
日本語の「分かりました」「了解しました」は、英語では何を分かったのかによって表現が変わります。説明を理解したなら I understand.、指示を受け取ったなら Got it.、依頼を引き受けるなら Sure. や Will do. が自然です。
I understand.
内容・事情を理解しました。
I see.
なるほど、そういうことですね。
Got it.
分かった・了解。説明や指示を受け取った。
Okay. / All right.
分かりました・それで大丈夫です。
Sure. / No problem.
いいですよ。依頼を引き受ける。
Will do.
了解、そうします。指示に応じる。
Understood.
承知しました。簡潔で仕事向き。
Contents
「分かりました」の英語は意味によって変わる
「理解しました」と「依頼を引き受けます」は、日本語ではどちらも「分かりました」と返せます。しかし英語では役割が違います。
説明・事情を理解した:I understand. / I see.
指示を受け取った:Got it. / Understood.
提案に同意した:Okay. / Sounds good.
依頼を引き受けた:Sure. / No problem. / Will do.
内容を理解したときの「分かりました」
I understand.:内容・事情を理解しました
I understand. は説明、ルール、相手の事情などを理解したと伝える表現です。
A: The schedule has changed because the client is unavailable.
取引先の都合でスケジュールが変わりました。
B: I understand. Thank you for letting me know.
分かりました。教えていただきありがとうございます。
相手のつらい事情に対して使うと、「お気持ちは分かります」という共感を表す場合もあります。一方、単なる作業指示への返事なら Got it. や Understood. のほうが直接的です。
I see.:なるほど、そういうことですね
I see. は、話を聞いて新しく状況を把握したときの「なるほど」に近い相づちです。
A: You need to click this button before saving the file.
ファイルを保存する前に、このボタンを押す必要があります。
B: I see. That’s why it didn’t work.
なるほど。だから動かなかったんですね。
I see. と I understand. の詳しい違いは、I seeの意味と使い方で解説しています。
カジュアルな「了解・分かった」
Got it.:了解・分かった
Got it. は、説明や指示を受け取って「分かった」と返す定番表現です。友達、同僚、英会話レッスンなど幅広い場面で使えます。
A: Meet me in front of the station at seven.
7時に駅前で会おう。
B: Got it. See you then.
了解。そのときにね。
Do you understand? への返事としても使えます。ただし I got it. には文脈によって「私がやります」「自分で持ちます」という意味もあります。
Okay. / All right.:分かった・それでいいよ
Okay, I’ll call you later.
分かった、あとで電話するね。
All right. Let’s meet at six.
了解。6時に会おう。
どちらも声の調子で印象が変わります。短く低い声で言うと、しぶしぶ同意しているように聞こえることもあります。
Sounds good.:いいね、それでいこう
Sounds good. は相手の提案や予定に賛成する表現です。「説明を理解した」というより、「その案で大丈夫」という意味です。
A: How about lunch at noon?
正午にランチはどう?
B: Sounds good!
いいね!
詳しい使い分けは、Sounds goodの意味と返し方も参考にしてください。
依頼への「了解・いいですよ」
Sure.:もちろん・いいですよ
Sure. は依頼を快く引き受ける、自然でよく使われる返事です。
A: Could you send me the file?
ファイルを送ってもらえますか?
B: Sure. I’ll send it now.
もちろん。今送ります。
動画で確認:Sure.は「確かに」ではない
単独の Sure. は、依頼への「もちろん」「いいですよ」という承諾になります。しゅみすけの54秒動画で会話の感覚を確認してみましょう。
YouTubeで「Sure.=『確かに』じゃありません。」を見る
No problem.:問題ないよ・いいですよ
A: Can you cover for me this afternoon?
今日の午後、代わってもらえる?
B: No problem.
いいよ。問題ないよ。
正しいつづりは problem です。ploblem ではありません。
You got it.:任せて・承知しました
You got it. は依頼や注文に対して「任せて」「承知しました」と快く応じるカジュアルな表現です。
Customer: Could I have an iced coffee?
アイスコーヒーをいただけますか?
Staff: You got it.
承知しました。
Got it. は「私は理解した」、You got it. は「あなたの希望どおりにします」と考えると区別しやすくなります。
Will do.:了解、そうします
Will do. は I will do that. を短くした返事です。指示された行動をすると約束するため、同僚間の会話や短いメッセージでよく使われます。
A: Please update the spreadsheet by noon.
正午までに表を更新してください。
B: Will do.
了解です。そうします。
ビジネスで使える「承知しました」
Understood.:承知しました
Understood. は指示や条件を理解し、受け入れたことを簡潔に伝えます。仕事のチャットや会話で使えますが、言い方によっては少し硬く聞こえます。
Understood. I’ll make the changes today.
承知しました。本日中に修正します。
Understood. Thank you for the clarification.
承知しました。ご説明ありがとうございます。
Certainly.:かしこまりました
Certainly. は、接客や丁寧な対応で依頼を引き受けるときに使えます。
Guest: Could you call a taxi for me?
タクシーを呼んでいただけますか?
Staff: Certainly. I’ll arrange one right away.
かしこまりました。すぐに手配いたします。
メールでは理解した内容と行動を添える
英語のビジネスメールでは、日本語の「承知しました」だけを一語に置き換えるより、何を理解し、次に何をするかを明記すると確実です。
Thank you for the update. I understand that the deadline is Friday.
ご連絡ありがとうございます。締切が金曜日であることを承知しました。
Noted. I’ll submit the revised version by tomorrow.
承知しました。明日までに修正版を提出します。
I’ve received the document. Thank you.
書類を受領しました。ありがとうございます。
That works for me. See you at 3 p.m.
その時間で問題ありません。午後3時にお会いしましょう。
Noted. は「記録・認識しました」という簡潔な表現ですが、単独では冷たく見えることがあります。感謝や次の行動を添えると自然です。
「了解」を表すと誤解しやすい英語
Absolutely. / Definitely.
「絶対に・もちろん」と強く肯定する表現。常に「かしこまりました」という意味ではありません。
Of course.
「もちろん」。状況や声の調子によっては「当然でしょう」と聞こえる場合があります。
Copy that. / Roger.
無線通信由来の「受信した」。日常でも冗談めかして使われますが、通常のビジネス返信には不要です。
I’m on it.
「今取りかかっています・すぐ対応します」。単なる理解ではなく、行動開始を表します。
「分かりました」の英語に関するFAQ
- Q. 上司にGot it.と言っても大丈夫ですか?
- A. フラットな職場の会話やチャットでは使われます。ただし、丁寧さが必要なら Understood. I’ll take care of it. のように、理解と対応を文で伝えると安心です。
- Q. I know.は「分かりました」になりますか?
- A. I know.は「すでに知っています」です。相手の説明への返事に使うと「そんなこと知っている」と強く聞こえる場合があります。新しく理解したなら I see. や I understand. が自然です。
- Q. 「了解しました。ありがとうございます」は?
- A. Got it, thank you.、Understood. Thank you.、Thank you for letting me know. などが使えます。メールでは内容に応じて Thank you for the update. も自然です。
- Q. 「かしこまりました」は英語で?
- A. 接客なら Certainly.、仕事の指示なら Understood.、依頼を快く引き受けるなら Of course. や I’d be happy to. など、場面によって選びます。
まとめ:何を「分かった」のかで選ぼう

説明を理解したなら I understand.、新しく納得したなら I see.、指示を受け取ったなら Got it.、依頼を引き受けるなら Sure. や Will do.。日本語訳を丸暗記せず、返事の目的から選ぶと自然な英語になります。










