live up toの意味は?「期待に応える」の使い方とmeet・exceed expectationsとの違い

live up toの意味・使い方・違いを解説するアイキャッチ画像

live up toは、「期待に応える」「評判どおりである」「約束や基準に沿って行動する」という意味の句動詞です。

映画やレストランが前評判どおりだったときにも、人が周囲の期待に応えたときにも使えます。後ろに何を置くかによって、日本語訳が自然に変わるのがポイントです。

しゅみすけ(大山俊輔)

live up toは「期待」という高さまで、実際の結果が届くイメージです。日本語を一つに固定せず、後ろの名詞に合わせて訳すと分かりやすくなります。

live up toの基本的な意味

live up to+期待・評判・約束・基準=それに見合う結果を出す/それに沿って行動する

The hotel lived up to our expectations.
そのホテルは私たちの期待どおりでした。

The new restaurant lives up to its reputation.
その新しいレストランは評判に違わない店です。

He has always tried to live up to his promises.
彼はいつも自分の約束を守ろうとしてきました。

肯定文では「期待どおり」「評判に違わない」、否定文では「期待外れ」「前評判ほどではない」と訳すと自然です。

The sequel didn’t live up to the original.
その続編は前作ほど良くありませんでした。

なぜlive+up+toで「期待に応える」になるの?

liveには「生きる」だけでなく、「ある考え・基準に従って生きる、行動する」という感覚があります。upは高い水準へ向かう動き、toは到達点を示します。

つまり、期待や基準が作るラインまで、行動や結果の高さを上げて届かせるのがlive up toのイメージです。

  • 期待のラインまで届く → 期待に応える
  • 評判のラインまで届く → 評判どおりである
  • 約束・理想のラインに沿う → 約束や信念に恥じない行動をする

live up toの語順と文法

基本語順は主語+live up to+名詞です。toは不定詞のtoではなく前置詞なので、後ろには名詞・代名詞・動名詞が来ます。

The product lived up to the hype.
その商品は前評判どおりの出来でした。

It didn’t live up to what the reviews promised.
レビューから期待したほどのものではありませんでした。

主語は人だけでなく、映画、旅行、商品、料理、イベント、結果などにもできます。

時制の変化

  • 現在形:lives up to
  • 過去形:lived up to
  • 進行形:is living up to
  • 否定形:doesn’t / didn’t live up to

So far, the course is living up to my expectations.
今のところ、その講座は私の期待どおりです。

live up to expectationsの使い方

最もよく見る形がlive up to expectationsです。誰の期待かを表す場合は、my expectationsher parents’ expectationscustomers’ expectationsのように所有格を付けます。

The presentation lived up to the client’s expectations.
そのプレゼンは顧客の期待に応えました。

I’m worried I won’t live up to their expectations.
彼らの期待に応えられないのではないかと心配です。

The trip more than lived up to our expectations.
その旅行は私たちの期待をはるかに上回りました。

more than lived up toは、単に期待どおりではなく「期待以上だった」と強調する言い方です。

よく一緒に使う名詞

live up to the hype:前評判どおりである

hypeは広告・口コミ・SNSなどで大きく高まった話題や期待です。

Does the new café live up to the hype?
その新しいカフェは話題になるだけの価値があるの?

live up to one’s reputation:評判に違わない

Kyoto lived up to its reputation for beautiful autumn colors.
京都の紅葉は評判どおりの美しさでした。

評判が悪い場合にも使えるため、必ずしも褒め言葉とは限りません。

He lived up to his reputation for being late.
彼は評判どおり、やはり遅刻しました。

live up to one’s name:名前に恥じない

The “Grand View” room lived up to its name.
「グランドビュー」という部屋は、その名に恥じない眺めでした。

live up to a promise / standards / potential

The company must live up to its promise to customers.
その会社は顧客への約束を果たさなければなりません。

We need to live up to our safety standards.
私たちは安全基準に沿った行動をする必要があります。

She has the talent, but she hasn’t lived up to her potential yet.
彼女には才能がありますが、まだ潜在能力を十分に発揮できていません。

仕事・日常・旅行で使える例文

仕事

The final design lived up to everything the client had asked for.
最終デザインは、顧客の要望に十分応えるものでした。

I feel pressure to live up to my new role.
新しい役職にふさわしい働きをしなければというプレッシャーを感じます。

買い物・サービス

The camera didn’t quite live up to the online reviews.
そのカメラは、ネットのレビューほど良くはありませんでした。

The service lived up to the restaurant’s excellent reputation.
サービスは、そのレストランの高い評判に違わないものでした。

旅行・エンタメ

The view from the top lived up to all the photos.
頂上からの景色は、写真から期待したとおりでした。

Did the concert live up to your expectations?
コンサートは期待どおりだった?

meet・exceed・fall short of expectationsとの違い

fall short of・live up to・exceed expectationsの違いを示す解説図

live up to expectations:期待に応える

実際の体験と事前の期待を比べる会話的な表現です。「本当に前評判どおりだった?」という評価でよく使います。

meet expectations:期待される基準を満たす

意味は近いものの、評価表や業務目標など、基準を満たしたかを客観的に述べる響きがあります。

Her performance met expectations.
彼女の業績は期待される水準を満たしました。

exceed expectations:期待を上回る

結果が期待ラインより高かったことを表します。

The event exceeded our expectations.
そのイベントは私たちの期待を上回りました。

fall short of expectations:期待に届かない

結果が期待ラインより低かったことを表す、ややフォーマルな言い方です。

Sales fell short of expectations.
売上は期待された水準に届きませんでした。

しゅみすけ(大山俊輔)

会話で映画や旅行を評価するならlive up to、業績や数値目標を評価するならmeet / fall short ofが使いやすいです。

日本人が間違えやすいポイント

toの後ろに動詞の原形を置かない

ここでのtoは前置詞です。live up to+名詞の形にします。

live it upと混同しない

live it upは「大いに楽しむ・豪遊する」で、live up toとは別表現です。

They lived it up on vacation.
彼らは休暇を思い切り楽しみました。

「期待に応える」をanswerで直訳しない

answer expectationsとは通常言いません。live up to expectationsまたはmeet expectationsを使います。

否定形のquiteに注意する

didn’t quite live up to …は「完全には期待に届かなかった」「期待したほどではなかった」という、少し控えめな批評です。

簡単な英語で言い換えるなら

  • It was as good as I expected.(期待したのと同じくらい良かった)
  • It was what I expected.(期待どおりだった)
  • It wasn’t as good as I expected.(期待したほど良くなかった)
  • He did what he promised.(彼は約束したことをした)

live up toが出てこなくても、as good as I expectedを使えば簡単に意味を伝えられます。

会話で使ってみよう

A: How was the new Italian restaurant?
A:新しいイタリアンレストラン、どうだった?

B: It definitely lived up to the hype. The pasta was amazing.
B:間違いなく前評判どおりだったよ。パスタが最高だった。

A: Good to know. I’ll book a table.
A:それはいいこと聞いた。予約してみるよ。

まとめ

  • live up toは「期待・評判・約束・基準に見合う」
  • up toは、結果が期待の高さまで到達するイメージ
  • live up to expectationsは「期待に応える・期待どおりである」
  • live up to the hypeは「前評判どおりである」
  • meet expectationsは基準を満たす客観的な響き
  • exceed expectationsは期待以上、fall short of expectationsは期待未満
  • 簡単にはIt was as good as I expected.と言い換えられる

ほかの英熟語も体系的に学びたい方は、英熟語・定型表現の一覧もあわせてご覧ください。

この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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