「適材適所」は英語で?right person・play to strengthsの意味

「適材適所」は英語で? The right person for the right job. と書かれたアイキャッチイラスト

人にはそれぞれ得意なことがあります。その人の能力や個性に合った役割を任せることを、日本語では適材適所(てきざいてきしょ)と言います。

英語では、the right person for the right job が意味に近い表現です。また、「一人ひとりの強みを生かす」という前向きなニュアンスなら、play to someone’s strengths がよく合います。

「適材適所」は英語で the right person for the right job

the right person for the right job は、「その仕事に最も適した人」という意味です。採用・人事・チーム編成だけでなく、イベントの係や家族内の役割分担にも使えます。

  • We need the right person for the right job.
    適材適所で人を選ぶ必要があります。
  • She is the right person for this role.
    彼女はこの役割にぴったりの人です。
  • Good managers put the right people in the right roles.
    良い管理職は、適切な人を適切な役割に配置します。

right person・play to strengths・suitの違い

the right person for the job:仕事に適した人

特定の仕事・役割に必要な能力を持つ人を指します。人選や採用の文脈で特に自然です。

I think Maya is the right person for the job.
その仕事にはマヤが適任だと思います。

play to someone’s strengths:その人の強みを生かす

play to … は、ここでは「~を有効に使う」という意味です。欠点を直すより、得意なことを生かして成果を出すニュアンスがあります。

Let’s assign tasks that play to each person’s strengths.
一人ひとりの強みを生かせる仕事を割り振りましょう。

a role that suits someone:その人に合う役割

suit は「人に合う・向いている」という基本動詞です。能力だけでなく、性格・生活・希望にも合う場合に使えます。

This role suits her well.
この役割は彼女によく合っています。

適材適所を right person right job、play to their strengths、a role that suits her で表すイラスト

場面別|「適材適所」を表す英語例文

人事・採用

We should match people with roles that suit their skills.
人の能力に合った役割へ配置すべきです。

チームで仕事を分担する

Anna is good with numbers, so she can handle the budget.
アンナは数字が得意なので、予算を担当できます。

Ken is a great speaker, so let’s ask him to present.
ケンは話すのが上手なので、発表をお願いしましょう。

転職・キャリア

She finally found a job that suits her.
彼女はついに自分に合う仕事を見つけました。

日常の役割分担

You’re good at planning, and I’m good at cooking. Let’s split the work that way.
あなたは計画が得意で、私は料理が得意です。そのように分担しましょう。

初心者なら「誰が何を得意か」を言えば十分

「適材適所」に相当する長い英語表現を覚えなくても、be good at …can を使って得意なことを説明できます。

  • She is good at this job.
    彼女はこの仕事が得意です。
  • He can do this well.
    彼はこれを上手にできます。
  • This job is right for her.
    この仕事は彼女に合っています。
  • Let her do it.
    彼女に任せましょう。
  • Everyone does what they do best.
    全員が自分の得意なことをします。

しゅみすけ(大山俊輔)

初心者なら、これでOK!
「適材適所」を一文で英訳しようとすると難しく見えます。でも、She is good at numbers. She can handle the budget. のように、「誰が何を得意としているか→何を任せるか」をSVOで2文に分ければ簡単です。これこそ、知っている基本動詞で伝える英語です。

「適任」「向いている」は英語で?

日本語 英語表現 例文
適任の人 the right person She is the right person for the job.
仕事に向いている be suited for the job He is well suited for this job.
役割が人に合う the role suits someone This role suits you.
必要な能力がある have the right skills She has the right skills.
強みを生かす play to someone’s strengths This task plays to his strengths.

person-job fitという言い方もある

人事・組織論では、個人の能力や希望と仕事の内容がどれくらい合うかを person-job fit と呼ぶことがあります。ただし、これは専門的な用語です。日常会話では This job is right for her.She is a good fit for the role. のほうが自然です。

She is a good fit for the team.
彼女はそのチームによく合っています。

fit は服のサイズだけでなく、人と仕事・会社・チームの相性にも使えます。

「適材適所」を直訳すると?

「適材」は適した人材、「適所」は適した場所を意味します。ただし、the right material in the right place と直訳すると、人材ではなく物の材料の話に聞こえます。

日本文化として説明するなら、次のように言えます。

It is a Japanese four-character expression about giving each person a role that matches their abilities.
一人ひとりの能力に合う役割を与えることを表す、日本の四字熟語です。

人選や役割分担を公平で透明な基準で行う姿勢は、「公明正大」は英語で?で紹介しています。

まとめ

  • 適材適所:the right person for the right job
  • 適切な人を適切な役割へ:put the right people in the right roles
  • その人の強みを生かす:play to someone’s strengths
  • 役割が人に合う:This role suits her.
  • 初心者の簡単英語:She is good at this job.

一人ひとりの強みと弱みを比較するときは、「一長一短」は英語で?も参考になります。仲間同士で刺激し合いながら成長する場合は、「切磋琢磨」は英語で?で紹介しています。

ほかの表現は、四字熟語を英語で|意味・例文一覧と、日本語のことわざ・四字熟語を英語で|意味別一覧から探せます。

この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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