go aroundの意味は?「広まる・行き渡る」の使い方とgo roundとの違い

go aroundの意味「広まる・行き渡る」と使い方を解説するアイキャッチ画像

go around は、「周りを回る・あちこち動く」だけでなく、うわさが「広まる」、物がみんなに「行き渡る」、人の家を「訪ねる」という意味でも使われます。

たとえば There’s enough food to go around. は、「全員に行き渡るだけの食べ物があります」。around の“ぐるっと周囲へ回る”感覚が分かると、多くの意味をばらばらに暗記せずに済みます。

この記事では、go around のコアイメージ、自然な語順と例文、イギリス英語の go roundget around・go about との違いまで解説します。

go aroundの基本的な意味

go around の中心には、「一か所にとどまらず、周囲を回りながら広がる」というイメージがあります。主な意味は次のとおりです。

  1. 周囲を回る・あちこち動く
  2. うわさ・病気・情報などが広まる
  3. 物がみんなに行き渡る
  4. 人の家を訪ねる
  5. go around doing で、あちこちで同じ行動をする
  • We went around the lake.
    私たちは湖の周りを回りました。
  • A rumor is going around.
    うわさが広まっています。
  • There aren’t enough chairs to go around.
    全員に行き渡るだけの椅子がありません。

しゅみすけ(大山俊輔)

around の円を描くような動きを意識すると、「回る」「広まる」「みんなに行き渡る」が一つにつながります。

なぜgo aroundで「広まる・行き渡る」になる?

go は「進む・動く」、around は「中心の周囲を回る・あちこちに」という感覚を加えます。

人が周囲を動けば「あちこち回る」。うわさが人から人へ回れば「広まる」。食べ物が集団の中を回れば「みんなに行き渡る」となります。

go aroundのうわさが広まる・みんなに行き渡る・人の家を訪ねる用法を示す図解

around 自体の詳しい感覚は、be-rize.comのaroundのコアイメージは「中心の周囲を回る」で図解しています。

意味1:周囲を回る・あちこち動く

物理的にある場所の周囲を移動したり、複数の場所を回ったりする用法です。

  • We walked around the park before lunch.
    昼食前に公園を歩いて回りました。
  • The road goes around the mountain.
    その道は山を回り込んでいます。
  • He went around the room introducing himself.
    彼は部屋を回って自己紹介しました。

この用法では、around の後ろに場所を置くことも、場所を省いて go around だけで使うこともできます。

意味2:うわさ・情報・病気が「広まる」

情報などが人から人へ回るイメージです。うわさだけでなく、風邪や動画、メッセージが広まる場合にも使えます。

  • There’s a rumor going around the office.
    社内でうわさが広まっています。
  • Word went around that the store was closing.
    その店が閉店するという話が広まりました。
  • A nasty cold is going around at school.
    学校でひどい風邪が流行っています。
  • This video has been going around online.
    この動画はネット上で広く出回っています。

「循環する・広まる」の類似表現との違いは、「循環する」は英語で?circulate・cycle・go aroundの違いも参考になります。

意味3:みんなに「行き渡る」

人の集団に物を順番に回し、全員が受け取れるかどうかを表します。enough to go aroundnot enough to go around が特によく使われます。

  • There’s enough cake to go around.
    全員に行き渡るだけのケーキがあります。
  • Do we have enough copies to go around?
    全員分のコピーがありますか。
  • There weren’t enough seats to go around.
    全員分の席がありませんでした。
  • Jobs are limited, so there aren’t enough to go around.
    仕事が限られているため、全員には行き渡りません。

to go around は、enough や not enough の後ろで「全員に行き渡るだけ」という意味を補います。

意味4:人の家を「訪ねる」

特にイギリス英語では、go around to+人の家go around to see+人 で、誰かの家を訪ねることを表します。

  • We went around to Maya’s after dinner.
    夕食後、マヤの家を訪ねました。
  • I’ll go around and see my grandmother tomorrow.
    明日、祖母の家を訪ねます。
  • Why don’t you go around to his place?
    彼の家に行ってみたら?

アメリカ英語の日常会話では、go over to someone’s placestop by もよく使われます。

意味5:go around doing「やたらと〜して回る」

go around+動名詞 で、いろいろな場所や相手に対して同じ行動をすることを表します。無責任・迷惑・不用意な行動への批判を含むことがよくあります。

  • You can’t go around blaming everyone else.
    何でも人のせいにして回るのはよくありません。
  • He goes around telling people he’s an expert.
    彼は自分が専門家だとあちこちで言って回っています。
  • Don’t go around sharing private information.
    個人情報をあちこちで共有してはいけません。

around の後ろには不定詞ではなく、blaming・telling・sharing のような動名詞を置きます。

go aroundとgo roundの違い

go round は、特にイギリス英語で使われる形です。この記事で紹介した多くの場面で go around とほぼ同じ意味になります。

  • There’s enough food to go round.
    全員に行き渡るだけの食べ物があります。
  • A rumor is going round.
    うわさが広まっています。

アメリカ英語では go around が一般的です。どちらを見ても意味が分かるようにしておけば十分です。

go aroundと似た表現の違い

go aroundとget around

get around は「移動する・あちこちへ行ける」に加え、規則や問題を「うまく回避する」という意味でも使われます。go around は、実際に周囲を回ることや、情報・物が広まることが中心です。

  • It’s easy to get around Tokyo by train.
    東京は電車で移動しやすいです。
  • A rumor is going around the office.
    社内でうわさが広まっています。

go aroundとgo about

go about は「仕事や問題に、ある方法で取りかかる」という表現です。go around の「周囲を回る・広まる」とは意味が異なります。

  • How should we go about this?
    これはどう進めればいいですか。
  • News is going around the office.
    その話が社内に広まっています。

進め方を尋ねる表現は、go aboutの意味と使い方で詳しく解説しています。

go aroundとspread

spread は「広げる・広がる」を直接表す基本動詞です。go around は、人から人へ回っていく会話的なイメージを持ちます。

  • The news spread quickly.
    そのニュースはすぐに広まりました。
  • A story is going around about him.
    彼についての話が広まっています。

日本人が間違えやすいポイント

  • enough to go around を一まとまりで覚える
  • 「広まる」は自動詞なので、うわさなどを主語にする
  • go around doing では動名詞を使う
  • go aroundget around を混同しない
  • イギリス英語では go round も使われる

しゅみすけ(大山俊輔)

まずは There’s enough to go around. を一文で覚えると、「みんなに行き渡る」という go around 特有の使い方が会話で使いやすくなります。

簡単な英語で言い換えるなら?

go around が出てこなくても、意味を直接伝えれば大丈夫です。

  • Everyone is talking about the rumor.
    みんながそのうわさについて話しています。
  • We have enough for everyone.
    全員分あります。
  • A lot of people have this cold.
    多くの人がこの風邪をひいています。
  • We visited Maya at her house.
    私たちはマヤの家を訪ねました。
  • He tells everyone the same thing.
    彼はみんなに同じことを言っています。

まとめ

go around のコアイメージは、「一か所にとどまらず、周囲を回りながら広がる」です。

  • 周囲を回る・あちこち動く
  • うわさ・情報・病気が広まる
  • enough to go around で、全員に行き渡る
  • 人の家を訪ねる
  • go around doing で、あちこちで同じ行動をする

まずは A rumor is going around.There’s enough to go around. の2文から使ってみてください。

ほかの実用的な句動詞は、英熟語・定型表現のまとめから確認できます。

goを使うほかの表現もまとめて確認したい方は、goを使った句動詞一覧をご覧ください。

この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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