
「私は歩いて帰るほうを選びました」と言いたいとき、I chose walking home.とI chose to walk home.のどちらが自然でしょうか。
結論からいうと、自分がこれから行う行為を選ぶなら、基本形はchoose to doです。
- I chose to walk home.
私は歩いて帰ることを選びました。 I chose walking home.
chooseは、複数の可能性の中から「自分はこれを取る」と一つを選ぶ動詞です。選んだ時点から、その先の行為へ進むため、to doが続きます。
しゅみすけ(大山俊輔)
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choose doingではなくchoose to doが基本
学校文法では、chooseは「後ろにto不定詞を取る動詞」と説明されます。to不定詞とは、to+動詞の原形です。
- She chose to stay.
彼女は残ることを選びました。 - We chose to travel by train.
私たちは電車で旅行することを選びました。 - He chose not to answer.
彼は答えないことを選びました。
British Councilもchooseをdecide・hope・planなどとともに、後ろにto不定詞を取る動詞として整理しています。Cambridge Dictionaryでも、choose to do somethingは、自分が望む、または正しいと思うためにその行為を選ぶ形として示されています。
choose+to doが見せる景色

She chose to walk.の場面を分けると、次の流れになります。
- 歩く、バスに乗る、タクシーを使うなどの選択肢がある
- chooseで「歩く」を自分の選択として取る
- toで、これから行うwalkへ進む
つまり、選択肢 → choose → to → 選んだ行為です。ここでは学習者が理解しやすい見方として、toを「選んだ先へ向かう矢印」と捉えます。
She had several options, but she chose to walk.
彼女にはいくつか選択肢がありましたが、歩くことを選びました。
ただし、動詞の後ろの形をイメージだけですべて予測できるわけではありません。「chooseはto doを取る」という語法と、この景色をセットで覚えてください。
なぜchoose doingは不自然なの?
doingは、行為をひとまとまりの活動・経験として扱うときによく使われます。しかしchooseの直後で「自分が〜することを選ぶ」と言う場合、英語は行為を単なる対象として置くより、選択した人がその行為へ進む向きをto doで表します。
- She enjoys walking.
彼女は歩くことを楽しみます。 - She chose to walk.
彼女は歩くことを選びました。
enjoy walkingではwalkingという活動そのものが楽しむ対象です。choose to walkでは、複数の可能性からwalkを選び、そこへ進みます。
| 形 | 見えているもの | 例 |
|---|---|---|
| enjoy doing | 活動そのものを経験・対象として捉える | enjoy walking |
| choose to do | 選んだ行為へ進む | choose to walk |
しゅみすけ(大山俊輔)
choose 名詞とchoose to doの違い
chooseの直後には名詞も置けます。違いは、選ぶものを直接置くか、これから行う行為を置くかです。
- I chose the blue dress.
私は青いドレスを選びました。 - I chose to wear the blue dress.
私は青いドレスを着ることにしました。
前者は物としてのドレスを選び、後者は「着る」という行為を選んでいます。
choose 人 to doの語順
「〜する人として誰かを選ぶ」なら、choose+人+to doを使えます。
- We chose Maya to lead the team.
私たちはチームを率いる人としてマヤを選びました。 - They chose him to represent the company.
彼らは会社を代表する人として彼を選びました。
この形では、to doを実行するのはchooseの主語ではなく、間に置かれた人です。
| 形 | 行為をする人 |
|---|---|
| We chose to leave. | We |
| We chose Maya to lead. | Maya |
choose between A and B・choose A over B
選択肢をはっきり示す表現も会話でよく使います。
choose between A and B
You have to choose between staying and leaving.
残るか去るかを選ばなければなりません。
betweenは、二つの選択肢の間にいる景色です。前置詞の後ろなので、行為はstaying・leavingのようにdoingになります。これはchoose doingとは構造が異なります。
choose A over B
She chose experience over money.
彼女はお金より経験を選びました。
overによって、AをBより上に置いて優先する感覚が出ます。
choose to doとdecide to doの違い
chooseとdecideはどちらもto doを取りますが、焦点が少し違います。
| 表現 | 焦点 | 自然な場面 |
|---|---|---|
| choose to do | 選択肢の中から自分の意思で取る | 自由・責任・好みを強調 |
| decide to do | 考えた末に結論を確定する | 決断の成立を強調 |
- I decided to leave.
考えた末、去ることに決めました。 - I chose to leave.
ほかの可能性もある中で、自分の意思で去る道を選びました。
chooseは「ほかの道もあったが、これを取った」という選択性が見えやすく、文脈によっては責任や意志の強さも伝わります。
choose not to doは「しないことを選ぶ」
否定はchoose not to doの語順です。
- I chose not to complain.
私は不満を言わないことを選びました。 - She chose not to attend the meeting.
彼女は会議に出席しないことを選びました。
notはto do全体を否定し、「その行為をしない道」を選んだことを示します。
会話ではどう使う?
A: Why did you take the train?
どうして電車にしたの?
B: I chose to take the train because it was safer.
より安全だったので、電車で行くことを選びました。
A: Did anyone make you quit?
誰かに辞めさせられたの?
B: No. I chose to leave.
いいえ。自分で去ることを選びました。
後者では、choseが「強制ではなく自分の選択だった」と伝えています。
日本人が間違えやすいポイント
- 「〜すること」を何でもdoingにしない
chooseの後ろで自分の行為を置くなら、基本はto doです。 - toの後ろは動詞の原形
choose to walkingではなくchoose to walkです。 - 前置詞の後ろとは区別する
choose between staying and leavingではbetweenの後ろなのでdoingを使います。 - しない選択はnot to do
choose not to answerの順番です。
まとめ|chooseは選んだ道の先へ進む
- 自分がこれからする行為を選ぶ:choose to do
choose doingは、その意味では基本的に使わない- 物を直接選ぶ:choose+名詞
- 〜する人を選ぶ:choose+人+to do
- AとBから選ぶ:choose between A and B
- BよりAを選ぶ:choose A over B
しゅみすけ(大山俊輔)
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参考:British Council: Verbs followed by -ing or infinitive/Cambridge Dictionary: choose










