「存続する」は英語で?survive・continue・remain in existence・stay in businessの違い

「存続する」は英語で?と書かれた英語学習記事のアイキャッチ

「この伝統は今も存続している」「会社を存続させたい」「制度が存続する」のように、日本語ではどれも「存続する」と言えます。

英語では、危機を乗り越えて生き残るなら survive、活動や状態が続くなら continue、単に存在し続けるなら remain in existence、会社や店が営業を続けるなら stay in business が自然です。

つまり、「存続する=英語一語」ではありません。何が、どのような状態で続くのかを考えると、自然な表現を選びやすくなります。

「存続する」を表す主な英語表現

英語 中心的な意味 使う場面 代表例文
survive 困難を越えて生き残る 伝統・組織・種・事業 The tradition has survived for centuries.
continue 活動や状態が続く 制度・サービス・計画 The program will continue next year.
remain in existence 存在し続ける 制度・組織・慣習などの説明 The system remains in existence.
stay in business 廃業せず営業を続ける 会社・店・事業 We need more customers to stay in business.

一番自然な表現は場面で変わる

困難を越えて存続するなら survive

survive は、危機や時代の変化を乗り越えて「生き残る」という感覚を持つ動詞です。人だけでなく、会社、伝統、言語、文化などにも使えます。

  • The small company survived the recession.
    その小さな会社は不況を乗り越えて存続しました。
  • This custom has survived for generations.
    この慣習は何世代にもわたって存続しています。
  • Only a few local stores survived.
    地元の店で存続できたのは数店だけでした。

活動・制度・サービスが続くなら continue

continue は「続く・続ける」という基本的な表現です。存続の危機を強調せず、活動や制度が今後も続くことを伝えるときに自然です。

  • The service will continue as usual.
    そのサービスは通常どおり存続します。
  • We hope the program will continue.
    その制度が存続することを願っています。
  • The organization continued after its founder retired.
    創設者の引退後も、その組織は存続しました。

continue + 名詞continue to docontinue doing の形が使えます。

  • We continued the project.
  • We continued to provide support.
  • We continued providing support.

「存在し続ける」を明確に言うなら remain in existence

remain in existence は直訳に近い「存在した状態にとどまる」という表現です。やや硬く、制度、法律、組織、慣習などを客観的に説明する文章で使われます。

  • The old system remains in existence today.
    その古い制度は現在も存続しています。
  • Several traditional guilds remain in existence.
    いくつかの伝統的な組合が今も存続しています。

日常会話では still exists のほうが簡単で自然なことも多いです。

会社や店を存続させるなら stay in business

stay in business は、会社や店が倒産・廃業せずに営業を続けることを表します。「経営を存続させる」という場面にぴったりです。

  • We are doing everything we can to stay in business.
    事業を存続させるために、できることはすべてしています。
  • The shop managed to stay in business.
    その店は何とか存続できました。
  • Without local support, the theater may not stay in business.
    地域の支援がなければ、その劇場は存続できないかもしれません。

survive、continue、remain in existence、stay in businessの違いを示す図解

日本語の「存続する」と英語の意味のズレ

日本語の「存続する」は、存在・活動・営業・生き残りをまとめて表せる便利な言葉です。しかし英語では、話し手がどこに注目しているかで動詞が変わります。

  • 危機を越えて残った → survive
  • 活動がそのまま続く → continue
  • 今も存在している → remain in existence / still exist
  • 会社や店が営業を続ける → stay in business

しゅみすけ(大山俊輔)

日本語の「存続する」から英単語を探すのではなく、「危機を越えたのか」「活動が続くのか」「会社が営業を続けるのか」に分けると、自然な英語が見つかります。

場面別の自然な例文

会社・仕事

  • Our company needs to change to survive.
    会社が存続するには変わる必要があります。
  • I want this service to continue.
    このサービスには存続してほしいです。
  • We need steady sales to stay in business.
    事業を存続させるには安定した売上が必要です。

伝統・文化

  • This festival has survived for over 300 years.
    この祭りは300年以上存続しています。
  • I hope this tradition continues.
    この伝統が存続することを願っています。
  • The language still exists in a few villages.
    その言語は今もいくつかの村で存続しています。

制度・組織

  • The current system will continue for another year.
    現在の制度はもう1年存続します。
  • The committee remains in existence.
    その委員会は今も存続しています。
  • The group survived despite losing funding.
    その団体は資金を失ったにもかかわらず存続しました。

この英語を知らなかったら?【しゅみすけ式】

surviveremain in existence が出てこなくても問題ありません。「結局どういう状態なのか」を基本語で言えば伝わります。

伝えたいこと 基本語による言い換え
その会社は今も存続している The company is still here.
その制度は来年も存続する We will have the same system next year.
その店を存続させたい We want to keep the shop open.
その伝統は長く存続している People have kept this tradition for many years.
サービスが存続する The service will not end.

難しい単語を思い出そうと止まるより、still herekeep it opennot end のような基本語で言い切るほうが、実際の会話では役立ちます。

しゅみすけ(大山俊輔)

「存続する」という一語を訳せなくても、「まだある」「終わらない」「店を開けたままにする」と説明できます。知っている英語を組み合わせれば十分です。

よくある間違い

surviveを受け身にしない

survive は通常、自動詞または他動詞としてそのまま使います。

  • ○ The company survived.
  • × The company was survived.

continueとsurviveを同じ意味にしない

continue は単に続くこと、survive は困難を越えて残ることに重点があります。

stay businessとは言わない

「営業を続ける」は stay in business です。前置詞 in を忘れないようにしましょう。

会社にremainを使うときは後ろを補う

The company remains. だけでは「会社が残っている」という硬く不自然な印象になることがあります。remains in existence や、会話なら still exists が明確です。

類似表現との違い

「存続する」と近い日本語でも、焦点は異なります。

FAQ

「会社を存続させる」は英語で?

keep the company in businesskeep the company going が自然です。危機を越えて生き残らせる意味なら help the company survive も使えます。

「制度を存続させる」は英語で?

continue the systemkeep the system in place が自然です。

「伝統を存続させる」は英語で?

keep the tradition alive が会話で自然です。単に伝統が残っているなら The tradition has survived. と言えます。

「存続の危機」は英語で?

be at risk of disappearing や、会社なら be at risk of going out of business と表せます。

existとsurviveの違いは?

exist は「存在する」、survive は困難や時間を越えて「生き残る」です。背景に危機や変化があるときは survive が合います。

まとめ

  • 困難を越えて存続する:survive
  • 活動や制度が続く:continue
  • 存在し続ける:remain in existence / still exist
  • 会社・店が営業を続ける:stay in business

表現が出てこないときは、The company is still here.We want to keep the shop open.The service will not end. のように、基本語で「何がどう続くのか」を伝えてみましょう。

この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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