
「血液が循環する」「空気が循環する」「水が循環する」「情報が循環する」「同じ問題が循環する」。日本語ではどれも循環すると言えますが、英語では何がどう回るのかによって表現が変わります。
中を巡るなら circulate、周期として回るなら cycle、人から人へ回るなら go around、同じことが繰り返されるなら repeat が基本です。
Contents
「循環する」の英語は4つに分ける

- circulate:血液・空気・情報などが中を巡る
- cycle:自然現象や工程が周期として回る
- go around:物や話が人から人へ順番に回る
- repeat:同じ出来事やパターンが繰り返される
circulate:血液・空気・情報が中を巡る
circulate は、ある範囲の中を移動して巡ることです。血液、空気、水、お金、情報、文書など、流れるものに幅広く使えます。
Blood circulates through the body.
血液は体内を循環します。
Open the window to let the air circulate.
空気を循環させるために窓を開けてください。
情報や文書にも使えます。The report was circulated among the staff. なら「報告書がスタッフ間で回覧されました」です。
cycle:自然や工程が周期として回る
cycle は、いくつかの段階を通り、再び出発点へ戻る周期的な動きを表します。水、季節、景気、生産工程などに合います。
Water cycles through the environment.
水は環境の中を循環します。
The economy moves through cycles of growth and decline.
経済は成長と衰退の周期を循環します。
cycle は名詞なら「周期・サイクル」、動詞なら「周期的に動く」です。自転車に乗るという別の意味もあります。
go around:物や話が人から人へ回る
go around は、人や場所の間を順番に回っていく日常的な表現です。リスト、資料、うわさ、風邪などが広まる場面にも使えます。
The list went around the office.
そのリストは社内で回覧されました。
There’s a cold going around.
風邪が流行っています。
物理的に一周するなら We walked around the park.(公園を一周しました)のようにも使います。
repeat:同じ出来事が繰り返される
repeat は、同じ出来事、行動、問題、パターンが再び起こることです。「悪循環する」「歴史が循環する」のように、実際には反復を言いたい場面に合います。
The same pattern keeps repeating.
同じパターンが循環するように繰り返されています。
History tends to repeat itself.
歴史は繰り返す傾向があります。
「悪循環」は vicious cycle、「好循環」は virtuous cycle と言います。The problem created a vicious cycle.(その問題が悪循環を生みました)のように使えます。
「情報が循環する」は英語で?
情報の場合も、どのように広がるかで表現を選びます。
- Information circulates within the company.(情報が社内を循環します)
- The message went around quickly.(その知らせはすぐに広まりました)
- We share information with each other.(私たちは互いに情報を共有します)
- The same information keeps coming back.(同じ情報が何度も戻ってきます)
英会話では circulate にこだわらず、share(共有する)や go around(広まる)で言うほうが簡単な場合もあります。
難しい単語を使わずに言うなら?
「循環する」を、回る・流れる・戻る・繰り返すに分解してみましょう。
- The air moves around the room.(空気が部屋の中を回ります)
- The water goes around and comes back.(水は巡って戻ってきます)
- We pass the document from person to person.(書類を人から人へ回します)
- The same thing happens again and again.(同じことが何度も起こります)
難しい一語を探すより、何が・どこを・どう回るのかを簡単な動詞で説明するほうが伝わります。基準や道筋から外れる表現は「逸脱する」の英語表現も参考にしてください。
しゅみすけ(大山俊輔)
初心者なら、これでOK!
英会話では、難しい単語を思い出すことより、伝えたい中身を分けることが大切です。「循環する」も、まずは The air moves around the room. や The water goes around and comes back. のような短い文で言ってみましょう。
使い分け早見表
| 循環のしかた | 自然な英語 |
|---|---|
| 血液・空気・情報が中を巡る | circulate |
| 自然・工程が周期で回る | cycle |
| 物や話が人から人へ回る | go around |
| 同じ出来事が繰り返される | repeat |
複数のものが巡るだけでなく、一つに混ざり合う表現は「融合する」の英語表現で整理しています。
まとめ
「循環する」は、中を巡るなら circulate、周期として回るなら cycle、人から人へ回るなら go around、同じことが繰り返されるなら repeat が基本です。日常会話では move around、pass、happen again のようなコア単語でも十分に表現できます。










