ascend the throneの意味は?「王位に就く」の使い方と類似表現の違い

ascend the throneの意味と使い方を解説するアイキャッチ画像

ascend the throneは、「王位に就く」「即位する」を表すややフォーマルな英語表現です。王や女王について語る歴史記事、伝記、ニュースなどでよく見かけます。

この記事では、ascendとthroneから意味をつかむ考え方、自然な例文、come to the throne・succeed to the throne・be crownedとの違いまで丁寧に解説します。

ascend the throneの意味

ascend the throne = 王位に就く・即位するです。発音の目安は「アセンド ザ スローン」。主語には、王・女王になる人や歴史上の人物が置かれます。

  • She ascended the throne at the age of twenty-five.
    彼女は25歳で王位に就きました。
  • The prince is expected to ascend the throne one day.
    その王子はいずれ王位に就くと見込まれています。

日常会話で頻繁に使う表現ではありませんが、王室や歴史を英語で読んだり説明したりするときには重要な定型表現です。

しゅみすけ(大山俊輔)

ニュースで王室の話題を読むときは、throneを本物の「椅子」だけでなく「王位・君主の地位」と捉えると分かりやすくなります。

なぜ「王位に就く」になる?ascendとthroneのイメージ

ascendの基本は「上がる・上昇する」です。階段や山を上る物理的な動きだけでなく、より高い地位へ進む意味でも使われます。

throneは本来、王や女王が座る「玉座」です。しかし英語では、そこから広がって「王位」「君主としての地位」も表します。

そのためascend the throneは、直訳的には「玉座へ上がる」。そこから「君主の地位に上がる=王位に就く」という意味になります。通常、theを付けたthe throneという形で使います。

ascend the throneの文型と時制

過去の即位を説明する

歴史上の出来事には過去形ascendedがよく使われます。

  • He ascended the throne after his father’s death.
    彼は父の死後、王位に就きました。
  • The young queen ascended the throne during a period of political unrest.
    若い女王は政治的混乱の時期に即位しました。

将来の即位について述べる

  • Who will ascend the throne next?
    次に王位に就くのは誰ですか。
  • As the eldest child, she may ascend the throne in the future.
    長子である彼女は、将来王位に就くかもしれません。

年齢を表すat the age ofとの組み合わせ

  • He ascended the throne at the age of eighteen.
    彼は18歳で王位に就きました。
  • She became the youngest monarch to ascend the throne.
    彼女は王位に就いた最年少の君主となりました。

ニュース・歴史・会話での自然な例文

歴史を説明する

  • The king ascended the throne in 1936.
    その国王は1936年に即位しました。
  • Several reforms followed soon after she ascended the throne.
    彼女の即位後まもなく、いくつかの改革が行われました。

ニュースについて話す

  • The documentary explains how he prepared to ascend the throne.
    そのドキュメンタリーは、彼が即位に向けてどのように準備したかを説明しています。
  • People wondered whether the crown prince would ascend the throne.
    人々は皇太子が王位に就くのかどうか注目していました。

旅行先で歴史を聞く

  • How old was she when she ascended the throne?
    彼女が即位したときは何歳でしたか。
  • This palace was built before the queen ascended the throne.
    この宮殿は女王が即位する前に建てられました。

ascend the throneと類似表現の違い

ascend the throne・be crowned・succeed to the throneの違い

come to the throne

come to the throneも「王位に就く」です。ascend the throneより分かりやすく、特にイギリス英語で自然に使われます。ascendは文章語らしい格調があり、come toは比較的中立です。

  • She came to the throne at a difficult time.
    彼女は困難な時期に王位に就きました。

succeed to the throne

succeed to the throneは「王位を継承する」。前の君主から地位を正式に引き継ぐ関係に焦点があります。ascend the throneは「君主になる」という出来事そのものを描きます。

詳しくはsucceed toの意味と使い方も参考にしてください。

be crowned

be crownedは「戴冠される」です。王冠を授ける儀式に焦点があります。即位と戴冠式は同じ日に行われるとは限らないため、ascend the throneと完全な同義語ではありません。

  • He ascended the throne in May and was crowned the following year.
    彼は5月に即位し、翌年に戴冠されました。

take the throne

take the throneにも「王位に就く」がありますが、文脈によっては「王位を奪う・掌握する」という能動的で力強い響きが出ます。平穏な継承を中立的に述べたいならascend the throneやcome to the throneが安全です。

日本人が間違えやすいポイント

theを落とさない

通常はascend the throneです。ascend throneとはしません。

toを入れない

ascendは他動詞としてthe throneを直接目的語に取るため、ascend to the throneではなくascend the throneが基本です。ただしascend to power(権力の座に上る)のように、別の組み合わせでtoが使われることはあります。

「椅子に上る」とだけ考えない

ここでのthroneは玉座という家具ではなく、王位の換喩です。実際に玉座の上へ足で上るという意味ではありません。

天皇について使うときは文脈に注意する

英語メディアでは皇位継承を説明する文脈でthe throneが使われることがあります。ただし日本固有の制度や儀式を正確に説明するときは、become Emperoraccede to the Chrysanthemum Throneなど、媒体と読者に合う表現を選ぶ必要があります。

しゅみすけ(大山俊輔)

ascendがすぐに出てこなければ、become kingやbecome queenと言い換えて十分伝えられます。まずは簡単な英語を使い、余裕ができたら表現を置き換えてみましょう。

中学英語で簡単に言い換えるなら

  • He became king when he was twenty.
    彼は20歳で王になりました。
  • She became queen after her father died.
    彼女は父親が亡くなった後、女王になりました。
  • She started to rule the country in 1952.
    彼女は1952年にその国を治め始めました。

become king / queenはascend the throneほどフォーマルではありませんが、意味が明快で会話にも使いやすい言い換えです。

関連表現

  • heir to the throne:王位継承者
  • the line of succession:王位継承順位
  • reign:統治する/治世
  • abdicate the throne:退位する
  • claim the throne:王位を要求する

まとめ

ascend the throneは「王位に就く・即位する」を表すフォーマルな定型表現です。ascendの「上がる」と、throneの「玉座→王位」を結び付けると意味を理解しやすくなります。

地位を引き継ぐ関係を強調するならsucceed to the throne、戴冠式ならbe crowned、簡単に言うならbecome king / queenを選びましょう。

この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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