
You can say that again. を直訳すると、「あなたはそれをもう一度言ってもいい」です。そのため、「もう一度言って」と聞き返しているように見えるかもしれません。
しかし、会話でこの一文が使われたら、通常の意味は「まったくその通り!」「本当にそうだよね」です。相手の意見に強く共感するときの、カジュアルな決まり文句です。
この記事では、なぜ「もう一度言っていい」が強い同意になるのか、自然な使い方とイントネーション、聞き返しとの見分け方、Exactly.・I couldn’t agree more.・Tell me about it.との違い、言われたときの返し方まで解説します。
Contents
You can say that again.の意味
You can say that again. は、次のような強い同意を表します。
- まったくその通り!
- 本当にそうだよね
- よく言った!
- それは何度言ってもいいくらい正しい
A: It’s been a long week.
長い一週間だったね。
B: You can say that again.
まったくその通りだよ。
BはAに同じ文を言い直してほしいわけではありません。「その意見は、もう一度言ってもいいほど正しい」と強く同意しています。
しゅみすけ(大山俊輔)
なぜ「もう一度言って」が「その通り」になる?
この表現の背景には、「あなたが今言ったことは正しいので、何度でも言ってほしい」という誇張があります。
- You can say that:それを言っていい
- again:もう一度
文字どおりには「同じことをもう一度言ってもいい」。そこから、「その発言を繰り返してもいいほど賛成だ」→「まったくその通り」という定型的な意味になりました。
日本語の「ほんまそれ」「それな」「よく言った」に近い場面もあります。ただし、英語表現としては一文なので、日本語の「それな」より少ししっかりした応答にも使えます。
聞き返しとの違いに注意
You can say that again. と Could you say that again? は似ていますが、目的が異なります。

You can say that again.:強い同意
A: This room is freezing.
この部屋、凍えるほど寒いね。
B: You can say that again.
本当にその通り。
平叙文で、通常は文末を下げて言います。相手の発言内容に反応しています。
Could you say that again?:丁寧な聞き返し
Could you say that again?
もう一度言ってもらえますか?
こちらは疑問文で、相手の声が聞こえなかったり、内容を確認したかったりするときに使います。
Say that again?:くだけた聞き返し
Sorry, say that again?
ごめん、もう一度言ってくれる?
Say that again?は語尾を上げて言う聞き返しです。同意表現にはyou canがあり、文末を下げるのが基本です。
どんな場面で自然に使う?
You can say that again.は、相手と気持ちを共有しやすいカジュアルな会話で自然です。特に、疲れ、暑さ、忙しさ、値段、共通の不満などへの同意によく使われます。
仕事
A: That meeting could have been an email.
あの会議、メールで済んだよね。
B: You can say that again.
ほんと、その通り。
A: We need clearer instructions next time.
次回はもっと分かりやすい指示が必要だね。
B: You can say that again.
まったく同感です。
日常生活
A: Groceries are getting expensive.
食料品、高くなってるよね。
B: You can say that again.
ほんとにそうだよ。
A: It’s way too hot to walk outside.
外を歩くには暑すぎるよ。
B: You can say that again.
まったくその通り。
恋愛・人間関係
A: Good communication takes effort.
良いコミュニケーションには努力が必要だよね。
B: You can say that again.
本当にその通りだね。
旅行
A: This airport is huge.
この空港、ものすごく広いね。
B: You can say that again. We’ve been walking for twenty minutes.
ほんとだよ。もう20分も歩いてる。
ネイティブが感じるニュアンス
単なるYes.よりも、相手の発言に勢いよく乗る感じがあります。「自分もまさに同じことを思っていた」という共感が伝わります。
よくあるトーンは、次の2つです。
明るい強い同意
笑顔でうなずきながら言えば、「まさにそれ!」という親しみのある反応になります。
A: She did an amazing job.
彼女、すばらしい仕事をしたね。
B: You can say that again!
本当にその通り!
疲れや不満を共有する同意
ため息交じりに言えば、「ほんと、それな……」という共感になります。
A: Today has been exhausting.
今日は本当に疲れる一日だったね。
B: You can say that again.
ほんとだよ。
表現自体が否定的なのではなく、何に同意するかと声の調子で気持ちが決まります。
似た同意表現との違い
Exactly.:その通り
Exactly.は、相手の説明や判断が正確だと認める短い表現です。仕事でも日常でも使いやすく、You can say that again.より簡潔です。
A: So the problem is the deadline, not the budget.
つまり問題は予算ではなく締め切りなんですね。
B: Exactly.
その通りです。
I couldn’t agree more.:これ以上ないほど同感
I couldn’t agree more.も非常に強い同意です。You can say that again.より少し整った響きがあり、意見や提案への賛同にも向いています。
I couldn’t agree more. We should start today.
まったく同感です。今日から始めるべきです。
否定形なのに強い同意になる仕組みは、I couldn’t agree more.の意味と使い方で詳しく解説しています。
Tell me about it.:言われなくても分かるよ
Tell me about it.も、不満や苦労への同意として「ほんとそれ」「よく分かるよ」を表します。ただし、直訳の「詳しく教えて」として使われる場合もあるため、文脈と口調が重要です。
A: Rent is so expensive here.
ここの家賃、高すぎるよ。
B: Tell me about it.
ほんとだよ。身にしみて分かる。
No kidding.:本当にその通り/冗談でしょ
No kidding.は、口調によって強い同意にも驚きにもなります。二つの意味の見分け方は、No kidding!の意味と返し方をご覧ください。
You can say that again.と言われたときの返し方
この表現は相手が同意してくれているので、特別な決まり文句を返す必要はありません。会話を続けるのが自然です。
理由や具体例を足す
A: This project is taking forever.
このプロジェクト、いつまでたっても終わらないね。
B: You can say that again.
ほんとだよ。
A: We’ve already changed the plan three times.
もう計画を3回も変えてるからね。
短く同意を重ねる
- Right?:でしょ?
- I know.:ほんとだよね。
- Exactly.:その通り。
- Seriously.:ほんとにね。
A: The traffic is terrible today.
今日は渋滞がひどいね。
B: You can say that again.
ほんとだよ。
A: Seriously. We haven’t moved in ten minutes.
ほんとにね。10分も動いてないよ。
日本人が間違えやすいポイント
本当に繰り返してほしいときには使わない
聞こえなかったときにYou can say that again.と言うと、「まったくその通り」という反応に聞こえる可能性があります。
聞き返しには次が安全です。
- Could you say that again?
- Could you repeat that?
- Sorry, I didn’t catch that.
質問文にしない
You can say that again?のように語尾を上げると、定型的な強い同意が伝わりにくくなります。同意ではピリオドの文として、語尾を下げて言いましょう。
フォーマルな会議では表現を選ぶ
親しい同僚との会話では自然ですが、非常に改まった会議で賛成を表明するなら、次のほうが無難です。
- I completely agree.:全面的に同意します。
- That’s a very good point.:非常に重要なご指摘です。
- I share that view.:私もその見解です。
しゅみすけ(大山俊輔)
すぐ出てこないときの簡単な言い換え
You can say that again.が出てこなくても、次の短い英語で十分に伝わります。
- Exactly.:その通り。
- You’re right.:あなたの言う通り。
- I agree.:同感です。
- That’s so true.:本当にそう。
- Absolutely.:まったくその通り。
まずはYou’re right.やI agree.を使い、慣れてきたらYou can say that again.で共感の強さを出すとよいでしょう。
まとめ:繰り返しの依頼ではなく「まったくその通り」
You can say that again.は、相手の発言への強い同意を表すカジュアルな定型表現です。
- 意味は「まったくその通り」「本当にそう」
- 「もう一度言ってもいいほど正しい」という誇張から生まれた表現
- 通常は平叙文として語尾を下げる
- 聞き返しはCould you say that again?
- 仕事、日常、旅行など共感を共有する会話で自然
- 改まった場ではI completely agree.などに言い換えられる
A: It’s been a long day. — B: You can say that again.のように、相手の一言とセットで練習してみてください。
ほかの表現も確認したい方は、英熟語・定型表現のまとめをご覧ください。









