agree toの意味は?agree with・on・agree to doとの違いと使い方

agree toは提案や条件に同意するという意味

agree to … は、「提案・計画・条件などに同意する」「〜を受け入れる」という意味です。

We agreed to the new terms.
私たちは新しい条件に同意しました。

また、後ろに動詞を続ける agree to do は、「〜することに同意する・〜する約束をする」という意味です。

She agreed to help us.
彼女は私たちを手伝うことに同意しました。

日本人が特に迷いやすいのが、agree withagree on との違いです。「人に賛成する」ならwith、「提案や条件を受け入れる」ならto、「話し合って議題について合意する」ならonを使います。

この記事では、agree toの意味と使い方を中心に、agree to do・agree with・agree on・agree thatの違いを、仕事や日常会話で使える例文とともに整理します。

この記事で分かること
  • agree toの意味と後ろに置ける名詞
  • agree to doのニュアンスと否定形
  • agree with・agree onとの使い分け
  • 「I agree to you」が不自然な理由
  • 会話で使える簡単な言い換え

agree toの意味は「提案・条件などに同意する」

agree to + 名詞 = 提案・計画・条件・要求などに同意するです。

They agreed to the proposal.
彼らはその提案に同意しました。

I can’t agree to those conditions.
私はその条件には同意できません。

The landlord agreed to our request.
大家さんは私たちの要望を受け入れました。

agree toでは、「賛成だと思う」だけでなく、提示された案や条件を正式に受け入れるニュアンスが出やすくなります。そのため、契約、交渉、会議、依頼などでよく使われます。

agree toの後ろによく置く名詞

名詞 意味
proposal 提案 agree to the proposal
plan 計画 agree to the plan
terms 条件・契約条件 agree to the terms
conditions 条件 agree to the conditions
request 要求・依頼 agree to the request
deal 取引・合意内容 agree to a deal
change 変更 agree to the change

共通するのは、相手や組織から示された「受け入れるかどうかを判断できる対象」です。

なぜagree toで「受け入れる」になる?

agree は「意見や意思が一致する」、to はここでは同意の向かう対象を示します。

agree → 同意する
to the proposal → その提案に向かって

つまり、agree toは「提示された対象のほうへ自分の意思を合わせる」と考えられます。

We agreed to the schedule change.
私たちは日程変更に同意しました。

単に日程変更を良いと思っただけでなく、「その変更を受け入れ、実行する前提に立った」という響きがあります。

しゅみすけ(大山俊輔)

agree toは、目の前に差し出された提案や条件に「はい」と応じる感覚です。人そのものではなく、受け入れる対象へtoを向けます。

agree to doは「〜することに同意する」

agree to + 動詞の原形 で、「〜することに同意する」「〜することを承諾する」という意味になります。

He agreed to meet us after work.
彼は仕事のあと私たちに会うことを承諾しました。

We agreed to share the cost.
私たちは費用を分担することに同意しました。

She agreed to keep the information private.
彼女はその情報を秘密にすることに同意しました。

agree to doは、意見が同じというだけでなく、自分がその行動をすると引き受ける表現です。文脈によっては「約束した」に近くなります。

toは前置詞?to不定詞?

次の二つは見た目が似ていますが、toの働きが異なります。

  • agree to the plan:toは前置詞。後ろは名詞
  • agree to help:toは不定詞の印。後ろは動詞の原形

ただし、どちらも「同意の先にある対象・行動へ向かう」というイメージでつながっています。

to doが「これから行う行為へ意識を向ける」仕組みは、be-rize.comのto不定詞と動名詞の違いで詳しく解説しています。この記事ではagreeという完成表現での使い方に集中します。

否定はagree not to do

「〜しないことに同意する」は、通常 agree not to do とします。

We agreed not to discuss work during dinner.
私たちは夕食中に仕事の話をしないことにしました。

He agreed not to tell anyone.
彼は誰にも言わないと約束しました。

not は否定したい行動の直前に置きます。

agree to・with・on・thatの使い分け

agree to名詞、agree to do、agree with、agree onの違い

意味 後ろに置くもの
agree to + 名詞 提案・条件を受け入れる plan, terms, request
agree to do 〜することに同意する 動詞の原形
agree with 人・意見に賛成する 人、意見、発言
agree on 議題について合意する 日程、価格、方針
agree that 〜という点で意見が一致する 主語+動詞の文

agree with + 人・意見

agree with は、「人と同じ意見である」「発言・考えに賛成する」です。

I agree with you.
あなたに賛成です。

I agree with her opinion.
私は彼女の意見に賛成です。

Do you agree with what he said?
彼の言ったことに賛成ですか。

with は「一緒に・同じ側に」という関係を作ります。人や意見と自分が並び、同じ立場にいるイメージです。

agree on + 議題・決定事項

agree on は、複数の人が話し合い、ある議題について同じ結論へ達することを表します。

We agreed on a date for the meeting.
私たちは会議の日程について合意しました。

They couldn’t agree on the price.
彼らは価格について合意できませんでした。

Have you agreed on a name for the new product?
新商品の名前は決まりましたか。

onの後ろには、みんなが話し合って決める「議題・着地点」が置かれます。

agree that + 文

agree that 主語+動詞 は、「〜ということに同意する・〜という点で意見が一致する」です。

We all agree that something needs to change.
何かを変える必要があるという点では、全員の意見が一致しています。

I agree that the room is too small.
その部屋が狭すぎるという点には同意します。

意見の内容を文として詳しく述べたいときに便利です。

同じ場面で違いを比べよう

会社で新しい在宅勤務制度について話している場面を考えます。

I agree with Maria.
私はマリアの意見に賛成です。

I agree that we need more flexibility.
もっと柔軟性が必要だという点に同意します。

We agreed on a three-day office schedule.
私たちは週3日出社という日程で合意しました。

Everyone agreed to the new policy.
全員が新しい方針を受け入れました。

Managers agreed to review the policy in six months.
管理職は6か月後にその方針を見直すことに同意しました。

人ならwith、意見の内容ならthat、話し合う議題ならon、提示された方針を受け入れるならto、自分が行う行動ならto doです。

場面別:agree toの自然な例文

仕事・契約

The client agreed to the revised schedule.
顧客は修正後の日程を承認しました。

Both sides agreed to extend the contract.
双方は契約を延長することに同意しました。

Never agree to terms you don’t understand.
理解していない条件には決して同意しないでください。

日常生活

My parents agreed to the plan.
両親はその計画を受け入れてくれました。

We agreed to meet at the station at ten.
私たちは10時に駅で会うことにしました。

He finally agreed to clean his room.
彼はようやく部屋を掃除することを承諾しました。

恋愛・人間関係

We agreed to give each other some space.
私たちは、お互い少し距離を置くことにしました。

She agreed to go on a second date with him.
彼女は彼と2回目のデートをすることに同意しました。

They agreed not to bring up the past again.
二人は過去の話をもう持ち出さないことにしました。

旅行

The hotel agreed to change our room.
ホテルは部屋を変更することを承諾してくれました。

We agreed to the extra charge.
私たちは追加料金を受け入れました。

The driver agreed to wait for ten minutes.
運転手は10分待つことを承諾しました。

agreeの返事で使える会話表現

I agree.

「賛成です」「同感です」という最も基本的な返事です。

A: We should leave early.
早めに出たほうがいいね。

B: I agree.
そうだね。

I totally agree./I couldn’t agree more.

強く賛成するときの表現です。

I totally agree with you.
あなたに完全に同意します。

I couldn’t agree more.
これ以上ないほど同感です。

I couldn’t agree more. は形が否定でも、「これ以上強く同意することはできない」つまり「大賛成」という意味です。

I agree up to a point.

「ある程度までは賛成です」。一部だけ同意し、続けて反対意見を述べるときに使えます。

I agree up to a point, but we need to consider the cost.
ある程度は賛成ですが、費用を考える必要があります。

日本人が間違えやすいポイント

人に賛成するときI agree to youと言う

× I agree to you.
○ I agree with you.
あなたに賛成です。

人と同じ意見ならwithです。toの後ろには、通常、受け入れる提案・条件・要求などを置きます。

agreeの直後に動詞原形を置く

× She agreed help me.
○ She agreed to help me.
彼女は私を手伝うことに同意しました。

行動を引き受ける場合はagree to doの形です。

discussのようにaboutを必ず付ける

agree about も「〜について意見が一致する」という意味で使えます。

We agree about most things.
私たちはほとんどのことについて意見が合います。

一方、話し合いの末に具体的な決定へ達するならagree onが自然です。

We agreed on the final design.
私たちは最終デザインについて合意しました。

agreeとacceptを完全に同じだと考える

accept は「受け取る・受け入れる」で、同じ意見になることを必ずしも意味しません。

I don’t like the decision, but I accept it.
その決定は好きではありませんが、受け入れます。

I agree with the decision.
その決定に賛成です。

agreeは意見や意思の一致、acceptは拒まず現実・条件・申し出などを受け入れることに焦点があります。

agree withには「体質に合う」もある

agree with は、人や意見への賛成以外に、食べ物や気候が「体に合う」という意味でも使われます。

Spicy food doesn’t agree with me.
辛い食べ物は私の体に合いません。

The hot weather doesn’t agree with him.
暑い気候は彼の体に合いません。

この用法では「私が食べ物に賛成する」ではなく、食べ物と体がうまく調和しないというイメージです。

中学英語で簡単に言い換えるなら

agree toがすぐ出てこなくても、次の表現で伝えられます。

  • say yes to …:〜に「はい」と言う
  • accept …:〜を受け入れる
  • decide to do:〜することに決める
  • have the same opinion:同じ意見である

She agreed to the proposal.
彼女はその提案に同意しました。

She said yes to the proposal.
彼女はその提案に「はい」と答えました。

We agreed to meet again.
私たちはまた会うことに同意しました。

We decided to meet again.
私たちはまた会うことに決めました。

decide to は自分たちの決定、agree to は提案を受け入れたり、複数人の意思が一致したりする点に焦点があります。

しゅみすけ(大山俊輔)

迷ったときは「何に同意するのか」を見ましょう。人・意見ならwith、条件ならto、議題の着地点ならon、行動ならto doです。

まとめ:agreeの後ろは「同意する相手・対象」で決まる

  • agree to + 名詞:提案・条件・要求などを受け入れる
  • agree to do:〜することに同意する
  • agree with + 人・意見:人・意見に賛成する
  • agree on + 議題:話し合って議題について合意する
  • agree that + 文:〜という点で意見が一致する
  • 「あなたに賛成」はI agree with you.

agree toを見たら、提案・条件・計画が目の前に提示され、それを受け入れる場面を思い浮かべてください。行動を引き受けるならagree to doです。with・onとの違いも、後ろに何を置くかで整理すれば、会話でも迷いにくくなります。

ほかの重要表現も体系的に学びたい方は、英熟語・定型表現の総合ガイドもあわせてご覧ください。

この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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