go beforeの意味は?「先に起こる・審議にかけられる」の使い方と例文

go beforeの先行する意味と委員会の審議にかけられる意味を表すイラスト

go beforeは、基本的に「先に行く・先に起こる」という意味です。そこから、文書・提案・事件などが委員会や裁判所の前へ進み、「審議・審査・裁判にかけられる」というフォーマルな意味でも使われます。

We can learn from what has gone before.
私たちは以前に起きたことから学べます。

The proposal will go before the committee next week.
その提案は来週、委員会の審議にかけられます。

日常会話で頻出する句動詞ではありませんが、歴史を振り返る文章、ニュース、会議、法律関係で出会いやすい表現です。この記事では、go beforeの意味と語順、gone before・go before a committeeなどの形、come before・precedeとの違いを解説します。

go beforeの基本イメージ

goは「進む」、beforeは「~より前に」です。したがってgo beforeの中心は、時間・順番・手続きの流れの中を進み、何かより前の位置へ行くことです。

  • 時間の流れで前にある → 先に起こる
  • 自分より前の時代を進んだ人 → 先人・前任者
  • 提案が委員会の前へ進む → 審議にかけられる
  • 事件が裁判官の前へ進む → 裁判・審査にかけられる

しゅみすけ(大山俊輔)

go beforeを一つの日本語訳だけで覚えるより、「時間や手続きの流れを進んで、何かの前に出る」と考えると、歴史と委員会の用法を同じイメージで理解できます。

意味1|先に起こる・以前に存在する

出来事や時代について使うgo beforeは、「先に起こる」「以前に存在する」という意味です。特にwhat has gone beforeの形がよく使われます。

what has gone before
これまでに起きたこと/以前の経緯

We need to understand what has gone before.
私たちは、これまでの経緯を理解する必要があります。

This chapter makes more sense if you remember what went before.
その前の内容を覚えていれば、この章はもっと理解しやすくなります。

We cannot ignore what has gone before and simply start again.
これまでに起きたことを無視して、単純にやり直すことはできません。

この用法は、普段の軽い会話よりも、歴史・議論・物語の流れを振り返る文章でよく見られます。

意味2|先人として先に生きる・先に進む

人を主語にすると、「自分より前の時代に生きた」「先に同じ道を進んだ」という意味になります。よく使われるのはthose who have gone before usです。

We owe a lot to those who have gone before us.
私たちは先人たちから多くの恩恵を受けています。

Young researchers can learn from those who went before them.
若い研究者は先人たちから学ぶことができます。

the people who came before usという言い方も一般的です。先人への敬意や、受け継いだ知識・伝統について語る文脈で自然です。

意味3|委員会・議会などの審議にかけられる

提案・法案・申請などがgo before a committee / board / councilと言うと、その組織の前に正式に提出され、「審議・審査にかけられる」という意味になります。

The plan will go before the board on Friday.
その計画は金曜日に取締役会の審議にかけられます。

The proposal goes before the city council next month.
その提案は来月、市議会の審議にかけられます。

Her application must go before a review panel.
彼女の申請は審査委員会にかけられなければなりません。

日本語では受け身の「審議にかけられる」と訳すことが多いですが、英語では提案を主語にしてThe proposal will go before …と能動形で表せます。

意味4|裁判・審査を受ける

事件・争点・人などが裁判官や裁判所の前へ進むと、「裁判・審理・審査を受ける」という意味になります。

The case went before a judge last month.
その事件は先月、裁判官による審理を受けました。

The dispute may go before the Supreme Court.
その争いは最高裁判所で審理される可能性があります。

He went before the disciplinary board to explain his actions.
彼は自分の行動を説明するため、懲戒委員会に出席しました。

人が主語の場合は、「正式な組織の前に出頭する・説明する」という意味になることがあります。

go beforeの先に起こる・審議にかけられる・裁判や審査にかけられる用法を示す解説図

go・went・goneの使い分け

goは不規則動詞なので、過去形と過去分詞が変わります。

go beforeの形
現在形go / goes beforeThe proposal goes before the council.
過去形went beforeThe case went before a judge.
過去分詞gone beforeWe remember those who have gone before us.
-ing形going beforeThe bill is going before Parliament.

has gone beforeは、過去の出来事が現在の状況や理解につながっているときに自然です。

Today’s decision cannot be separated from what has gone before.
今日の決定は、これまでの経緯と切り離すことができません。

come beforeとの違い

go beforecome beforeは、委員会や裁判所の用法では似ています。ただし、視点とよく使われる意味に違いがあります。

表現中心の感覚
go before対象が審議・審査の場へ進むThe plan will go before the board.
come before対象が組織の前に持ち込まれる/順番・重要度で先になるThe issue came before the court.

The case came before the court in May.
その事件は5月に裁判所で審理されました。

この文脈では置き換えられる場合もあります。一方、Family comes before work.(家族は仕事より優先される)のように、come beforeは「重要度で~より先」という意味でもよく使います。この意味では通常go beforeに置き換えません。

precedeとの違い

precedeも「~に先行する」ですが、後ろに目的語を直接置くフォーマルな動詞です。

A short introduction preceded the main presentation.
本題のプレゼンテーションの前に短い紹介がありました。

go beforeは、what has gone beforeやthose who went before usのように、出来事・人が流れの中で先に進んだことを表します。precedeは二つのものの順番を簡潔に示すときに向いています。

happen beforeとの違い

日常会話で単に「それより前に起きた」と言うなら、happen beforeのほうが分かりやすく自然です。

What happened before the meeting?
会議の前に何が起きましたか。

What has gone before?は「これまでの経緯は何か」という文章的・抽象的な響きがあります。時間を尋ねる普通の会話で、無理にgo beforeを使う必要はありません。

しゅみすけ(大山俊輔)

日常会話で「先に起きた」と言いたいだけなら、It happened before that.で十分です。go beforeは、過去の経緯をまとめる文章や、正式な審議・裁判の話で特に役立ちます。

日本人が間違えやすいポイント

「前へ行く」を何でもgo beforeにしない

列で人より前へ行くなら、通常はgo ahead of someonego firstを使います。

You can go first.
あなたが先に行っていいですよ。

She walked ahead of me.
彼女は私の前を歩きました。

go beforeは、時間的な先行や正式な審議の文脈で使われることが多い表現です。

委員会の用法は受け身にしなくてよい

日本語の「審議にかけられる」につられて、必ず受け身を作る必要はありません。

自然:The proposal will go before the committee.
その提案は委員会の審議にかけられます。

go before someoneは文脈で意味が変わる

She went before me.だけでは、「私より先に行った」「私より先に審査を受けた」など複数の解釈ができます。必要なら場所や目的を加えましょう。

She went before me in the interview.
彼女は私より先に面接を受けました。

簡単な英語で言い換えるなら

go beforeが出てこないときは、何が起きるのかを直接説明できます。

It happened earlier.
それは以前に起きました。

We need to look at the past.
私たちは過去を見る必要があります。

The committee will discuss the proposal.
委員会がその提案を審議します。

A judge will review the case.
裁判官がその事件を審理します。

People before us did the same work.
私たちより前の人々も同じ仕事をしました。

「提案が委員会の前へ行く」という表現を思い出せなくても、誰が何をするかに言い換えれば伝わります。

まとめ

go beforeの中心は「時間・順番・手続きの流れで先へ進む」です。

  • what has gone before:これまでに起きたこと・以前の経緯
  • those who went before us:私たちより前の先人たち
  • go before a committee:委員会の審議にかけられる
  • go before a judge / court:裁判・審理にかけられる
  • 日常会話の「先に起きた」ならhappen beforeで簡単に言える

英熟語・句動詞を体系的に学びたい方は、英熟語・定型表現の親記事もあわせてご覧ください。

goを使うほかの表現もまとめて確認したい方は、goを使った句動詞一覧をご覧ください。

この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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