look atの意味は?see・watchとの違いと使い方・例文

look atの意味・使い方を表す、写真集へ意識して視線を向ける女性のイラスト

look at は、基本的に「〜を見る」「〜に目を向ける」という意味です。ただ目に入るのではなく、見たい対象へ意識して視線を向けるところがポイントです。

look at + 人・物
意味:〜を見る、〜に目を向ける
例:Look at this picture.
(この写真を見てください)

簡単な表現ですが、seewatch と同じ「見る」ではありません。また、look at the problem のように「問題を検討する」、Look at you! のように驚きや感心を伝える使い方もあります。

この記事では、at がある理由、seewatch との違い、会話でよく使う形、語順や命令文の注意点まで、自然な例文とともに解説します。

look atの基本的な意味は「〜に視線を向ける」

look は「視線を向ける」という動作を表します。そこへ、狙う点を示す at が続き、「ある対象に向かって見る」という形になります。

She looked at me and smiled.
(彼女は私を見てほほ笑みました)

Can I look at the menu?
(メニューを見てもいいですか)

Don’t look at your phone while I’m talking.
(私が話している間はスマホを見ないでください)

He looked at the clock and stood up.
(彼は時計を見て立ち上がりました)

look だけでも「見て」と言えますが、見る対象を続けるときは通常 at が必要です。

Look at the sky.
× Look the sky.

日本語では「空を見る」と助詞の「を」を使うため、at を落としやすいところです。英語では「視線を空の一点へ向ける」と考えると分かりやすくなります。

しゅみすけ(大山俊輔)

look atは、目が勝手に何かを捉えたのではなく、自分から視線を向ける表現です。「意識して見る」が中心だと覚えましょう。

look at・see・watchの違い

look at・see・watchの視線と注意の違いを示す比較イラスト

日本語ではいずれも「見る」と訳せますが、英語では視線の使い方が違います。

look at:意識して視線を向ける

look at は、目をある対象へ向ける動作に焦点があります。

Look at that beautiful sunset.
(あのきれいな夕日を見て)

She looked at the receipt carefully.
(彼女はレシートを注意深く見ました)

see:自然に目に入る・見える

see は、視界に入って認識することが中心です。必ずしも「見よう」と努力しているわけではありません。

I can see a mountain from my window.
(窓から山が見えます)

Did you see the man by the door?
(ドアのそばにいた男性が見えましたか)

比較すると違いがよく分かります。

Look at the bird!
(あの鳥を見て!)※鳥へ視線を向けて

I can see the bird.
(その鳥が見えます)※視界に入っている

watch:動きや変化をしばらく見る

watch は、映画・試合・人の行動など、動きや展開のあるものをある程度の時間見続ける表現です。

We watched a movie after dinner.
(夕食後に映画を見ました)

Could you watch the baby for a minute?
(少しの間、赤ちゃんを見ていてくれますか)

映画館のスクリーンへ一瞬目を向けるなら look at the screen、映画を最初から最後まで鑑賞するなら watch a movie です。

look atのよく使われる用法

1.人や物を実際に見る

最も基本的な用法です。人の顔、写真、商品、画面、地図などへ視線を向けます。

Look at me when I’m talking to you.
(私が話しているときは、こちらを見てください)

I’d like to look at another room.
(別の部屋も見てみたいです)

Let’s look at the map before we leave.
(出発前に地図を見ましょう)

She looked at herself in the mirror.
(彼女は鏡に映る自分を見ました)

2.資料や情報を確認する

仕事では、資料・数字・メールなどを「見る」「確認する」という意味でよく使います。必ずしも眺めるだけではなく、内容に注意を向ける表現です。

Could you look at this report before the meeting?
(会議前にこの報告書を見てもらえますか)

I’ll look at the numbers again.
(数字をもう一度確認します)

Have you looked at my email yet?
(私のメールはもう見ましたか)

Let’s look at what went wrong.
(何がうまくいかなかったのか検討しましょう)

ただし「間違いがないか詳しく確認する」と明確に伝えるなら check、「内容を通して検討する」なら review のほうが具体的な場合もあります。

3.問題・選択肢・可能性を検討する

目で見る対象でなくても、考えの対象へ注意を向けることから「検討する」「考察する」という意味になります。

We need to look at all the options.
(すべての選択肢を検討する必要があります)

The doctor will look at possible causes.
(医師は考えられる原因を検討します)

Let’s look at the problem from another angle.
(その問題を別の角度から見てみましょう)

The company is looking at ways to reduce costs.
(会社は費用を削減する方法を検討しています)

この使い方では、視線ではなく意識・分析の焦点を対象へ向けると理解できます。

4.Look at you!で驚き・感心を伝える

Look at you! は文字どおり「あなたを見て」ですが、会話では相手の変化や様子に驚き、感心したときにも使います。

Look at you! You look amazing.
(まあ!すごく素敵ですね)

Look at you, speaking English so confidently!
(すごい、そんなに自信を持って英語を話して!)

Look at you two!
(まあ、あなたたち二人ったら!)

褒める場合だけでなく、声の調子や状況によっては「よくもまあ」「何をしているの」と皮肉や非難にもなります。文字だけでは感情が決まらない表現です。

会話で便利なlook atの形

Take a look at:ちょっと見てみる

take a look at は「〜を見てみる」「〜に目を通す」です。look at よりも「一度見てみる」というまとまりを感じさせます。

Take a look at this photo.
(この写真を見てみて)

Can you take a look at my laptop?
(私のノートパソコンを見てもらえますか)

機械の不調などで take a look at を使うと、「様子を見て原因を調べる」という意味にもなります。

Have a look at:見てみる

have a look at も同じように「〜を見てみる」です。特にイギリス英語でよく聞かれます。

Have a look at the view from here.
(ここからの景色を見てみてください)

Look at what・how・where …

look at の後ろには名詞だけでなく、疑問詞で始まる節も置けます。

Look at what you’ve done.
(自分が何をしたか見てください)

Look at how much she’s improved.
(彼女がどれほど上達したか見てください)

Let’s look at where we can save time.
(どこで時間を節約できるか検討しましょう)

場面別の自然な例文

日常会話・家庭

Look at the mess in your room.
(あなたの部屋の散らかりようを見て)

Don’t look at the answer yet.
(まだ答えを見ないでください)

I looked at the weather app before going out.
(外出前に天気アプリを見ました)

旅行・買い物

Can we look at a few more bags?
(もう少しバッグを見てもいいですか)

Look at the sign over there.
(あそこにある標識を見てください)

We looked at several hotels before booking this one.
(このホテルを予約する前に、いくつかのホテルを比較して見ました)

仕事

Let’s look at the schedule one more time.
(スケジュールをもう一度確認しましょう)

My manager asked me to look at the customer feedback.
(上司から顧客の意見を確認するよう頼まれました)

We’re looking at hiring two more people.
(私たちはさらに2人採用することを検討しています)

look at doing は「〜することを検討する」という仕事で便利な形です。

恋愛・人間関係

He looked at her as if he wanted to say something.
(彼は何か言いたそうに彼女を見ました)

She wouldn’t even look at me after our argument.
(口論の後、彼女は私のほうを見ようともしませんでした)

Look at us—we’ve come a long way.
(私たちを見て。ここまでよくやってきたね)

look atの命令文は言い方に注意

Look at me.Look at this. は自然ですが、命令形なので状況や声の調子によっては強く聞こえます。

友人に面白いものを見せるなら問題ありません。一方、仕事や初対面の相手には次の形が柔らかくなります。

Could you look at this, please?
(こちらを見ていただけますか)

Would you mind taking a look at this?
(こちらを見ていただけますか)

I’d like you to look at this section.
(この部分を見ていただきたいです)

日本人が間違えやすいポイント

lookの直後に対象を置かない

× Look this picture.
Look at this picture.

対象を続けるときは at が必要です。

「テレビを見る」をlook at TVにしない

I looked at TV last night.
I watched TV last night.

番組を継続して見るなら watch TV です。テレビ本体へ視線を向けたことを言うなら look at the TV が使えます。

look atとlook likeを混同しない

look at は「〜を見る」、look like は「〜のように見える」「〜に似ている」です。

Look at your brother.
(あなたのお兄さんを見て)

You look like your brother.
(あなたはお兄さんに似ています)

人が誰に似ているかを表す表現は「take afterとlook likeの違い」も参考になります。

look at oneselfは「自分を見る」

主語自身を見る場合は所有格ではなく再帰代名詞を使います。

× She looked at her in the mirror.
She looked at herself in the mirror.

前者では通常、her は別の女性を指します。

簡単な英語での言い換え

look at 自体が中学英語の基本表現です。ただし「確認する・検討する」の意味が出てこないときは、目的に合わせて次のように言えます。

Please check this report.
(この報告書を確認してください)

Let’s think about the problem.
(その問題について考えましょう)

We are considering several options.
(いくつかの選択肢を検討しています)

Please read this part.
(この部分を読んでください)

「見る」と直訳することより、何をしてほしいかを簡単な動詞で伝えるほうが明確な場合もあります。

しゅみすけ(大山俊輔)

資料を「見て」が確認ならcheck、文章を読むならread、問題を検討するならthink aboutでも伝わります。難しく考えず、目的に合う簡単な動詞を選びましょう。

関連表現

  • look for:〜を探す
  • look after:〜の世話をする
  • look into:〜を調査する
  • look over:〜にざっと目を通す
  • look up:情報を調べる/見上げる
  • look up to:〜を尊敬する
  • take a look at:〜を見てみる
  • pay attention to:〜に注意を向ける

注意を意識的に向ける表現との違いは「pay attention toの意味と使い方」、対象をどう捉えるかを表す形は「see A as Bの意味と使い方」で詳しく解説しています。

英熟語全体を整理したい方は「英熟語・句動詞・イディオムの違いと覚え方」もご覧ください。

まとめ

look at は「〜を見る」「〜に目を向ける」が基本です。単に目に入る see とは違い、対象へ意識して視線を向ける動作を表します。動きや変化をしばらく見る watch とも使い分けましょう。

また、資料を見る、問題や選択肢を検討する、Look at you! で驚きや感心を伝えるなど、視線から注意・思考へ意味が広がります。対象を直接続けるときは at を忘れず、まずは Look at this.Let’s look at the problem. の2つから使ってみてください。

この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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