
eat awayは、「物を少しずつ壊す・侵食する」「不安や罪悪感が人の心をむしばむ」という意味の句動詞です。
さびや酸が金属を徐々に傷める場面だけでなく、心配事が頭から離れず、精神的な力を少しずつ奪う場面でも使われます。
この記事では、eat awayの意味とニュアンス、eat away at+対象とeat+対象+awayの語順、自然な例文、eat into・wear away・erodeとの違いを解説します。
Contents
eat awayの意味は「少しずつむしばむ」
eat awayの中心にあるのは、時間をかけて少しずつ失わせる感覚です。
- さび・酸・病気などが物や体を徐々に傷める
- 不安・罪悪感・疑いなどが心を徐々に苦しめる
- 海水や風雨などが表面を少しずつ削る
Rust had eaten away at the old pipe.
さびが古い配管を徐々に腐食させていました。
The guilt was eating away at her.
罪悪感が彼女の心をむしばんでいました。
destroyのように単に「壊す」と言うよりも、変化が少しずつ進む様子を強く感じさせます。
eatとawayから意味を理解する
eatは本来「食べる」ですが、食べ物が一口ずつなくなる様子から、「少しずつ削り取る」という比喩にも広がります。
awayには、元の場所や状態から離れ、なくなっていく感覚があります。そのためeat awayは、「何かが少しずつ食べられるように失われていく」イメージになります。
しゅみすけ(大山俊輔)
よく使う形と語順

1.A eats away at B|AがBを少しずつむしばむ
最も覚えやすい形は、原因+eat away at+影響を受ける対象です。物にも人の心にも使えます。
Salt water is eating away at the metal.
海水が金属を少しずつ腐食させています。
Doubt began to eat away at his confidence.
疑いが彼の自信を少しずつむしばみ始めました。
2.A eats B away|AがBを徐々に失わせる
対象をeatとawayの間に置く形もあります。
The acid ate the surface away.
酸が表面を徐々に溶かしました。
Years of worry had eaten her confidence away.
長年の心配が彼女の自信を徐々に奪っていました。
代名詞を使う場合は、eat it awayのように間に置きます。
3.be eaten away by|〜によって侵食される
傷んだ対象を主語にしたい場合は受け身も使えます。
The wooden steps had been eaten away by insects.
木の階段は虫によって徐々に傷んでいました。
物を少しずつ壊すeat awayの例文
暮らし・建物
Moisture slowly ate away at the window frame.
湿気が窓枠を少しずつ傷めました。
Rust is eating away at the bottom of the car.
さびが車の底部を徐々に腐食させています。
自然
The waves have eaten away at the cliff for years.
波が何年もかけて崖を侵食してきました。
Heavy rain ate away at the soil around the tree.
激しい雨が木の周りの土を少しずつ削りました。
体・健康
The disease gradually ate away at his strength.
病気が徐々に彼の体力を奪いました。
この用法は深刻な印象を与えるため、軽い体調不良には通常使いません。
不安や罪悪感が「心をむしばむ」用法
eat away atは、目に見えない感情が人を内側から少しずつ苦しめる場面でよく使われます。
The secret was eating away at me.
その秘密がずっと私を苦しめていました。
Jealousy began to eat away at their relationship.
嫉妬が二人の関係を少しずつむしばみ始めました。
Not knowing the truth ate away at her.
真実が分からないことが彼女をじわじわと苦しめました。
単に「心配した」ではなく、気持ちや関係が継続的に損なわれているニュアンスがあります。
eat awayとeat intoの違い
どちらもeatを使いますが、焦点が異なります。
- eat away:物・体力・自信などを少しずつ壊す、失わせる
- eat into:時間・お金・利益などを予想以上に使い、残りを減らす
Rust ate away at the metal.
さびが金属を徐々に腐食させました。
The repairs ate into our savings.
修理費が貯金をかなり減らしました。
eat awayは損傷や苦しみ、eat intoは使える量の減少に注目すると区別しやすくなります。
wear away・wear down・erodeとの違い
wear away|摩擦や時間で表面がすり減る
wear awayは、こすれることや長い使用によって表面が少しずつ薄くなる場面に自然です。
The letters on the sign had worn away.
看板の文字がすり減って消えていました。
wear down|すり減らす・人を疲れさせる
wear downは、物をすり減らすほか、長い圧力によって人を疲れさせたり根負けさせたりします。詳しくはwear downの意味・使い方で解説しています。
erode|侵食する・徐々に弱める
erodeは、自然による侵食や、信頼・権利などが徐々に弱まることを表す、やや硬い語です。日常会話で感情が人を苦しめる場面なら、eat away atのほうが生々しい感覚を出せます。
日本人が間違えやすいポイント
食事の「食べ続ける」と混同しない
eat away at metalは「金属を食べる」のではなく、「金属を少しずつ腐食させる」という比喩です。
eat away atのatを忘れない
人や対象を後ろに続ける基本形ではatを使います。
× Guilt ate away him.
○ Guilt ate away at him.
一時的な心配には強すぎることがある
eat away atは、感情が続き、内側から少しずつ悪影響を与える表現です。ちょっと心配しただけなら、I was a little worried.のほうが自然です。
eat awayが出てこないときの簡単な言い換え
この句動詞を忘れても、変化を直接説明すれば十分に伝わります。
- The rust is slowly damaging the metal.(さびが金属を少しずつ傷めています)
- The waves are slowly removing the soil.(波が土を少しずつ削っています)
- I kept thinking about it, and I felt worse.(そのことを考え続け、つらくなりました)
- The worry made him less confident.(心配のせいで彼は自信を失いました)
しゅみすけ(大山俊輔)
まとめ
eat awayは、物や心を「少しずつ壊す・むしばむ」という句動詞です。
- A eats away at B=AがBを徐々にむしばむ
- A eats B away=AがBを少しずつ失わせる
- be eaten away by=〜によって侵食される
一気に壊すのではなく、時間をかけて少しずつ失われるイメージを押さえましょう。ほかの句動詞や定型表現は、英熟語・定型表現の親記事から確認できます。









