You can’t keep a good man down.の意味は?使い方と現代的な言い換え

You can't keep a good man downの意味・使い方・現代的な言い換えを示すアイキャッチ画像

You can’t keep a good man down. は、「立派で力のある人は、何度つまずいても立ち上がる」「本当に力のある人をいつまでも押さえつけてはおけない」という英語の定型表現です。

失敗、病気、仕事上の挫折などから立ち直る人をたたえたり、本人を励ましたりするときに使います。ただし、伝統的な表現なので、現代では man の使い方や場面に少し注意が必要です。

You can’t keep a good man down.の意味

自然な日本語では、文脈に応じて次のように訳せます。

  • 本当に力のある人は、何度でも立ち上がる
  • 優れた人をいつまでもくじけさせることはできない
  • 逆境があっても、あの人なら立ち直る
  • 何度倒されても負けない

ここでの good は、単に「性格が善良」という意味だけではありません。「立派な・有能な・芯が強い・粘り強い」といった肯定的な人物像を含みます。

しゅみすけ(大山俊輔)

good manを「善人」だけで訳すと、この表現の力強さが見えにくくなります。「逆境から戻ってこられる、力のある人」という感覚で捉えましょう。

keep a good man downの仕組み

You can't keep a good man downのkeep downとgood manの意味、現代的な言い換えを説明する図

文の骨格は keep+人+down です。

  • keep:ある状態のまま保つ
  • someone:その状態に置かれる人
  • down:低い位置、弱った状態、成功できない状態

keep someone down で、「人を低い状態にとどめる」「立ち直ったり成功したりできないようにする」という意味になります。

そこに can’t が付くため、「力のある人を、低い状態のままにはしておけない」つまり「その人はまた立ち上がる」という意味になるわけです。

ネイティブが感じるニュアンス

この表現には、逆境に負けない人への敬意・信頼・親しみがあります。本人が落ち込んでいる最中に使うよりも、すでに立ち直り始めたときや、復活を確信しているときによく合います。

主な使い方は次の3つです。

  • 復活をたたえる:失敗後に再挑戦した人について
  • 励ます:「あなたならまた戻ってこられる」と伝える
  • 少し冗談っぽく言う:軽い病気や小さな失敗から元気に戻った人へ

苦しんでいる人へ一方的に「強い人なら立ち直れる」と押しつける表現ではありません。相手の状況を受け止めたうえで使うことが大切です。

自然な例文

仕事の失敗から立ち直る

Ken’s first business failed, but he started a new one six months later. You can’t keep a good man down.
ケンの最初の事業は失敗しましたが、半年後には新しい事業を始めました。本当に力のある人は何度でも立ち上がります。

They rejected her proposal, but she’s already working on a better version. You can’t keep a good person down.
彼女の提案は却下されましたが、もう改良版に取り組んでいます。粘り強い人をいつまでもくじけさせることはできません。

病気やけがから復帰する

He was back at work just two weeks after the operation. You can’t keep a good man down.
彼は手術からわずか2週間で仕事に戻りました。本当に強い人はへこたれませんね。

Maria is training again after her injury. You can’t keep her down for long.
マリアはけがのあと、またトレーニングを始めています。彼女を長く落ち込ませておくことはできません。

友人を励ます

I know this setback hurts, but you’ll come back stronger. You can’t keep a good man down.
今回の挫折がつらいのは分かる。でも、もっと強くなって戻ってくるよ。君なら何度でも立ち上がれる。

Take the time you need. I know you won’t stay down forever.
必要なだけ時間をかけてね。ずっと落ち込んだままではないと分かっているよ。

2つ目のように、決まり文句を使わず won’t stay down forever と言うと、より柔らかく個人的な励ましになります。

自分についてユーモラスに言う

I caught a cold, but I’m back. You can’t keep a good man down!
風邪をひいたけど、復活したよ。僕はそう簡単にはへこたれないからね!

The interview didn’t go well, but I’ve already applied for another job. You can’t keep me down.
面接はうまくいかなかったけど、もう別の仕事に応募したよ。こんなことで負けないよ。

manは男性だけを指す?

この表現の man は、もともと一般的な「人」を表す伝統的な言い方として使われてきました。しかし現代では、man は男性を指す語として受け取られるのが普通です。

そのため、次のように使い分けると自然です。

  • 男性本人について、慣用句らしさを生かす:You can’t keep a good man down.
  • 女性や性別を限定しない相手について:You can’t keep a good person down.
  • 相手へ直接言う:You can’t keep someone like you down.
  • より自然な別表現にする:You’ll bounce back.

good person に置き換えても意味は通じますが、元のことわざほど固定した響きはありません。自然さを優先するなら、文脈に合わせた言い換えが便利です。

現代的で自然な言い換え

You’ll bounce back.

「きっと立ち直るよ」「また元気を取り戻すよ」という会話的な励ましです。

This is tough, but I know you’ll bounce back.
これはつらいけど、きっと立ち直ると分かっているよ。

You always come back stronger.

「あなたはいつも、前より強くなって戻ってくる」という、相手への信頼が伝わる表現です。

You’ve been through setbacks before, and you always come back stronger.
前にも挫折を経験したけれど、あなたはいつも前より強くなって戻ってくるよ。

Nothing can keep her down for long.

「何があっても彼女を長くくじけさせることはできない」という、元の慣用句に近い言い方です。

Nothing can keep her down for long. She’s incredibly resilient.
何があっても彼女を長く落ち込ませることはできません。本当に立ち直る力のある人です。

He’s a survivor.

困難を乗り越える人について「彼は逆境に強い」「彼なら生き残る」と言う表現です。深刻な困難にも使われるため、軽い失敗では少し大げさになることがあります。

keep someone downとput someone downの違い

似ていますが、意味は異なります。

  • keep someone down:人が立ち直ったり成功したりしない状態を続けさせる
  • put someone down:人をけなす、ばかにする、価値を低く扱う

His boss kept him down by never giving him a chance to lead.
上司はリーダーになる機会を一度も与えず、彼の成功を妨げました。

Don’t put her down just because she made a mistake.
彼女が失敗したからといって、けなさないで。

keep は「状態を続ける」、put は「ある状態へ置く」という違いを押さえると理解しやすくなります。

日本人が注意したいポイント

goodを「優しい」だけで訳さない

a good man は文脈によって「善良な男性」も表しますが、この慣用句では「立派で力のある人・逆境に強い人」が中心です。

深刻な悩みを精神論で片づけない

病気、失職、喪失などの直後にこの一言だけを返すと、「強ければすぐ立ち直れる」と急かしているように聞こえることがあります。

I’m sorry you’re going through this. Take all the time you need.
こんなことになって本当につらいね。必要なだけ時間をかけて。

まず共感を伝え、相手が回復へ向かい始めた段階で励ますほうが自然です。

しゅみすけ(大山俊輔)

慣用句らしさを出したいなら元の形、性別を限定せず自然に励ましたいならYou’ll bounce back.が使いやすいです。場面に合わせて選びましょう。

思い出せないときの簡単な言い換え

  • He will try again.
    彼はまた挑戦します。
  • She won’t give up.
    彼女は諦めません。
  • You can get through this.
    あなたならこれを乗り越えられます。
  • I know you will come back.
    あなたが戻ってくると分かっています。
  • This won’t stop you forever.
    こんなことが、あなたを永遠に止めることはありません。

まとめ

You can’t keep a good man down. は、「本当に力のある人は何度つまずいても立ち上がる」という、逆境からの復活をたたえる定型表現です。

keep someone down は「立ち直りや成功を妨げ続ける」。伝統的な man を含むため、現代の日常会話では You’ll bounce back.Nothing can keep her down for long. なども使い分けると自然です。

ほかの表現は、英熟語・定型表現の親記事で確認できます。

この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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