
as ofは、ある日付や時刻を「基準点」として示す表現です。文脈によって「〜現在」「〜時点で」「〜付で」「〜から」と訳します。
As of today, we have 50 members.
今日現在、会員は50人です。
As of April 1, the office will close at 6 p.m.
4月1日付で、オフィスは午後6時に閉まることになります。
同じas ofでも、最初の文はその日の状態を切り取る「〜現在」、二つ目は新しいルールが始まる「〜付で/〜から」です。訳語を丸暗記するより、as ofの後ろの日付に線を引き、そこで状況を確認するイメージを持つと理解しやすくなります。
Contents
as ofの基本的な意味
as ofの後ろには、日付・曜日・月・年・時刻など、時間の基準になる言葉を置きます。
- as of today:今日現在/今日付で
- as of now:現時点では
- as of August 1:8月1日現在/8月1日付で
- as of 5 p.m.:午後5時現在/午後5時から
As of this morning, all flights are operating normally.
今朝の時点では、すべての便が通常どおり運航しています。
The new schedule takes effect as of Monday.
新しいスケジュールは月曜日から有効になります。
as ofは日常会話でも使われますが、特にニュース、ビジネスメール、契約、会計、規則変更など、いつの情報かを正確に示したい場面でよく使われます。
as ofの核は「日付を基準点にする」
ofには二つのものを結びつける働きがあります。as ofでは、文中の情報と特定の日付を結びつけ、「この情報は、この日付を基準にしてください」と伝えます。
その基準日に何を見ているかによって、日本語訳が変わります。
- 人数・残高・進捗などの状態を見る:〜現在/〜時点で
- 料金・規則・担当などの変更を見る:〜付で/〜から
つまり、as of自体に「現在」か「開始」かの一方だけが固定されているわけではありません。文の内容が、基準日の状態を報告しているのか、その日からの変更を告げているのかを確認します。
しゅみすけ(大山俊輔)
「〜現在」と「〜付で/〜から」の見分け方

状態・数字の報告なら「〜現在」
人数、残高、在庫、進捗、決定の有無などを報告するときは、「〜現在」「〜時点で」が自然です。
As of August 1, we have 50 members.
8月1日現在、会員は50人です。
As of yesterday, no decision had been made.
昨日の時点では、まだ何も決まっていませんでした。
The account balance was $3,000 as of June 30.
6月30日現在の口座残高は3,000ドルでした。
この用法では、基準日にカメラを向け、その瞬間の状態を写すような感覚があります。
変更・効力の開始なら「〜付で/〜から」
価格、規則、役職、営業時間などが変わる場合は、「〜付で」「〜から」「〜をもって」と訳します。
As of August 1, prices will increase.
8月1日付で価格が上がります。
She will become the new manager as of next Monday.
彼女は来週月曜日付で新しいマネージャーになります。
This password will no longer work as of midnight.
このパスワードは午前0時をもって使えなくなります。
「その日だけ起きる」のではなく、通常はその時点から新しい状態が有効になることを表します。
よく使うas of todayとas of now
as of today
as of todayは、「今日現在」と「今日付で」の両方に使えます。
As of today, we have received 100 applications.
今日現在、100件の応募を受け取っています。
As of today, masks are no longer required.
今日から、マスクは必須ではなくなりました。
上は現在までに集まった数、下は今日から始まるルール変更です。
as of now
as of nowは「現時点では」「今のところ」を表し、あとで状況が変わる可能性を残すことがあります。
As of now, the meeting is still scheduled for Friday.
現時点では、会議はまだ金曜日に予定されています。
As of now, we don’t have enough information.
今のところ、十分な情報がありません。
会話ではright nowやfor nowも使えますが、as of nowは「正式に確認できる現在の状態」という響きを出しやすい表現です。
as ofとfromの違い
fromも「〜から」と開始点を示しますが、as ofとは焦点が少し違います。
- as of:日付を公式な基準点・発効日として示す
- from:時間の流れの始まりを素直に示す
The new price applies as of April 1.
新価格は4月1日付で適用されます。
The store will be closed from April 1 to April 3.
店は4月1日から3日まで休業します。
as ofは変更通知や制度の発効日に向いています。fromは期間の開始を示し、from A to Bのように終了点と組み合わせやすい表現です。
なお、日常会話で「月曜日から新しい仕事を始めます」と言うなら、I’ll start my new job on Monday.やstarting Mondayの方が自然なこともあります。as ofを使うと、やや事務的・公式な響きになります。
as ofとsinceの違い
sinceは、過去のある時点から現在まで続いていることを表し、現在完了とよく使います。
I have worked here since April.
私は4月からずっとここで働いています。
as ofは「4月という基準点で、状態や変更を確認する」表現で、継続そのものが中心ではありません。
As of April, I was responsible for the Tokyo office.
4月付で、私は東京オフィスの担当になりました。
「そこから今まで続いている」を言いたいならsince、「その日現在/その日付で」を明示したいならas ofと考えるとよいでしょう。
as ofとon・byの違い
onは「その日に」
on August 1は、出来事が8月1日に起きることを示します。
We will announce the result on August 1.
8月1日に結果を発表します。
As of August 1, the new rule will apply.
8月1日付で新しい規則が適用されます。
onはその日の出来事、as ofはその日を境に有効になる状態に焦点があります。
byは「その時までに」
by August 1は締め切りを表し、「8月1日までのどこかで完了する」という意味です。
Please submit the form by August 1.
8月1日までにフォームを提出してください。
As of August 1, incomplete forms will not be accepted.
8月1日以降、不完全なフォームは受理されません。
byは期限、as ofは基準日・発効日です。日本語ではどちらも「8月1日」を含むため、混同しないようにしましょう。
ビジネスでよく使われるas ofの例文
進捗・数字の報告
As of Friday, the project is 80 percent complete.
金曜日現在、プロジェクトは80パーセント完了しています。
We had 250 active users as of the end of July.
7月末現在、アクティブユーザーは250人でした。
As of the latest report, sales are above target.
最新の報告時点では、売上は目標を上回っています。
制度・料金の変更
As of October 1, the monthly fee will be $50.
10月1日付で、月額料金は50ドルになります。
Remote work will be limited to two days a week as of next month.
来月から、リモート勤務は週2日までに制限されます。
人事・担当変更
Ken is no longer with the company as of today.
ケンは本日付で退職しました。
I will be your main contact as of Monday.
月曜日から私が主な担当者になります。
人事について使う場合、as ofは事務的で淡々とした響きがあります。親しい相手との日常会話では、より直接的な言い方を選ぶこともあります。
旅行・日常生活での例文
As of this morning, the train service is back to normal.
今朝現在、電車の運行は通常に戻っています。
As of next week, the museum will open at 9 a.m.
来週から、その美術館は午前9時に開館します。
As of now, our flight is on time.
現時点では、私たちの便は定刻どおりです。
The coupon is no longer valid as of tomorrow.
そのクーポンは明日から無効になります。
運航情報や営業時間は変更される可能性があるため、as ofを使うと「この時点で確認できる情報です」という含みを伝えられます。
会計で見るas ofとas at
残高や資産のように、特定時点の数字を示す場面ではas ofがよく使われます。
Cash balance as of December 31
12月31日現在の現金残高
イギリス英語や国際的な会計文書では、同じような意味でas at December 31を見ることがあります。日常の英語学習では、まずas ofを使えるようにすれば十分です。
as of lateは別の定型表現
as of lateは「最近は」という意味で、特定の日付を基準にする通常のas ofとは少し異なる定型表現です。
As of late, I’ve been sleeping better.
最近は、以前よりよく眠れています。
日常会話ではlatelyやrecentlyの方が分かりやすく、よく使われます。
日本人が間違えやすいポイント
as ofを必ず「〜から」と訳す
As of today, we have 50 members.は変更の開始ではなく、今日現在の人数です。状態を報告しているなら「〜現在」と訳します。
未来の日付なのに現在形だけで書く
未来の変更を事前に告知するなら、willやwill take effectなどで未来を明確にできます。
As of next month, the fee will increase.
来月から料金が上がります。
as ofの後ろに文を直接置く
通常、as ofの直後には日付や時刻を置きます。as of the meeting endedではなく、as of the end of the meetingやwhen the meeting endedとします。
日常の簡単な予定まで硬く言う
As of 7 p.m., I’ll eat dinner.は不自然です。普通の予定ならI’ll have dinner at 7.で十分です。as ofは、状態確認や変更の基準点をはっきりさせる必要があるときに使います。
中学英語で簡単に言い換えるなら
as ofがすぐに出てこなければ、now、on、from、startingを使って短く言い換えられます。
We have 50 members now.
現在、会員は50人です。
The new price starts on April 1.
新価格は4月1日に始まります。
Starting Monday, I’ll be your contact person.
月曜日から、私が担当者になります。
しゅみすけ(大山俊輔)
まとめ
as ofは、後ろの日付や時刻を基準点にする表現です。人数・残高・進捗などの状態なら「〜現在/〜時点で」、料金・規則・担当などの変更なら「〜付で/〜から」と訳します。
fromは期間の開始、sinceは過去から現在までの継続、onはその日の出来事、byは締め切りを表します。as ofは「この日を基準に情報や新しい状態を見てください」という、やや公式で正確な響きが特徴です。
関連する表現は、英熟語・定型表現のまとめから確認できます。








