
ネコ・ケース(Neko Case)は、力強い歌声と映像的な詞世界で知られるアメリカのシンガーソングライター。オルタナ・カントリーやインディーロックの枠を越え、自分の感覚と時間を大切にしながら作品を生み出してきました。
今回は、本人のインタビューから、創造性、自分のペース、休むこと、恐れに屈しない姿勢が伝わる英語の名言を7つ厳選。日本語訳と、日常で役立つ英語表現のポイントも紹介します。
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ネコ・ケースの英語の名言7選
1. ただ、アイデアを追いかける
“I just chase ideas.”
日本語訳:「私はただ、アイデアを追いかけます。」
最初から正解や完成形を決めず、心に浮かんだものを追っていく。創作だけでなく、新しい仕事や挑戦を始めるときにも、身軽さをくれる言葉です。
英語表現:chase は「追いかける」。人や物だけでなく、chase a dream(夢を追う)、chase an idea(アイデアを追究する)のように抽象的な対象にも使えます。
出典:Strathmore — Q&A with Neko Case
2. 意識して、ペースを落とす
“I slow myself down purposefully to notice things.”
日本語訳:「物事に気づくため、意識して自分のペースを落とします。」
急いでいると、目の前にある細部や小さな変化を見落としてしまいます。あえて速度を落とすことは、停滞ではなく、世界を深く見るための選択です。
英語表現:slow oneself down は「自分のペースを落とす」。purposefully は「意図的に」「目的を持って」という意味です。
出典:Strathmore — Q&A with Neko Case
3. 人間は工場ではない
“We aren’t factories as humans. We are weak flesh that needs rest.”
日本語訳:「人間は工場ではありません。私たちは休息を必要とする、もろい肉体なのです。」
いつでも同じ速度で生産し続けることはできません。疲れたら休み、悲しいときは立ち止まる。それは甘えではなく、人間である以上、必要なことだと語りかけます。
英語表現:factory は「工場」。ここでは、休まず成果を出し続ける機械の比喩です。need rest は「休息を必要とする」というシンプルで使いやすい表現です。
出典:Under the Radar — Neko Case Bonus Interview
4. わからないままでも、大丈夫だと信じる
“I started to trust that and be okay with not knowing where everything was going to go.”
日本語訳:「私はそれを信じ、すべてがどこへ向かうのかわからなくても大丈夫だと思えるようになりました。」
先が見えないことは、不安である一方、新しい可能性が開かれている状態でもあります。すぐに答えを出そうとせず、形になっていく過程を信頼する姿勢です。
英語表現:be okay with … は「〜を受け入れられる」「〜でも平気である」。not knowing のように動名詞を続けられます。
出典:Tape Op — Neko Case on Songwriting, Production, and Being Real

5. アイデアが、次のアイデアを生む
“Ideas make other ideas.”
日本語訳:「アイデアは、別のアイデアを生みます。」
最初のアイデアが完璧である必要はありません。小さくても形にすると、そこから次の発想が生まれる。考え込むより、まず一歩動く大切さを感じさせます。
英語表現:make は「作る」だけでなく、「〜を生じさせる」という意味でも使われます。短く覚えやすい、英語らしい表現です。
出典:Tape Op — Neko Case on Songwriting, Production, and Being Real
6. できない自分を責めるのをやめる
“I also learned to stop beating myself up because I couldn’t do that.”
日本語訳:「それができないからといって、自分を責めるのをやめることも学びました。」
他人のやり方ができなくても、自分には自分の進み方があります。苦手を責め続ける代わりに、自分に合った方法を見つけることへ意識を向けさせてくれる言葉です。
英語表現:beat oneself up は、物理的に殴る意味ではなく「自分をひどく責める」「くよくよする」という口語的なイディオムです。
出典:Tape Op — Neko Case on Songwriting, Production, and Being Real
7. 私の恐れを、彼らには渡さない
“I’m not giving them my fear, I’m not going to be depressed, I’m not going to be afraid.”
日本語訳:「私は彼らに自分の恐れを渡さない。落ち込まないし、怖がりもしません。」
不安をあおる相手に、自分の心の主導権まで明け渡さない。状況を完全には変えられなくても、自分がどう向き合うかは選べるという、力強い決意です。
英語表現:give someone one’s fear は、恐れを相手の力にしないという比喩。be going to の否定を繰り返し、揺るがない意志を強調しています。
出典:The Guardian — Interview with Neko Case
まとめ|速さより、自分の感覚を信じる
ネコ・ケースの言葉から伝わるのは、急いで成果を出すことより、自分の感覚と人間らしいペースを守る大切さです。休むこと、わからない状態を受け入れること、自分を責めすぎないこと。その余白から、新しいアイデアや強さが生まれます。










