「罵倒する」は英語で?berate・insult・verbally abuseの違いと簡単な言い換え

「罵倒する」は英語で?berate、insult、verbally abuseを紹介するアイキャッチ

「上司が部下を罵倒した」「観客が選手を罵倒した」のような「罵倒する」は、英語では何をしたのかによって表現が変わります。

失敗について激しく長々と責めるなら berate、相手を傷つける侮辱語を言うなら insult、言葉による攻撃を繰り返すなら verbally abuse が中心です。怒鳴りつける行動なら yell at、悪態をつくなら swear at も使われます。

「罵倒する」の主な英語表現を比較

英語 中心的な意味 使う場面 代表例文
berate 厳しく、長々と責める 上司、親、監督などの叱責 He berated me for the mistake.
insult 侮辱する言葉を言う 口論、失礼な発言、ネット She insulted him in public.
verbally abuse 言葉で繰り返し攻撃する 職場、家庭、継続的なハラスメント He verbally abused his staff.
yell at 人に向かって怒鳴る 日常会話、口論 Don’t yell at me.

一番自然な表現は場面で決まる

誰かのミスを取り上げて激しく叱り続けたなら berate が合います。単に一言でも相手を侮辱する発言をしたなら insult。人格否定や脅しなど、言葉による攻撃が継続しているなら verbally abuse がより深刻な表現です。

日常会話で「彼に怒鳴られた」と事実だけを伝えるなら、難しい語を使わず He yelled at me. が自然です。

日本語の「罵倒する」と英語の意味のズレ

日本語の「罵倒する」には、声の大きさ、厳しい非難、侮辱語、繰り返される言葉の攻撃がまとめて含まれます。英語では、その中心となる行動を分けます。

  • 失敗や行動を厳しく責め続ける → berate
  • 相手を侮辱する言葉を言う → insult
  • 言葉で継続的に虐待する → verbally abuse
  • 大声で怒鳴る → yell at / shout at
  • 悪態・ののしり語をぶつける → swear at

しゅみすけ(大山俊輔)

「罵倒する」という日本語だけで考えず、「ミスを責めたのか」「侮辱語を言ったのか」「怒鳴ったのか」「それが繰り返されたのか」に分けると、英語を選びやすくなります。

berateの使い方と語順

berate+人+for+理由 が基本です。「人を、ある理由について激しく叱責する」という語順になります。

The manager berated him for being late.
上司は遅刻した彼を激しく罵倒しました。

She berated herself for making the same mistake again.
彼女は同じ間違いを繰り返した自分を激しく責めました。

He was berated by the coach after the game.
彼は試合後、監督から激しく叱責されました。

berate は硬めの語で、普通の「注意する」よりかなり強い表現です。

insultの使い方と語順

動詞では insult+人、名詞では an insult to+人・物 の形です。

He insulted me in front of everyone.
彼は皆の前で私を侮辱しました。

She didn’t mean to insult you.
彼女はあなたを侮辱するつもりではありませんでした。

That comment was an insult to the whole team.
その発言はチーム全体への侮辱でした。

意味の近い表現は、「侮辱する」は英語で?insult・offend・humiliate・put downの違いでも詳しく解説しています。

verbally abuseの使い方と語順

verbally abuse+人 で「人を言葉で虐待する」です。一度の怒鳴り声より、侮辱・脅し・人格否定などが繰り返される深刻な状況に向きます。

He verbally abused his employees.
彼は従業員を言葉で繰り返し罵倒しました。

No one should be verbally abused at work.
職場で言葉による虐待を受けてよい人はいません。

She reported the verbal abuse to HR.
彼女は言葉による虐待を人事部へ報告しました。

名詞では verbal abuse、形容詞では verbally abusive が使えます。

場面別:「罵倒する」の自然な英語

berate、insult、verbally abuseの意味の違いを示す図解

職場で激しく叱責する

My boss berated me for a small mistake.
上司は小さなミスで私を激しく罵倒しました。

He yelled at me in front of my coworkers.
彼は同僚の前で私を怒鳴りました。

口論で侮辱語を言う

They started insulting each other.
彼らは互いを罵倒し始めました。

He called me names during the argument.
彼は口論中、私をひどい言葉で罵りました。

ネット上で罵倒する

People insulted her in the comments.
人々はコメント欄で彼女を罵倒しました。

Some users posted abusive messages.
一部の利用者が攻撃的なメッセージを投稿しました。

継続的な言葉の攻撃

She was verbally abused by her partner for years.
彼女は何年もパートナーから言葉による虐待を受けました。

berate・scold・criticizeの違い

  • berate:感情的かつ激しく、長々と責める
  • scold:悪い行動について叱る。親が子どもを叱る場面など
  • criticize:問題点や欠点を批判する。必ずしも怒鳴らない

改善点を落ち着いて指摘しただけなら criticizegive feedback であり、通常は「罵倒する」ではありません。

insult・badmouth・call someone namesの違い

  • insult someone:本人に対しても第三者の前でも、侮辱する
  • badmouth someone:その人のいないところなどで悪く言う
  • call someone names:本人に侮辱的な呼び名をぶつける

陰口や悪評を広める表現は、「悪口を言う」は英語で?badmouth・speak ill ofの違いも参考にしてください。

この英語を知らなかったら?【しゅみすけ式】

berateverbally abuse が出てこなくても、「何を言ったか」「声は大きかったか」「何度続いたか」「自分がどう感じたか」に分ければ伝わります。

  • He shouted at me for ten minutes.
    彼は10分間、私に怒鳴りました。
  • She said very hurtful things to him.
    彼女は彼にとても傷つくことを言いました。
  • He called me stupid in front of everyone.
    彼は皆の前で私をばかだと言いました。
  • My boss kept saying I was useless.
    上司は私が役立たずだと何度も言いました。
  • I felt scared and humiliated.
    私は怖く、屈辱的に感じました。

しゅみすけ(大山俊輔)

難しい一語を探すより、「怒鳴った」「傷つくことを言った」「それを何度も繰り返した」と行動を基本語で説明すると、状況の深刻さまで具体的に伝わります。

よくある間違い

× berate to me

berate は他動詞なので、直後に人を置きます。

× He berated to me.
He berated me.

× insult to her

動詞の insultto は不要です。

× They insulted to her.
They insulted her.

yellとyell atを混同する

yell は「大声を出す」、yell at+人 は「人に怒鳴る」です。He yelled me. とは言いません。

一度の口論をすぐverbally abuseと言う

verbal abuse は深刻な言葉の虐待を表します。一度声を荒らげた程度なら、文脈に応じて yell atsay something hurtful が適切です。

FAQ

Q1. 「上司に罵倒された」は英語で?

激しく叱責されたなら My boss berated me.、怒鳴られたなら My boss yelled at me.、継続的な言葉の虐待なら I was verbally abused by my boss. です。

Q2. 「人前で罵倒する」は英語で?

berate someone in publicinsult someone in front of others と表せます。

Q3. curse atとswear atの違いは?

どちらも悪態をつく意味で使われます。swear at は特にイギリス英語で一般的で、curse at はアメリカ英語でよく使われます。

Q4. 「罵倒されても言い返さなかった」は英語で?

I didn’t argue back even though he yelled at me. のように基本語で自然に言えます。

Q5. verbal abuseは職場でも使えますか?

使えます。侮辱、脅し、人格否定などが繰り返される状況を表し、report verbal abuse to HR のようにも言えます。

まとめ

  • berate:失敗などについて激しく長々と責める
  • insult:侮辱する言葉を言う
  • verbally abuse:言葉による攻撃を繰り返す
  • yell at:人に向かって怒鳴る
  • swear at:人に悪態をつく

難しい表現が出てこなければ、He shouted at me.She said very hurtful things. のように、実際に起きた行動を基本語で伝えましょう。

この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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