
do away with … は、「制度・規則・習慣などを廃止する」「不要なものを取り除く」という意味です。
The company did away with the dress code. なら、「会社は服装規定を廃止した」。単に物を捨てるというより、今まで存在していた仕組みや問題をなくしてしまう場面でよく使われます。
しゅみすけ(大山俊輔)
Contents
do away withの意味
= 〜を廃止する・取り除く・なくす
目的語には、規則・制度・慣習・制限・不要な作業・問題などがよく置かれます。
- They want to do away with the old system.
彼らは古い制度を廃止したいと考えています。 - This app does away with the need for paper forms.
このアプリを使えば、紙の用紙が不要になります。 - We should do away with unnecessary meetings.
不要な会議はなくすべきです。
awayとwithからニュアンスを理解しよう
away の基本は「今いる場所・状態から離れて」です。with の後ろには、なくしたい対象が続きます。
do away with the old rule は、古い規則を今の仕組みから遠ざけ、存在しない状態にするイメージです。そこから「廃止する」「取り除く」という意味になります。

句動詞で使われる away の感覚をさらに整理したい方は、be-rize.comの英語の句動詞一覧とコアイメージも参考にしてください。
よく使われる3つの場面
規則・制度を廃止する
最も典型的な使い方です。法律、税、規則、試験、手続きなど、それまで正式に存在していた仕組みをなくす場面で使えます。
- The school did away with its strict uniform rules.
その学校は厳しい制服規定を廃止しました。 - The city plans to do away with the fee next year.
市は来年、その手数料を廃止する予定です。 - Some employees want to do away with annual performance reviews.
年次人事評価を廃止してほしいと考える従業員もいます。
面倒な作業・必要性をなくす
技術や新しい方法によって、今まで必要だった作業が不要になる場面でも自然です。
- Online check-in does away with a lot of paperwork.
オンラインチェックインなら、多くの書類作業が不要になります。 - The new design does away with the need for extra cables.
新しい設計では、追加のケーブルが必要ありません。 - Could we do away with this step?
この手順をなくすことはできませんか?
悪い習慣・偏見などをなくす
目に見えない習慣、考え方、差別、固定観念などにも使えます。
- We need to do away with outdated stereotypes.
時代遅れの固定観念をなくす必要があります。 - It’s hard to do away with a habit you’ve had for years.
何年も続けてきた習慣をなくすのは簡単ではありません。 - The campaign aims to do away with discrimination in the workplace.
その運動は職場での差別をなくすことを目指しています。
does away withで「不要にする」
製品・技術・仕組みを主語にすると、「〜が不要になる」「〜する必要をなくす」という便利な表現になります。
この機能により、毎回パスワードを入力する必要がなくなります。
形は do away with the need for + 名詞、または do away with the need to + 動詞 がよく使われます。
- The update does away with the need for manual backups.
アップデートにより、手動バックアップが不要になります。 - Video calls have done away with the need to travel for every meeting.
ビデオ通話のおかげで、会議のたびに出張する必要がなくなりました。
do away withとget rid ofの違い
どちらも「なくす」ですが、使われやすい対象と響きが違います。
- do away with:制度・規則・慣習・手順などを廃止する。やや改まった響き
- get rid of:不要な物・問題・症状・人などを手放す。日常会話で幅広い
古い出勤規定を廃止しました。
I need to get rid of these old clothes.
この古い服を処分しないと。
詳しい使い分けは、get rid ofの意味と使い方でも確認できます。
abolish・eliminate・removeとの違い
abolish
法律・制度・慣行を正式に「廃止する」語です。do away with より硬く、公的な文書やニュースに向いています。
eliminate
問題・危険・無駄などを「完全に取り除く」ことに焦点があります。仕事や技術の説明でもよく使われます。
remove
物や人をある場所から「取り除く・移動させる」という中立的な語です。制度そのものを廃止する意味は通常ありません。
take away
対象をその場所から「持ち去る・取り除く」という移動の感覚が中心です。take awayの意味と使い方もあわせて読むと違いが明確になります。
受け身はbe done away with
「〜が廃止される」と言うときは、be done away with です。with を落とさないようにしましょう。
- The rule was done away with ten years ago.
その規則は10年前に廃止されました。 - These unnecessary procedures should be done away with.
こうした不要な手続きは廃止すべきです。
ただし、受け身は少し硬く感じることがあります。会話なら They got rid of the rule. や The rule no longer exists. と言い換えても自然です。
「殺す」という意味もある?
do away with someone は、古い用法や犯罪小説などで「人を殺す・始末する」という意味になることがあります。
悪党は証人を亡き者にしようとしました。
これは現代の日常会話で普通に使う意味ではなく、かなり物騒で古風です。学習者が自分から使う必要はほとんどありません。ただし映画や小説で出会ったとき、「廃止する」では意味が通らない場合に思い出してください。
しゅみすけ(大山俊輔)
よくある間違い
× do away the rule
do away with は3語で一まとまりです。目的語の前に with が必要です。
× do with away the rule
語順は必ず do away with + 目的語。away と with を入れ替えません。
物を捨てる場面で何でもdo away withを使う
ゴミや服などを物理的に捨てるだけなら、throw away や get rid of のほうが自然です。do away with は制度・慣行・必要性をなくす場面に特に向いています。
中学英語で簡単に言い換えるなら
do away with が出てこなければ、次の短い表現で十分に伝わります。
- We don’t use this rule anymore.
この規則はもう使っていません。 - Let’s stop doing this.
これをするのはやめましょう。 - We don’t need this step.
この手順は必要ありません。 - They removed the old rule.
彼らは古い規則をなくしました。
まとめ
- do away with は「制度・規則・習慣などを廃止する」「不要なものを取り除く」
- away の「離れた状態へ」という感覚から、存在しない状態にするイメージ
- does away with the need for/to … で「〜の必要をなくす」
- get rid of より制度・仕組みに使われやすく、やや改まった響き
- 受け身は be done away with。withを落とさない
- 人を目的語にすると、古風な「殺す・始末する」の意味になることがある
まずは We should do away with unnecessary meetings. のように、仕事や生活からなくしたい仕組みを入れて練習してみましょう。









