any caseの意味・使い方・anywayとの違いを解説するアイキャッチ画像

in any caseは、「いずれにしても」「どんな場合でも」「とにかく」という意味の英語表現です。いくつかの可能性や事情を考えたあとで、どのケースでも結論や行動は変わらないと伝えるときに使います。

It may rain, but in any case, I’ll go.
雨が降るかもしれませんが、いずれにしても私は行きます。

会話ではanywayも似た訳になりますが、anywayには「話を戻す・切り替える」という別の働きがあります。この記事ではin any caseの意味の仕組み、自然な語順、例文、似た表現との違いまで整理します。

in any caseの基本的な意味

in any caseを直訳に近い感覚で分けると、次のようになります。

  • in:〜という状況・場合の中で
  • any:どれであっても
  • case:場合・状況

つまり、「どの場合の中でも」→「事情がどうであっても結論は同じ」という流れです。

We might finish today or tomorrow. In any case, the report will be ready by Friday.
今日終わるか明日になるかもしれません。いずれにしても、報告書は金曜日までに完成します。

She may accept the offer. In any case, we should prepare a backup plan.
彼女は提案を受け入れるかもしれません。いずれにしても、代替案を用意すべきです。

しゅみすけ(大山俊輔)

in any caseのポイントは、複数の可能性をいったん認めたうえで、「それでも結論は変わりません」と示すことです。anyを「どれでも」と考えると意味がつかみやすいですよ。

ネイティブが感じるin any caseのニュアンス

in any caseは、前に出た条件や事情を整理し、そこから確実な結論へ進む響きがあります。感情的に話題を投げ出すのではなく、「細部はまだ決まっていないが、少なくともこれだけは言える」と落ち着いて話をまとめる表現です。

The train may be delayed. In any case, call me when you arrive.
電車が遅れるかもしれません。いずれにしても、着いたら電話してください。

I don’t know whether he’ll join us. In any case, we’re leaving at nine.
彼が参加するかは分かりません。いずれにしても、私たちは9時に出発します。

日常会話にも仕事にも使えます。anywayより少し整理された響きがあり、メールや説明文にも自然です。

in any caseの語順とよく使う形

文頭:In any case, +結論

最も分かりやすく一般的な位置です。前の内容を受けて、結論や次の行動を示します。後ろにコンマを置くのが普通です。

In any case, we need to make a decision today.
いずれにしても、今日決断する必要があります。

In any case, please keep the receipt.
いずれにしても、レシートは取っておいてください。

文中:主語+, in any case, +動詞

文の途中にも挿入できます。会話では軽く間を置いて発音します。

We should, in any case, check the final numbers.
私たちは、いずれにしても、最終的な数字を確認すべきです。

ただし、学習者が自分で使うなら文頭に置くほうが簡単で自然です。

文末:結論+in any case

文末にも置けますが、文頭より少し補足的な響きになります。

I wasn’t planning to stay long in any case.
いずれにしても、私は長居するつもりではありませんでした。

We have enough food in any case.
どちらにしても、食べ物は十分あります。

in any case・anyway・in any eventの違い

in any case・anyway・in any eventのニュアンスと使い分けを比較した図

表現 中心の働き ニュアンス
in any case 事情に関係なく結論を示す 会話・文章の両方で自然
anyway 結論を示す/話を戻す・切り替える 口語的で用途が広い
in any event どのような成り行きでも やや硬く、文章や正式な説明にも合う

anywayは会話の方向転換にも使う

Anyway, what were you saying?
それはさておき、何の話をしていたんだっけ?

このanywayは話題を戻す働きなので、通常in any caseには置き換えません。

一方、結論が変わらない場面では両方使えます。

It’s expensive, but I’m going to buy it anyway.
高いけれど、それでも買うつもりです。

It’s expensive. In any case, I need it for work.
高いです。いずれにしても、仕事で必要です。

in any eventは少しフォーマル

In any event, the agreement must be signed by Monday.
いずれにしても、契約書は月曜日までに署名されなければなりません。

日常会話ならin any caseやanywayのほうが軽く自然です。

at any rateとの違い

at any rateも「いずれにしても」と訳されます。in any caseとかなり近いですが、at any rateには少なくともこの点は確かだと範囲を絞る感覚があります。

We may not win, but at any rate, we tried our best.
勝てないかもしれませんが、少なくとも全力は尽くしました。

We may not win. In any case, let’s enjoy the game.
勝てないかもしれません。いずれにしても、試合を楽しみましょう。

詳しい比較はat any rateの意味と使い方でも確認できます。

日常会話・仕事で使える例文

仕事

The client may ask for changes. In any case, let’s finish the first draft today.
クライアントが修正を求めるかもしれません。いずれにしても、今日中に初稿を仕上げましょう。

We don’t have all the data yet. In any case, the current plan is too expensive.
まだすべてのデータはありません。いずれにしても、現在の計画は費用がかかりすぎます。

旅行

The museum may be closed. In any case, the old town is worth visiting.
博物館は閉まっているかもしれません。いずれにしても、旧市街は訪れる価値があります。

In any case, keep a copy of your passport with you.
どんな場合でも、パスポートのコピーを携帯してください。

恋愛・人間関係

He may be busy. In any case, I’ll send him a message.
彼は忙しいかもしれません。いずれにしても、メッセージを送ります。

In any case, we should talk honestly.
いずれにしても、正直に話し合うべきです。

買い物・暮らし

The blue one is cheaper. In any case, I need a new jacket before the trip.
青いほうが安いです。いずれにしても、旅行前に新しいジャケットが必要です。

In any case, check the return policy before you order.
いずれにしても、注文前に返品条件を確認してください。

日本人が間違えやすいポイント

in caseと混同しない

in any caseは「いずれにしても」ですが、in caseは「〜の場合に備えて」です。

Take an umbrella in case it rains.
雨が降る場合に備えて傘を持っていってください。

It may rain. In any case, I’m taking an umbrella.
雨が降るかもしれません。いずれにしても、私は傘を持っていきます。

just in caseの意味と使い方も合わせて確認すると区別しやすくなります。

「どんなケースの中に」ではない

日本語の「ケース」から容器を想像しないようにしましょう。ここでのcaseは「場合・状況」です。表現全体をひとかたまりで覚えるのが自然です。

every caseに置き換えない

in every caseは「調べたすべての事例で」という具体的な全件を表します。会話をまとめる「いずれにしても」にはin any caseを使います。

簡単な英語で言い換えるなら

in any caseがすぐ出てこなければ、次の基本表現で十分に伝えられます。

  • Anyway, I’ll do it.(とにかく、私がやります)
  • It doesn’t matter. I’ll go.(どちらでも関係ありません。行きます)
  • Whatever happens, call me.(何が起きても電話してください)
  • Either way, we need to decide.(どちらにしても決める必要があります)

しゅみすけ(大山俊輔)

表現を忘れたときは、「条件は何でもよい」「結論はこれ」と2文に分けましょう。It doesn’t matter. I’ll go.のような中学英語でも、意図はしっかり伝わります。

関連表現

まとめ

  • in any caseは「いずれにしても・どんな場合でも」
  • 複数の可能性があっても、結論や行動は変わらないと示す
  • 文頭のIn any case, +結論が最も使いやすい
  • anywayは会話の切り替えにも使える、より口語的な表現
  • in any eventはやや硬く、at any rateは「少なくとも」の感覚を持つ
  • in caseの「〜に備えて」とは意味が違う

まずは、迷っている状況を述べたあとにIn any case, …と結論を続けて使ってみましょう。

この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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