「惜別する」は英語で?be sad to say goodbye・reluctant to part・bid farewellの違いと簡単な言い換え

駅のホームで別れを惜しむ二人。「惜別する」は英語で?

「惜別する」は、日常会話なら be sad to say goodbye(別れを言うのが寂しい)が最も伝わりやすい表現です。「離れがたい」という気持ちを強く出すなら be reluctant to part、温かく見送るなら bid a fond farewell が合います。

日本語の「惜別する」は少し文学的な言葉です。英語では一語に置き換えるより、誰との別れが、どのように惜しいのかを表すと自然になります。

「惜別する」を表す主な英語表現

英語 中心的な意味 使う場面 代表例文
be sad to say goodbye 別れを言うのが寂しい 日常会話全般 I’m sad to say goodbye to everyone.
be reluctant to part 離れたくない、別れがたい 人・場所との別れ We were reluctant to part.
bid a fond farewell 愛情を込めて別れを告げる 送別会、文章、改まった挨拶 We bid her a fond farewell.
part with regret 惜しみながら別れる 文章的・改まった場面 They parted with regret.

一番自然なのは be sad to say goodbye

友人の帰国、同僚の退職、旅行先を離れるときなど、普段の会話では be sad to say goodbye が自然です。「惜別」という難しい日本語を、英語では「さよならを言うのが寂しい」と具体的にしています。

I’m sad to say goodbye to you.
あなたとお別れするのが寂しいです。

We’re all sad to see you go.
あなたが去るのを、みんな寂しく思っています。

be sad to see 人 go も送別の場面でよく使います。相手に直接伝えるなら、こちらのほうが温かく自然に響くこともあります。

しゅみすけ(大山俊輔)

日本語の「惜別する」を英語一語にしようとせず、「さよならを言うのが寂しい」と考えると、会話ですぐ使える表現になります。

日本語の「惜別する」と英語の意味のズレ

「惜別する」には、別れを残念に思う気持ちと、相手を大切に見送る気持ちが含まれます。しかし英語では、そのどちらを中心にするかで表現が変わります。

  • 寂しい気持ちを伝える:be sad to say goodbye
  • 離れたくない気持ちを伝える:be reluctant to part
  • 温かく見送る行為を表す:bid a fond farewell
  • 惜しみながら別れたと描写する:part with regret

be sad to say goodbye、be reluctant to part、bid a fond farewell、part with regretの違い

各表現の使い方と語順

be sad to say goodbye:別れを言うのが寂しい

be sad to say goodbye to + 人・場所 の形です。goodbye の相手には前置詞 to を使います。

I was sad to say goodbye to my host family.
ホストファミリーとの別れが寂しかったです。

be reluctant to part:離れがたい

reluctant to + 動詞の原形 で「気が進まない」「したくない」という意味です。互いに別れるなら part だけで使えます。誰かと別れるなら part from + 人、場所を離れるなら part with ではなく leave を使うほうが普通です。

The two friends were reluctant to part.
二人の友人は別れがたく思っていました。

bid a fond farewell:温かく別れを告げる

bid + 人 + a fond farewell の語順です。bid の過去形も bid です。会話より、送別のスピーチや記事などでよく使われます。

We bid our manager a fond farewell.
私たちは部長を温かく見送りました。

part with regret:惜しみながら別れる

part with regret は「残念な気持ちで別れる」という文章的な表現です。ここでの with regret は別れたときの気持ちを説明しています。

After a wonderful week, we parted with regret.
すばらしい一週間のあと、私たちは別れを惜しみながら別れました。

場面別に使える例文

独り言・英語日記

I was sad to leave Kyoto.
京都を離れるのが名残惜しかった。

I didn’t want our trip to end.
旅行が終わってほしくなかった。

日常会話

I’m sad to say goodbye, but let’s keep in touch.
お別れするのは寂しいけれど、連絡を取り合おうね。

It was hard to say goodbye to them.
彼らとの別れはつらかったです。

仕事・送別会

We’re sad to see you go, and we wish you all the best.
お別れは寂しいですが、今後のご活躍をお祈りします。

Today, we bid a fond farewell to a valued colleague.
本日、私たちは大切な同僚を温かく見送ります。

惜別する・名残惜しい・哀悼するの違い

惜別するは人との別れを惜しむこと、名残惜しいは人だけでなく場所や時間が終わるのを惜しむ気持ちにも使えます。一方、「哀悼する」の英語表現は、人の死を悼む場面が中心です。

過去を思い出してしんみりする気持ちは、「感傷する」の英語表現も参考にしてください。

この英語を知らなかったら?【しゅみすけ式】

reluctantfarewell が出てこなくても問題ありません。「誰と別れるのか」「どう感じるのか」「次にどうしたいのか」に分ければ、基本語だけで伝えられます。

  • I don’t want to say goodbye.
    さよならを言いたくありません。
  • I feel sad because she is leaving.
    彼女が去るので寂しいです。
  • I want to spend more time with them.
    もっと彼らと一緒に過ごしたいです。
  • I hope we can meet again.
    また会えるといいなと思います。
  • We said goodbye, but we will keep in touch.
    別れましたが、これからも連絡を取り合います。

しゅみすけ(大山俊輔)

難しい表現が出なければ、I feel sad. と She is leaving. のように、気持ちと出来事を二つの短い文に分けましょう。それだけでも十分伝わります。

よくある間違い

goodbye の相手に for を使わない

× I said goodbye for my friend.
○ I said goodbye to my friend.

part with 人 を「人と別れる」の意味で安易に使わない

part with は通常、物を手放す意味です。人と別れるなら part from someone、または自然な say goodbye to someone を使いましょう。

mourn を普通の送別に使わない

mourn は主に死や大きな喪失を嘆く語です。転職や帰国による別れなら be sad to say goodbye が適切です。

FAQ

Q. 「別れを惜しむ」は英語で何と言いますか?

日常会話なら be sad to say goodbye が自然です。離れたくない気持ちを強調するなら be reluctant to part を使えます。

Q. 「名残惜しい」は英語で何と言いますか?

人との別れなら I’m sad to say goodbye.、場所を離れるなら I’m sad to leave.、楽しい時間が終わるなら I don’t want it to end. と言えます。

Q. farewell と goodbye の違いは?

goodbye は日常的です。farewell は改まった響きや文学的な響きがあり、送別の挨拶や文章でよく使われます。

Q. 「送別する」は bid farewell でよいですか?

はい。改まった場面では bid someone farewellbid someone a fond farewell が使えます。会話なら say goodbye to someone のほうが自然です。

Q. 「また会おうね」まで添えるには?

I’m sad to say goodbye, but I hope we can meet again. と言えます。親しい相手なら Let’s keep in touch. も自然です。

まとめ

「惜別する」は、日常会話では be sad to say goodbye が最も使いやすい表現です。離れがたい気持ちは be reluctant to part、温かく正式に見送るなら bid a fond farewell、文章的に惜しむ様子を描くなら part with regret が合います。

難しい語が思い出せないときは、I don’t want to say goodbye.I feel sad because she is leaving. のように、出来事と気持ちを基本語で伝えてみましょう。

この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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