
痛みや怒り、違和感まで隠さず音楽へ変えてきたシンガーソングライター、フィオナ・アップル。彼女の言葉には、「うまく見せること」よりも「本当の自分でいること」を選ぶ強さがあります。
今回は、フィオナ・アップルのインタビューやスピーチから、人生と英語学習の支えになる7つの名言を紹介します。短い英語表現のニュアンスも一緒に見ていきましょう。
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フィオナ・アップルの英語の名言7選
1. 完璧ではなく、生きている音を選ぶ
The other word you could use for it is: “aliveness.”
日本語訳:それを表す別の言葉があるとすれば、「生き生きとしていること」です。
録音に残った“ミス”について問われたときの言葉です。整いすぎていないからこそ、その瞬間の呼吸や挑戦が伝わる。欠点を消すより、生命感を残すという創作姿勢が表れています。
英語ポイント:the other word you could use for … は「〜を別の言葉で表すなら」。aliveness は「生き生きしている状態、生命感」を意味します。
出典:Pitchfork — Fiona Apple on How She Broke Free and Made the Album of the Year
2. 誰かの真似ではなく、自分でいる
The most important thing is that I’m not trying to be anybody other than myself.
日本語訳:いちばん大切なのは、私が自分以外の誰かになろうとしていないことです。
技術や評価に不安があっても、自分にしか出せない音を選ぶ。比較に疲れたとき、「誰かのようになる」ことから降りてもいいと教えてくれます。
英語ポイント:anybody other than myself は「自分以外の誰か」。other than は「〜以外の」という頻出表現です。
出典:Pitchfork — Fiona Apple on How She Broke Free and Made the Album of the Year
3. 出てくるものが、自分の声
I’m going to sing, and what comes out is my voice.
日本語訳:私は歌う。そして、出てくるものが私の声です。
美しく聞かせようと力むより、いま出る声を受け入れる。英語も同じで、完璧な発音を待つより、まず声に出すことで“自分の英語”になっていきます。
英語ポイント:what comes out は「出てくるもの」。what + 動詞 で「〜するもの/こと」という名詞のかたまりを作れます。
出典:Pitchfork — Fiona Apple on How She Broke Free and Made the Album of the Year
4. どれだけ準備しても、穴に落ちることはある
No matter how well prepared you are in life, you’re gonna fall down a hole.
日本語訳:人生でどれだけ準備していても、穴に落ちることはあります。
万全に備えても、予想外の失敗や苦しみは避けきれません。大切なのは「落ちないこと」ではなく、崩れたところを少しずつ直し、また進むことです。
英語ポイント:no matter how … は「どれほど〜でも」。fall down a hole は文字どおり「穴に落ちる」で、思わぬ困難に陥るイメージにも使えます。
出典:Interview Magazine — Life Lessons From Fiona Apple

5. 全部を感じたい
Everybody acts like I’m nuts. I’m not nuts, I just want to feel it all.
日本語訳:みんな私を変人みたいに扱う。私はおかしくなんかない。ただ、すべてを感じたいだけです。
感情が強いことは、弱さでも異常さでもありません。喜びも悲しみも鈍らせずに受け止める姿勢が、彼女の表現の深さにつながっています。
英語ポイント:act like … は「〜であるかのように振る舞う/扱う」。feel it all は「それを全部感じる」というシンプルで力のある言い方です。
出典:Vulture — “I Just Want to Feel Everything”: Hiding Out With Fiona Apple
6. 自分自身に従う
Go with yourself.
日本語訳:自分自身に従って進みなさい。
世間が「かっこいい」と決めたものを人生の型にしないで、自分の感覚を信じる。1997年のVMA受賞スピーチで放たれた、短く鮮烈なメッセージです。
英語ポイント:go with … は「〜を選ぶ、〜に従う」。迷ったときの I’ll go with this one.(これにします)にも使えます。
出典:Rolling Stone Australia — Fiona Apple: “This World Is Bullshit” (1997)
7. 怖くても、自分の内側へ行く
It’s scary to go there but I go there.
日本語訳:そこへ行くのは怖い。でも、私はそこへ行きます。
自分自身を深く見つめ、書くことの怖さを語った言葉です。避けたい感情に向き合うのは勇気が要りますが、その先に理解や表現が生まれます。
英語ポイント:go there は場所だけでなく、「その話題に踏み込む」「心の深い部分へ行く」という比喩でも使われます。
出典:Vulture — Fiona Apple Talks Paul Thomas Anderson Fights, Louis C.K.
まとめ|完璧よりも、自分のまま生きていること
フィオナ・アップルの言葉は、傷つかない方法ではなく、傷つきながらも自分の感覚を手放さない方法を教えてくれます。完璧に整っていなくても、声を出し、感じ、進んでいい。英語学習でも人生でも、その“生々しさ”が自分だけの表現になります。










