スティーブ・ウォズニアックの名言7選|Apple、発明、幸福を英語で学ぶ

遊び心のある自作コンピューターを楽しむ架空の発明家

Appleを語るとき、スティーブ・ジョブズが「未来を見せた人」なら、スティーブ・ウォズニアック(Steve Wozniak)は「その未来を自分の手で動く形にした人」です。

Apple IとApple IIを設計した天才エンジニアですが、その言葉には威圧的な成功哲学よりも、好奇心、笑顔、親切、遊び心が流れています。映画『ジョブズ(Jobs)』で学ぶ英語と読み比べると、二人の役割と性格の違いも見えてきます。

スティーブ・ウォズニアックとは?

スティーブ・ウォズニアックは、1976年にスティーブ・ジョブズらとApple Computerを共同創業したアメリカの技術者・発明家です。少ない部品で高性能なコンピューターを組み上げる設計力で、パーソナルコンピューター革命を技術面から支えました。

一方で、会社の権力や富を追うより、発明する楽しさ、子どもへの教育、人への親切を大切にしてきた人物でもあります。愛称は「Woz(ウォズ)」。今回は本人の公式スピーチ、公式サイト、大学・博物館・信頼できるインタビューで確認できる言葉を紹介します。

スティーブ・ウォズニアックの名言7選

1. Life, for me, was not about accomplishment. It was about happiness.

Life, for me, was not about accomplishment. It was about happiness.

和訳:私にとって人生は、何かを成し遂げることではなく、幸せであることでした。

背景:2024年、コロラド大学ボルダー校の卒業式で語った言葉です。Appleを創業し、歴史的な製品を設計した人物が、人生の基準を「業績」ではなく「幸福」に置いているところに、ウォズらしさがあります。

英語ポイント:be about … は「…を目的・本質とする」。not A, but B に近い対比が、二つの短い文で表されています。

やさしい英語:A good life is a happy life.(よい人生とは、幸せな人生です。)

2. H equals S minus F.

H equals S minus F. Happiness equals smiles minus frowns.

和訳:幸福は、笑顔からしかめ面を引いたもの。

背景:エンジニアらしく人生を式にした「幸福の公式」です。嫌な出来事を完全になくすことはできなくても、笑顔を増やし、不必要な言い争いや不満を減らすことはできる。幸福を外側の成功だけに預けない考え方です。

英語ポイント:A equals B は「AはBに等しい」、minus は「引く」。frown は「しかめ面、不機嫌な表情」です。

やさしい英語:Smile more and worry less.(もっと笑って、心配を減らそう。)

3. Use your brain, and think for yourself.

Be inspired. Use your brain, and think for yourself.

和訳:刺激を受けよう。自分の頭を使い、自分で考えよう。

背景:カリフォルニア大学バークレー校の卒業式で、若い世代へ贈った言葉です。知識を覚えるだけでなく、自分で問い、試し、判断することが、発明にも人生にも必要だと伝えています。

英語ポイント:think for yourself は「他人任せにせず、自分で考える」。by yourself の「一人で」とは少し違い、判断の主体を表します。

やさしい英語:Have your own ideas.(自分の考えを持とう。)

4. Always look for ways to make life fun.

Always look for ways to make life fun.

和訳:人生を楽しくする方法を、いつも探そう。

背景:ウォズニアックにとって、遊びは仕事の反対ではありません。いたずら、音楽、電子工作などを楽しむ姿勢が、Apple IやApple IIをつくる好奇心にもつながりました。「楽しいから深く試す」という学び方です。

英語ポイント:look for ways to do は「…する方法を探す」。仕事でも Let’s look for ways to improve it. のように使えます。

やさしい英語:Find a way to enjoy it.(楽しむ方法を見つけよう。)

複雑な回路が小さな手順に整理され一つの明かりにつながる様子
大きく複雑な問題も、小さな手順へ分ければ一つずつ進められる。

5. You learn how to solve large problems with lots of steps.

You learn how to solve large problems with lots of steps.

和訳:多くの手順が必要な大きな問題を、どう解くか学べる。

背景:プログラミングを学ぶ利点について答えたインタビューの一節です。コードそのものを忘れても、大きな問題を小さな工程に分け、順番に解く思考は、仕事や日常に残ります。

英語ポイント:learn how to do は「…する方法を学ぶ」。with lots of steps は「多くの手順を伴う」という意味です。

やさしい英語:Break a big problem into small steps.(大きな問題を小さな手順に分けよう。)

6. I wanted to show off my design techniques—and help the world.

I wanted to show off my design techniques—and help the world get to this big, revolutionary point.

和訳:自分の設計技術を披露し、世界がこの大きな革命点へ進む手助けをしたかった。

背景:Apple創業以前の動機を語ったインタビューです。最初から富や会社経営を目指していたのではなく、「こんな設計ができる」と仲間に見せ、技術の可能性を共有したかった。その純粋な衝動が大きな変化につながりました。

英語ポイント:show off は文脈によって「自慢する」ですが、ここでは腕前を「披露する」。help A do は「Aが…するのを助ける」です。

やさしい英語:I wanted to share what I could make.(自分が作れるものを共有したかった。)

7. Be kind to others, and help those in need.

Be kind to others, and help those in need.

和訳:人に親切にし、助けを必要としている人を支えよう。

背景:成功して富や名声を得ても、若いころに大切だと思った自分を変えたくない、とウォズニアックは語っています。優れた技術をつくるだけでなく、それが人をどう助けるのかを見る姿勢です。

英語ポイント:those in need は「困っている人、助けを必要とする人」。those が「人々」を表す自然な表現です。

やさしい英語:Be nice and help people.(親切にして、人を助けよう。)

ウォズニアックの名言から学べること

  • 成功の尺度を自分で決める:肩書や資産だけでなく、どれだけ笑って生きたかを見る。
  • 遊びと好奇心を軽視しない:「面白いから試す」が、独創的な発明の入口になる。
  • 複雑さを小さく分ける:大問題も、次にできる一手まで分解すれば進められる。
  • 技術の先に人を見る:便利さや利益だけでなく、人の生活をよくする目的を忘れない。

今日から使える簡単な英語

Let’s do it step by step.
一歩ずつやりましょう。

step by step は、難しい課題を前にしたときに使える初心者向けの便利な表現です。全部を一度に解こうとせず、「次の一手」へ分ける。ウォズニアックの技術者的な考え方を、日常英語にした一文です。

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主な出典

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この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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