
「計画を策定する」「方針を策定する」の策定するは、英語では何を、どの段階まで作るかによって表現が変わります。
考えを練って方針にするなら formulate、実行できる計画へ育てるなら develop、正式な文書にまとめるなら draw up、目標や基準を定めるなら set が代表的です。日常的な仕事の会話では、難しい動詞にこだわらず make a plan でも十分伝わります。
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「策定する」の主な英語表現を比較
| 英語 | 中心的な意味 | 使う場面 | 代表例文 |
|---|---|---|---|
| formulate | 考えを整理して明確な形にする | 方針・戦略・政策 | We formulated a new strategy. |
| develop | 検討を重ねて実用的なものにする | 計画・制度・手順 | We developed an action plan. |
| draw up | 正式な文書として作成する | 計画書・契約書・規則 | They drew up a detailed plan. |
| set | 内容や数値を決める | 目標・基準・期限 | We set clear goals. |
一番自然な表現は?
会社の方針や戦略をゼロから組み立てる硬めの文脈では formulate が合います。一方、会議で「計画を作りましょう」と言うなら develop a plan や、もっと簡単な make a plan が自然です。
すでに内容が決まり、それを正式な計画書にする段階なら draw up。目標値や締切を決める場合は set を選びます。
しゅみすけ(大山俊輔)
日本語の「策定する」と英語の意味のズレ
日本語の「策定する」は、計画や方針を考え、内容を固め、正式な形にする一連の流れを広く表せます。しかし英語では、その流れのどこを強調するかで動詞が変わります。
formulate は頭の中の考えを明確にすること、develop は使える状態へ発展させること、draw up は文書を作ること、set は目標などを決定することに焦点があります。

各表現の使い方と語順
formulate+名詞
formulate a policy / strategy / plan のように、後ろへ名詞を置きます。目的語を直接取る他動詞なので、通常 formulate about とはしません。
- We need to formulate a long-term strategy.(長期戦略を策定する必要があります)
- The committee formulated a new policy.(委員会は新しい方針を策定しました)
develop+名詞
develop a plan / system / procedure の形です。「ただ作る」よりも、検討や改善を重ねて実用的な形にする響きがあります。
- We are developing a plan to reduce costs.(コスト削減計画を策定中です)
- They developed new safety procedures.(新しい安全手順を策定しました)
draw up+名詞
draw up a plan / contract / list の形で、正式な文書を作成する意味です。代名詞は draw it up と間に置きます。詳しい語順はdraw upの意味・使い方でも解説しています。
- Our legal team drew up the agreement.(法務チームが契約書を作成しました)
- Could you draw it up by Friday?(金曜までにそれを文書にまとめてもらえますか)
set+名詞
set a goal / target / deadline / standard の形です。計画全体よりも、その中の目標・期限・基準を定めるときに使います。setは現在形・過去形・過去分詞がすべて同じ形です。
- We set a target of 10 percent growth.(10%成長という目標を策定しました)
- Let’s set a realistic deadline.(現実的な期限を設定しましょう)
場面別:「策定する」の英語例文
独り言・英語日記
- I need to make a plan for next month.(来月の計画を立てないと)
- I finally developed a study plan.(やっと学習計画を策定した)
日常会話
- Let’s make a simple plan first.(まず簡単な計画を立てよう)
- We should decide what to do next.(次に何をするか決めたほうがいいね)
仕事・会議
- We formulated a policy for remote work.(在宅勤務の方針を策定しました)
- The team is developing a three-year plan.(チームは3か年計画を策定中です)
- We’ll draw up the implementation plan this week.(今週、実施計画書を作成します)
- Management set new performance targets.(経営陣は新しい業績目標を設定しました)
formulate・develop・draw up・makeの違い
formulate は考えを論理的にまとめる硬めの語、develop は検討しながら実用的な計画へ育てる語です。draw up は正式文書の作成に焦点を当てます。make は最も基本的で広く使え、会話では make a plan が自然です。
つまり、精密に言い分けたい場面では専門語を使い、普段の会話では make を選んでも問題ありません。
この英語を知らなかったら?【しゅみすけ式】
formulate や draw up が出てこなくても、「誰が・何を決めたか」「何を作ったか」「次に何をするか」に分解すれば伝えられます。
- We made a new plan.(新しい計画を作りました)
- We decided what to do.(何をするか決めました)
- We wrote the plan down.(計画を書きました)
- We chose our goals for this year.(今年の目標を決めました)
- Now everyone knows what to do.(これで全員が何をすべきか分かります)
しゅみすけ(大山俊輔)
よくある間違い
× formulate about a plan
formulate は目的語を直接取ります。formulate a plan と言います。
× develop about a policy
こちらも基本は develop a policy。aboutは不要です。
× draw up it
代名詞は動詞とupの間に置き、draw it up にします。名詞なら draw up the plan と draw the plan up の両方が可能です。
計画全体をsetする
set は goal・target・deadline・standardとの相性がよい語です。計画全体を練るなら developやformulateのほうが明確です。
「策定する」の英語FAQ
「計画を策定する」は英語で?
一般的には develop a plan、硬めなら formulate a plan、計画書を正式に作るなら draw up a plan です。会話では make a plan が自然です。
「方針を策定する」は英語で?
formulate a policy や develop a policy が使えます。方針を決定する点を強調するなら set a policy も文脈によって使えます。
「戦略を策定する」は英語で?
formulate a strategy または develop a strategy が代表的です。前者は考えを体系化する響き、後者は実用的な戦略へ作り込む響きです。
「策定中です」は英語で?
We are developing the plan. や The plan is being developed. と言えます。簡単には We are working on the plan. でも自然です。
formulateは日常会話でも使う?
使えますが硬く知的な響きがあります。普段の会話なら make a plan、come up with a plan、decide what to do のほうが自然なことが多いです。
まとめ
「策定する」は、方針や戦略を論理的に形にするなら formulate、実行可能な計画へ育てるなら develop、正式文書を作るなら draw up、目標や期限を決めるなら set です。
難しい単語が出ないときは、We made a plan. や We decided what to do. で十分。「策定」という日本語を訳すのではなく、実際に何をしたのかを基本語で伝えましょう。
漢字熟語を場面別に言い換える考え方は、「漢字+する」を英語で伝えるガイドも参考にしてください。








