
contribute toには、大きく分けて2つの意味があります。
- 人・組織・活動などに貢献する、力を貸す
- ある結果の一因となる、〜につながる
She contributed to the success of the project.
彼女はプロジェクトの成功に貢献しました。
Lack of sleep contributed to the accident.
睡眠不足が事故の一因となりました。
日本語の「貢献する」には良いイメージがありますが、英語のcontribute toは悪い結果の原因の一つを示すときにも使えます。また、ここでのtoは前置詞なので、後ろに動作を置くなら動名詞(-ing)が必要です。
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contribute toのコアイメージ
contributeには、「自分の持つものを出し、全体の結果に加える」という感覚があります。お金、時間、知識、努力、原因など、一つの要素が大きな結果へ流れ込むイメージです。
toは、その力や要素が向かう先を示します。そのため、contribute to Aは「Aに向けて何かを加える」から、「Aに貢献する」「Aの一因となる」へ意味が広がります。
しゅみすけ(大山俊輔)
意味1:〜に貢献する・力を貸す
人、チーム、活動、社会、目標などに自分の力を加えるときに使います。
- Everyone contributed to the discussion.
全員が議論に貢献しました。 - Her research has contributed to better medical care.
彼女の研究は医療の改善に貢献しています。 - Small changes can contribute to a healthier workplace.
小さな変化でも、より健全な職場づくりに役立ちます。 - I’d like to contribute to the local community.
地域社会に貢献したいです。
この用法では「大きな成果を一人で生み出す」というより、全体の成功に自分の力を足すニュアンスがあります。
意味2:結果の一因となる
ある要素が、結果を生む複数の原因の一つになったときにもcontribute toを使います。
- High prices contributed to the drop in sales.
価格の高さが売上減少の一因となりました。 - Stress may contribute to sleep problems.
ストレスは睡眠問題の一因となることがあります。 - Poor communication contributed to the misunderstanding.
コミュニケーション不足が誤解につながりました。 - Several factors contributed to the delay.
いくつかの要因が遅延を引き起こす一因となりました。
causeが原因から結果へ比較的直接的な関係を示すのに対し、contribute toは「ほかの要因もあるが、これも影響した」という控えめな因果関係を表します。

contribute toの語順
人・物+contribute to+名詞
- Exercise contributes to good health.
運動は健康に寄与します。 - We all contributed to the event.
私たちは全員、そのイベントに力を貸しました。
人・物+contribute to+動名詞
ここでのtoは不定詞ではなく前置詞です。動作を続ける場合は、動詞の原形ではなく動名詞を置きます。
- This system contributes to reducing waste.
この仕組みは廃棄物の削減に貢献します。 - Regular feedback contributes to improving performance.
定期的なフィードバックは成果の改善につながります。
- 誤:This contributes to reduce waste.
- 正:This contributes to reducing waste.
contribute A to B:AをBに提供する
何を提供したのかを明示するときは、contribute+お金・時間・アイデアなど+to+相手・目的の語順を使えます。
- She contributed $100 to the charity.
彼女はその慈善団体に100ドル寄付しました。 - Each member contributed an idea to the campaign.
各メンバーがキャンペーンにアイデアを出しました。 - He contributed several articles to the magazine.
彼はその雑誌に数本の記事を寄稿しました。
名詞contributionの使い方
名詞はcontributionで、「貢献・寄付・寄稿・一因」という意味です。
- Thank you for your contribution to the project.
プロジェクトへの貢献に感謝します。 - We welcome contributions from all team members.
チーム全員からの意見・協力を歓迎します。 - Diet can make an important contribution to overall health.
食生活は全体的な健康に大きく寄与します。
contribute toと似た表現の違い
help:直接「助ける・役立つ」
This tool helps us work faster.
このツールのおかげで、より速く仕事ができます。
helpは会話で使いやすい基本語です。contribute toより直接的で、「何かの一要素」という分析的な響きは弱くなります。
lead to:結果へつながる
The mistake led to a serious problem.
そのミスが深刻な問題につながりました。
lead toは、ある出来事から結果へ進む流れを示します。contribute toは、複数ある要因の一つとして結果に影響する感覚です。
cause:直接的な原因になる
The storm caused major damage.
嵐が大きな被害を引き起こしました。
causeは直接的な因果関係を強く示します。根拠が限定的なときや複数要因を考えるときはcontribute toのほうが慎重です。
chip in:お金・労力を出し合う
We all chipped in for her gift.
私たちは彼女へのプレゼント代をみんなで出し合いました。
chip inは口語的で、「みんなで少しずつ出す」という場面に向きます。詳しくはchip inとcontributeの違いをご覧ください。
attribute A to Bとの関係
attribute A to Bは、「結果Aは原因Bによるものだと考える」という語順です。
They attributed the improvement to better training.
彼らは改善を、より良い研修のおかげだと考えました。
一方、contribute toでは原因側を主語にします。
Better training contributed to the improvement.
より良い研修が改善に寄与しました。
語順と視点の違いは、attribute A to Bとcontribute toの違いで詳しく解説しています。
日本人が間違えやすいポイント
良いことにしか使えないと思わない
contribute toは事故、病気、問題、遅延などにも使えます。「貢献」と訳すより「一因となる」と考えましょう。
人を直接目的語にしない
「彼を助けた」という意味でI contributed him.とは言いません。I helped him.、または目的を示してI contributed to his project.とします。
toの後ろに動詞の原形を置かない
contribute to doingの形を覚えましょう。
この表現が出てこないときの簡単な言い換え
- I helped with A.:Aを手伝いました
- I gave money/time/ideas to A.:Aにお金・時間・アイデアを提供しました
- A was one reason for B.:AはBの原因の一つでした
- A helped cause B.:AがBを引き起こす一因となりました
I helped with the project.
そのプロジェクトを手伝いました。
Stress was one reason for the problem.
ストレスはその問題の原因の一つでした。
しゅみすけ(大山俊輔)
関連表現
まとめ
- contribute toは「〜に貢献する」「〜の一因となる」
- 良い結果にも悪い結果にも使える
- toは前置詞なので、動作を続けるならto+動名詞
- contribute A to Bで「AをBに提供する」
- 会話ではhelp・give・one reasonでも言い換えられる
Small actions contribute to meaningful change.のように、何かが全体の結果へ加わるイメージで覚えましょう。









