
\n仕事が終わって、思わず「疲れた……」。そんなとき英語では、まず I’m tired. が使えます。でも、へとへとなのか、精神的に消耗したのか、それとも「もううんざり」なのかによって、自然な英語は変わります。
この記事では「疲れた」を表す tired・exhausted・worn out・drained の違いを中心に、仕事、体、メンタル、眠気など場面別の表現を例文つきでまとめます。先に結論を言うと、迷ったら tired で大丈夫。そこから疲れ方に合わせて表現を選べるようになると、英会話がぐっと自然になります。
30秒で分かる使い分け
- tired:いちばん一般的な「疲れた」
- exhausted:体力を使い果たした「へとへと」
- worn out:長時間の活動などですっかり疲れ切った
- drained:精神的・感情的なエネルギーを吸い取られた
- sleepy:疲労ではなく「眠い」
Contents
- 1 「疲れた」は英語で I’m tired. が基本
- 2 tired・exhausted・worn out・drainedの違い
- 3 「疲れた」と「眠い」は違う:tiredとsleepy
- 4 仕事で「疲れた」と英語で言う
- 5 体の一部が疲れたときの英語
- 6 精神的に疲れた・人付き合いに疲れた
- 7 「もう疲れた・うんざり」は tired of
- 8 tiredとtiring、exhaustedとexhaustingの違い
- 9 fatigue・fatigued・wearyはどう使う?
- 10 ネイティブが会話で使うカジュアルな「疲れた」
- 11 「疲れて見えるよ」は言い方に注意
- 12 「お疲れさま」は I’m tired. ではない
- 13 「疲れた」の英語ミニ会話
- 14 理解度チェック:「疲れた」を選んでみよう
- 15 知っている英語を、使える英語へ
- 16 まとめ:「どんな疲れか」で英語を選ぼう
「疲れた」は英語で I’m tired. が基本
I’m tired. は、日常的な疲れを幅広く表せる基本フレーズです。仕事のあと、運動のあと、長く歩いたあとなど、原因が体でも頭でも使えます。
- I’m tired.
疲れた。 - I’m a little tired today.
今日は少し疲れています。 - I’m tired from work.
仕事で疲れています。 - I’m tired after walking all day.
一日中歩いて疲れました。 - I was so tired that I fell asleep on the sofa.
とても疲れて、ソファで寝てしまいました。
tired from+原因 なら「〜が原因で疲れた」、tired after+出来事 なら「〜のあとで疲れた」という感覚です。会話では I’m pretty tired.(けっこう疲れた)、I’m really tired.(本当に疲れた)のようにもよく言います。

tired・exhausted・worn out・drainedの違い
どれも日本語では「疲れた」と訳せますが、話し手が伝えている疲れのイメージが違います。
| 英語 | ニュアンス | よく使う場面 |
|---|---|---|
| tired | 一般的な疲労 | 仕事、運動、一日の終わり |
| exhausted | エネルギーを使い果たした | 激務、長旅、激しい運動 |
| worn out | 長く使われて消耗しきった | 忙しい一週間、長時間の作業 |
| drained | 内側のエネルギーが空になった | 会議、人間関係、心配事 |
exhausted:疲れ果てた・へとへと
exhausted は tired よりかなり強く、「もうエネルギーが残っていない」という疲れです。
- I’m absolutely exhausted.
もうへとへとです。 - We were exhausted after the long flight.
長時間のフライトで疲れ果てました。 - She looks exhausted from working late every night.
彼女は毎晩遅くまで働いて、疲れ切って見えます。
exhausted 自体が強い形容詞なので、強調するなら absolutely exhausted が自然です。exhaust の意味や語源まで知りたい方は、既存記事「exhaustの意味・語源・覚え方」もどうぞ。
worn out:すっかり消耗して疲れた
worn out は、長時間の仕事や活動で少しずつ消耗し、疲れ切ったイメージです。人だけでなく、使い古した物にも使えます。
- I’m worn out after this week.
今週は大変で、すっかり疲れ切りました。 - The kids wore me out.
子どもたちの相手でへとへとになりました。 - These shoes are worn out.
この靴は履き古されています。
wear someone out は「人を疲れ果てさせる」。その結果を表すのが be worn out です。
drained:精神的・感情的に消耗した
drain は本来「水などを抜く」。そこから、drained は「エネルギーを抜き取られて空っぽ」という感覚になります。長い会議、気を遣う人間関係、心配事のあとの疲れにぴったりです。
- That meeting left me drained.
あの会議でどっと疲れました。 - I feel emotionally drained.
精神的に消耗しています。 - Socializing all day can be draining.
一日中人と交流するのは疲れることがあります。
「疲れた」と「眠い」は違う:tiredとsleepy
日本語では「疲れたから眠い」と一緒になりやすいのですが、英語では区別できます。
- I’m tired.=体や頭が疲れている
- I’m sleepy.=眠気があって寝たい
I’m tired, but I’m not sleepy. と言えば「疲れているけれど眠くはない」。反対に、寝不足で目が閉じそうなら I’m so sleepy. が明確です。
仕事で「疲れた」と英語で言う
仕事終わりの会話では、疲労度や言いたい気持ちに合わせて次のように言えます。
- I’m tired from work.
仕事で疲れました。 - It’s been a long day.
長い一日だったよ。 - I’m wiped out.
もうへとへと。 - Work was exhausting today.
今日の仕事は本当に疲れました。 - I need a break.
休憩が必要です。 - I need to recharge.
充電しないと。
It’s been a long day. は、単に時間が長かっただけでなく「今日は色々あって疲れた」という含みを持つ、会話らしい表現です。「今日はどうだった?」への答え方は「How was your day? の答え方」も参考になります。
体の一部が疲れたときの英語
全身ではなく、足や目など一部が疲れたときは、その部位を主語にできます。ただし、痛みを言いたいなら tired ではなく sore や hurt のほうが自然な場合があります。
- My legs are tired.
足が疲れました。 - My eyes are tired from looking at the screen.
画面を見続けて目が疲れました。 - My shoulders are stiff.
肩がこっています。 - My back is sore.
背中が痛くだるいです。 - My feet are killing me.
足がものすごく痛いです。
肩こりやむくみなど、体の不調を伝える言い方は「肩こり・足のむくみを英語で」でも詳しく紹介しています。
精神的に疲れた・人付き合いに疲れた
体力よりも心が疲れているとき、tired だけでは伝わりにくいことがあります。mentally exhausted や emotionally drained を使うと明確です。
- I’m mentally exhausted.
精神的に疲れ切っています。 - I feel drained after talking about it.
そのことを話したらどっと疲れました。 - I need some time alone to recharge.
回復するために少し一人の時間が必要です。 - I’ve had too much social interaction today.
今日は人と関わりすぎました。
英語でも、疲れの理由まで全部説明する必要はありません。I don’t have much energy today.(今日はあまり元気がない)なら、やわらかく自分の状態を伝えられます。
「もう疲れた・うんざり」は tired of
ここは大事なポイントです。tired from work と tired of work では意味が違います。
I’m tired from work.
仕事をしたので疲れた。
I’m tired of work.
仕事にはもううんざりだ。
be tired of+名詞/動名詞 は「〜に飽きた、うんざりした」です。さらに強く言うなら次の表現があります。
- I’m tired of waiting.
待つのにはもう疲れました。 - I’m sick and tired of this.
これには本当にうんざりです。 - I’ve had enough.
もうたくさんです。 - I’m done.
もう終わり/もうやめます。
I’m done. は状況によって強く響きます。単に疲れを言うだけなら、I’m done for the day.(今日はもう仕事を終える)のほうが誤解が少なくなります。
tiredとtiring、exhaustedとexhaustingの違い
-ed は「人がそう感じている状態」、-ing は「人をその状態にさせる性質」が基本です。
- I’m tired.=私は疲れている
- The work is tiring.=その仕事は疲れる
- I was exhausted.=私は疲れ果てた
- The trip was exhausting.=その旅行は非常に疲れるものだった
I’m tiring. と言うと「私は人を疲れさせる存在だ」のような意味になり、普通の「私は疲れた」にはなりません。
fatigue・fatigued・wearyはどう使う?
fatigue / fatigued:ややフォーマルな疲労
fatigue は名詞で「疲労」、fatigued は形容詞で「疲労した」。日常会話の I’m tired. よりフォーマルで、医療、研究、安全管理などの文脈でよく見かけます。
- Driver fatigue can cause accidents.
運転者の疲労は事故を引き起こすことがあります。 - I’ve been feeling fatigued lately.
最近ずっと疲労を感じています。
weary:長く続く疲れや気疲れ
weary は、長い旅や繰り返される問題で「疲れきった、うんざりした」という響き。tired より文章的・ややフォーマルです。
- We were weary after the long journey.
長旅のあと、私たちは疲れ切っていました。 - She’s weary of making the same argument.
彼女は同じ議論をすることに疲れています。
ネイティブが会話で使うカジュアルな「疲れた」
| 表現 | 意味・特徴 |
|---|---|
| I’m wiped out. | へとへと。日常会話で使いやすい |
| I’m beat. | くたくた。かなりカジュアル |
| I’m dead tired. | 死ぬほど疲れた |
| I’m spent. | 力を使い切った |
| I’m running on empty. | 空っぽの燃料で動いているような状態 |
| I’m knackered. | へとへと。主にイギリス英語でくだけた表現 |
友達との会話なら I’m beat. I’m going to bed.(くたくた。もう寝るよ)のように使えます。仕事の正式な場では、I’m feeling tired や I need a short break のほうが無難です。
「疲れて見えるよ」は言い方に注意
You look tired. は文法的には正しく「疲れて見えるよ」。ただ、相手によっては「顔色が悪い」「老けて見える」と評価されたように感じることもあります。心配を伝えるなら少しやわらかくしましょう。
- Long day?
大変な一日だった? - You look like you could use a break.
少し休んだほうがよさそうだね。 - You must be exhausted.
きっとすごく疲れたでしょう。 - Get some rest.
ゆっくり休んでね。 - Take it easy tonight.
今夜は無理せずゆっくりしてね。
「お疲れさま」は I’m tired. ではない
日本語の「疲れた」は自分の状態ですが、「お疲れさま」は挨拶やねぎらいです。そのため、いつも同じ英語に置き換えることはできません。
- 仕事を終えた相手へ:Good job today.
- 協力への感謝:Thanks for your hard work.
- 退勤時の挨拶:See you tomorrow.
- 大変だった相手へ:You must be tired.
場面別の詳しい使い分けは「お疲れさまは英語で?」で解説しています。
「疲れた」の英語ミニ会話
仕事終わり
A: How was work?
仕事どうだった?
B: It was a long day. I’m pretty tired.
長い一日だったよ。かなり疲れた。
ハードな運動のあと
A: Are you okay?
大丈夫?
B: Yeah, I’m just exhausted after that workout.
うん、あの運動でへとへとなだけ。
長い会議のあと
A: Do you want to go out tonight?
今夜出かける?
B: Maybe another day. That meeting left me drained.
また今度にしようかな。あの会議でどっと疲れたよ。
理解度チェック:「疲れた」を選んでみよう
- 普通に一日の仕事を終えて疲れた:tired / sleepy
- 長時間の登山で体力を使い果たした:exhausted / bored
- 気を遣う話し合いで精神的に消耗した:drained / hungry
- この騒音にはもううんざりだ:tired from / tired of
- この作業は疲れる:tired / tiring
答え:1 tired、2 exhausted、3 drained、4 tired of、5 tiring です。
知っている英語を、使える英語へ
「意味は分かるけれど、会話になると tired しか出てこない」。そんな語彙を実際の場面で使える形に変えるには、自分の話題で声に出す練習が効果的です。
beyondZ Englishは、まず無料トライアルから始められます。 今の英語力や目標に合わせて、あなたに必要な学び方を確かめてみてください。
まとめ:「どんな疲れか」で英語を選ぼう
いちばん基本の「疲れた」は I’m tired.。へとへとなら exhausted、長く消耗したなら worn out、精神的に空っぽなら drained が自然です。
そして、tired from work は「仕事で疲れた」、tired of work は「仕事にうんざり」。前置詞ひとつで意味が大きく変わります。まずは今日の終わりに、自分の疲れ方を英語で一文にしてみましょう。










