
cope withは、「困難・ストレス・変化などに対処する」「大変な状況の中で何とかやっていく」という意味です。
単に問題を処理するだけでなく、負担を受けながらも自分の生活・仕事・気持ちを保つところに焦点があります。
I’m learning to cope with the pressure.
そのプレッシャーに何とか対処する方法を身につけているところです。
この記事では、cope withの意味とニュアンス、語順、can’t copeやcope with doingの使い方、deal with・handle・contend withとの違いを、会話で使える独自例文とともに解説します。
しゅみすけ(大山俊輔)
Contents
cope withの意味は「困難に何とか対処する」
基本の形はcope with+困難・負担です。日本語では文脈に応じて「対処する」「乗り切る」「うまく付き合う」「持ちこたえる」などと訳せます。
- cope with stress:ストレスに対処する
- cope with pressure:プレッシャーの中で持ちこたえる
- cope with change:変化に適応してやっていく
- cope with loss:喪失を受け止めながら生きていく
- cope with a heavy workload:多い仕事量を何とかこなす
She’s coping well with the move.
彼女は引っ越し後の変化にうまく対応しています。
How do you cope with stress at work?
仕事のストレスにはどう対処していますか?
copeの核は「難しい状況でもうまく機能する」
copeは、困難な状況の中で必要なことを続けられる、精神的・実務的に持ちこたえられるという動詞です。問題そのものを完全に消すことまでは意味しません。
たとえば締め切りが多いとき、仕事を全部なくすのではなく、優先順位をつけて何とか回しているならcopeが合います。
We’re busy, but we’re coping.
忙しいですが、何とかやっています。
目的語を置かず、copeだけで「何とかやっていく」と言うこともできます。
なぜwithを使うの?
withは、ここでは困難を「自分と結びついた相手・状況」として示します。cope withで、その負担を抱えた状態で対処し続けるというまとまりになります。
- ○ cope with the problem
- × cope the problem
- × cope to the problem
withを落とさないことが重要です。前置詞withの感覚を詳しく整理したい場合は、be-rize.comのwithのコアイメージ解説も参考になります。
cope withの語順・活用
人+cope with+名詞・代名詞・動名詞
| 形 | 例 |
|---|---|
| 原形・現在形 | cope / copes with |
| 過去形 | coped with |
| 進行形 | be coping with |
| 完了形 | have coped with |
He copes with criticism calmly.
彼は批判に冷静に対処します。
We coped with the delay by changing our route.
私たちはルートを変えて遅延に対処しました。
I’ve been coping with back-to-back deadlines.
締め切りが立て続けに来る状況を何とか切り抜けています。
cope with doingの形
withは前置詞なので、動作を続ける場合は動名詞-ingを使えます。
She’s coping with working nights.
彼女は夜勤をする生活に何とか対応しています。
ただし、長く重く感じる場合は名詞や節に言い換えると自然です。
She’s coping with her new night schedule.
彼女は新しい夜勤のスケジュールに対応しています。
よく使うcan cope・can’t cope
can cope with:対処できる・何とかなる
I can cope with the extra work this week.
今週なら追加の仕事にも対応できます。
Do you think you can cope with the heat?
この暑さに耐えられそうですか?
can’t cope with:対処しきれない・もう無理
I can’t cope with all these messages today.
今日はこの大量のメッセージに対応しきれません。
He couldn’t cope with the sudden change.
彼は突然の変化にうまく対応できませんでした。
会話のI can’t cope.は「もう無理」「これ以上は抱えきれない」という感情的な一言にもなります。相手がつらそうなときは、能力を責める意味だと決めつけず、負担が限界に近いサインとして受け取りましょう。
場面別|cope withの自然な例文
仕事
Our small team is coping with a sharp rise in orders.
少人数のチームで注文の急増に何とか対応しています。
How are you coping with the new system?
新しいシステムにはうまく対応できていますか?
日常・家庭
Noise-canceling headphones help me cope with the construction noise.
ノイズキャンセリングのヘッドホンのおかげで、工事の騒音に対処できています。
They’re coping well with life on a tighter budget.
彼らは予算を切り詰めた生活にうまく対応しています。
旅行
I don’t cope well with long flights.
私は長時間のフライトがあまり得意ではありません。
We coped with the language barrier by using simple words and gestures.
簡単な単語と身ぶりを使って、言葉の壁を乗り切りました。
学習
She made a weekly plan to cope with her exam workload.
彼女は試験勉強の量をこなすために週間計画を立てました。
人間関係・感情
It took him time to cope with the breakup.
彼が別れを乗り越えるには時間がかかりました。
Talking to a friend helped me cope with my anxiety.
友人に話すことが、不安と向き合う助けになりました。
cope with・deal with・contend withの違い

| 表現 | 中心の感覚 | 自然な対象 |
|---|---|---|
| cope with | 負担の中で何とか機能する | stress・pressure・loss・change |
| deal with | 対象を引き受けて扱う | problem・customer・request・topic |
| contend with | 手ごわい障害と奮闘する | shortage・competition・obstacle |
deal withとの違い
deal withは最も幅広く、「問題・人・仕事などを扱う、処理する」ことに焦点があります。cope withは、その状況が本人にとって負担で、耐えながら何とかやっていることを表します。
I’ll deal with the customer’s request.
その顧客の依頼は私が対応します。
I’m trying to cope with the pressure from customers.
顧客からのプレッシャーに何とか対処しようとしています。
contend withとの違い
contend withは、深刻・手ごわい障害を相手に奮闘する、やや文章的な表現です。cope withは日常会話でも自然で、本人が持ちこたえられるかに目が向きます。
handleとの違い
handleは、状況をコントロールしてうまく処理するという能力・手際を感じさせます。
She handled the complaint professionally.
彼女はその苦情にプロらしく対応しました。
She’s coping with a lot of stress.
彼女は大きなストレスを抱えながら何とかやっています。
しゅみすけ(大山俊輔)
日本人が間違えやすいポイント
copeだけを他動詞のように使わない
- × I can cope this pressure.
- ○ I can cope with this pressure.
cope withは「解決する」とは限らない
We’re coping with the problem.
その問題に何とか対処しています。
これは問題が解決済みという意味ではありません。完全に解決したならsolve the problemが明確です。
人を直接「処理する」表現ではない
通常はcope with a difficult personのように言えますが、相手を業務上担当するならdeal with customersのほうが自然です。cope withは、相手との関係が自分にとって困難・負担である響きを伴います。
すぐ出てこないときの簡単な言い換え
cope withを思い出せないときは、状況に応じて基本語で伝えられます。
- I can manage.:何とかできます。
- I’m doing okay.:何とか大丈夫です。
- It’s difficult, but I’m getting through it.:大変ですが、何とか乗り切っています。
- I know how to deal with it.:どう対処すればよいか分かります。
- This is too much for me.:これは私には負担が大きすぎます。
まとめ|cope withは「負担の中で持ちこたえる」
cope withは、困難・ストレス・変化などを抱えながら、何とか生活や仕事を続ける表現です。
- 基本形:cope with+名詞・代名詞・動名詞
- withは省略しない
- can’t copeは「対処しきれない・もう無理」
- deal withは対象を扱う、cope withは負担の中で持ちこたえる
- 解決済みとは限らない
まずはHow are you coping with …?(〜にはうまく対応できていますか?)とI can’t cope with …(〜には対応しきれません)を、自分の場面に合わせて声に出してみましょう。
ほかの表現を意味・使い方から探したい方は、英熟語・定型表現の親記事もご覧ください。









