Let me think.の意味は?「ちょっと考えさせて」の使い方と似た表現との違い

Let me think.の意味・使い方・似た表現との違い

英語で突然質問され、答えは分かりそうなのに、すぐには言葉が出てこない。そんなとき、黙り込まず自然な「間」を作れるのが Let me think. です。

日本語では「ちょっと考えさせて」「ええと」「そうだな」に近く、考える時間を確保すると同時に、「まだ答えは続きます」と会話の順番を保つ働きがあります。

この記事では Let me think. の意味・語順・場面別例文を確認し、Let me think about it.、Let’s see.、Give me a moment. との違いまで整理します。

Let me think. の基本的な意味

Let me think. は直訳すると「私に考えさせてください」です。しかし、実際の会話では強く許可を求めるというより、「今、答えを考えています」「少し待ってください」と伝える合図です。

When did we first meet?
私たちが初めて会ったのはいつだっけ?

Let me think. It was probably 2019.
ええと、たぶん2019年だったよ。

Let me think. と言えば、相手は話し手が答えを思い出そうとしていると分かり、自然に待てます。

しゅみすけ(大山俊輔)

英会話では、すぐに完璧な答えを出す必要はありません。Let me think. は、考える時間を取りながら会話を手放さないための便利な合図です。

Let me think. が会話で果たす3つの役割

1.記憶を探す

日付・名前・場所などを思い出そうとするときに使います。

What was the name of that restaurant?
あのレストランの名前は何だった?

Let me think… Was it Olive Tree?
ええと……Olive Treeだったかな?

2.選択肢を検討する

予定や希望を聞かれ、その場で答えを組み立てるときにも自然です。

What should we do this weekend?
今週末は何をしようか?

Let me think. We could visit the new art museum.
そうだな。新しい美術館へ行くのもいいね。

3.沈黙を避けて発言権を保つ

何も言わずに考えると、相手は「質問が伝わらなかったのかな」「答えたくないのかな」と感じることがあります。Let me think. を入れると、答える意思はあり、今考えている途中だと示せます。

よく使う形

Let me think.

単独で使う最も基本的な形です。短い間を取ったあと、そのまま回答を続けます。

Let me think. I’m free on Thursday afternoon.
ちょっと考えさせて。木曜の午後なら空いています。

Let me think for a second.

for a second を加えると、「ほんの少し考えさせて」と必要な時間を明示できます。

Let me think for a second. Yes, I can help you tomorrow.
少し考えさせて。うん、明日なら手伝えます。

Hmm, let me think.

Hmm を添えると、実際に考え始める自然な間が生まれます。くだけた会話でよく使われます。

Hmm, let me think. I’d choose the blue one.
うーん、そうだな。私なら青いほうを選びます。

Now, let me think.

Now は「今」という時刻より、「さて」と頭を整理する合図です。

Now, let me think. Where did I put the tickets?
さて、どこにチケットを置いたかな。

場面別の自然な例文

日常会話

What do you want for dinner?
夕食は何が食べたい?

Let me think. How about pasta?
そうだな。パスタはどう?

仕事

Which option would be best for the client?
どの選択肢がクライアントに最適でしょうか?

Let me think. Option B may be easier to implement.
少し考えさせてください。選択肢Bのほうが実行しやすいかもしれません。

旅行

How many nights did you stay in Rome?
ローマには何泊しましたか?

Let me think… Four nights, I believe.
ええと……確か4泊です。

恋愛・人間関係

What was your first impression of me?
私の第一印象はどうだった?

Let me think. You seemed quiet but very kind.
そうだな。静かだけど、とても優しそうに見えたよ。

学校・学習

Can you give me another example?
別の例を挙げられますか?

Let me think. “Book” can be both a noun and a verb.
そうですね。bookは名詞にも動詞にもなります。

似た表現との違い

Let me think、Let me think about it、Let’s see、Give me a momentの違い

Let me think.:今ここで考えて答える

短い間を取り、同じ会話の中で答えを続けるのが基本です。記憶を探す場合にも、判断する場合にも使えます。

Let me think about it.:時間をかけて検討する

about it が付くと、その提案や問題について後で考えるニュアンスが強くなります。すぐには結論を出さない表現で、ときには柔らかな保留・断りにも聞こえます。

Would you like to join the project?
プロジェクトに参加しませんか?

Let me think about it.
少し検討させてください。

Let’s see.:確認しながら考える

Let’s see. は、「さて」「どれどれ」と、予定表・情報・選択肢などを確認しながら考える場面に特に自然です。

Let’s see. The next train leaves at 2:15.
ええと、次の電車は2時15分に出ます。

Give me a moment.:少し時間をもらう

Give me a moment. は、考えることに限らず、確認・作業・準備のために少し待ってもらう表現です。

Give me a moment. I’ll check your reservation.
少々お待ちください。ご予約を確認します。

I need to think.:より真剣に考える必要がある

I need to think. は「考える必要がある」と述べるため、Let me think. より重く、長い検討が必要な印象を与えることがあります。

I need to think before I make such a big decision.
そんな大きな決断をする前に考える必要があります。

日本人が間違えやすいポイント

Let’s me think. にしない

let + 人 + 動詞の原形 なので、正しくは Let me think. です。Let’s は Let us の短縮形で、「一緒に〜しよう」という別の形です。

  • Let me think.
  • Let’s me think. ×

保留したいときは about it を付ける

提案に対して Let me think. だけを言うと、相手はその場で答えが返ってくると思う可能性があります。後日回答したいなら Let me think about it and get back to you. と期限や次の行動まで伝えると明確です。

何度も繰り返さない

Let me think を一つの回答で何度も使うと、迷いが強すぎる印象になります。一度合図を出したら、短い沈黙を恐れずに考えましょう。

すぐ出てこないときの簡単な言い換え

Let me think. を思い出せなくても、次の表現で時間を作れます。

  • One moment, please.(少々お待ちください)
  • I’m not sure yet.(まだ分かりません)
  • I need a little time.(少し時間が必要です)
  • Hmm… と言ってから答えを続ける

I’m not sure yet. Can I answer tomorrow?
まだ決められません。明日お返事してもよいですか?

しゅみすけ(大山俊輔)

英会話で必要なのは即答力だけではありません。「考えています」「後で答えます」と基本英語で伝える力も、会話を続ける大切な技術です。

まとめ

Let me think. は、「ちょっと考えさせて」「ええと」と短い思考時間を作りながら、自分の発言順を保つ会話表現です。

  • 記憶を探す・選択肢を検討する・沈黙を避けるときに使う
  • 基本的には同じ会話の中ですぐ回答を続ける
  • Let me think about it. は時間をかけて検討する
  • Let’s see. は確認しながら考える
  • Give me a moment. は確認や作業を含めて少し時間をもらう

完成した英語表現を体系的に学びたい方は、英熟語・定型表現の親記事もあわせてご覧ください。

この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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