wind downの意味は?「くつろぐ・徐々に縮小する」の使い方とwind upとの違い

wind downの意味・使い方・違いを解説するアイキャッチ画像

wind downは、「一日の終わりにくつろぐ」「緊張をゆるめる」という日常的な意味と、「活動や事業を徐々に縮小する」という仕事の意味を持つ句動詞です。

一見別の意味に見えますが、共通するのは高かった活動・緊張・勢いのレベルが少しずつ下がるイメージです。この記事では、wind down after workwind down with …wind down operationsの語順、過去形wound downrelaxslow downとの違いを例文で解説します。

wind downの主な意味

wind downのくつろぐ・事業を徐々に縮小するという2つの意味を示す解説イラスト

wind downには、主に次の2つの使い方があります。

  1. くつろぐ・緊張をゆるめる
  2. 活動・事業などを徐々に縮小して終わりへ向かわせる

I like to wind down with a cup of tea.
私はお茶を飲んでくつろぐのが好きです。

The company is winding down its overseas operations.
その会社は海外事業を徐々に縮小しています。

なぜwind downで「くつろぐ・縮小する」になる?

windには「巻く」という意味があります。機械やぜんまいが動いていた状態から、巻きがほどけるにつれて動きが弱まり、最後には止まる。そのように、活動や緊張が徐々に低下していく感覚がwind downの中心です。

downも「高い状態から低い状態へ」という方向を加えます。急に電源を切るというより、少しずつペースを落として落ち着いた状態、または終了へ近づく表現です。

しゅみすけ(大山俊輔)

wind downは「突然止める」ではなく、「動いていたものの勢いを徐々に下げる」と考えましょう。人ならくつろぐ、事業なら縮小して終了へ向かう、という違いになります。

意味1:くつろぐ・緊張をゆるめる

仕事、運動、外出などで高まっていた心身の緊張を少しずつ落ち着かせるときに使います。一日の終わりや就寝前の習慣を話す場面で特に自然です。

It takes me a while to wind down after work.
仕事の後、気持ちを落ち着けるまで少し時間がかかります。

I usually wind down by reading before bed.
私は普段、寝る前に読書をしてくつろぎます。

Let’s wind down and watch something light.
ゆっくりして、気軽に見られるものでも見ましょう。

wind down with+物・活動

「〜でくつろぐ」はwind down with+名詞を使えます。

She winds down with soft music in the evening.
彼女は夜、静かな音楽を聴いてくつろぎます。

We wound down with a glass of wine after dinner.
私たちは夕食後、ワインを一杯飲んでくつろぎました。

wind down by doing

くつろぐために行う動作は、wind down by+動名詞でも表せます。

I wind down by taking a warm bath.
私は温かいお風呂に入って気持ちを落ち着けます。

wind down from+活動

激しい活動や緊張状態から落ち着く場合はwind down fromも使えます。

The children need time to wind down from the party.
子どもたちはパーティーの興奮から落ち着く時間が必要です。

意味2:活動・事業を徐々に縮小する

会社、部署、プロジェクト、制度、サービスなどの規模や活動量を徐々に減らし、終了へ向かわせる意味です。ビジネスやニュースでよく使われます。

We’re winding down the project this month.
私たちは今月、このプロジェクトを段階的に終了させています。

The store will wind down operations by the end of the year.
その店は年末までに営業を段階的に縮小します。

They wound the program down after funding was cut.
資金が削減された後、彼らはそのプログラムを段階的に終了させました。

目的語が代名詞なら、wind it downのように間へ置けます。

  • wind down the business
  • wind the business down
  • wind it down

wind downの活用

綴り
原形 wind down I need to wind down.
三人称単数 winds down She winds down with music.
過去形 wound down We wound down after dinner.
過去分詞 wound down The project has wound down.
進行形 winding down The event is winding down.

windの発音は「風」のwind /wɪnd/ではなく、「巻く」のwind /waɪnd/です。過去形・過去分詞のwoundは /waʊnd/ と発音します。

The evening is winding down.の意味

人や会社だけでなく、イベント、夜、会話などが終わりへ近づく場合にも使えます。

The party started winding down around midnight.
パーティーは深夜0時ごろから徐々にお開きになり始めました。

As the evening wound down, we ordered coffee.
夜も終わりに近づいたころ、私たちはコーヒーを注文しました。

この用法では、盛り上がりや活動量が下がり、自然に終了へ向かう様子を表します。

wind downと似た表現の違い

wind downとrelax

relaxは「リラックスする」という最も一般的な言葉です。wind downは、忙しい・緊張した状態から時間をかけて落ち着いていく過程を強調します。

  • I relaxed on the sofa.:ソファでくつろいだ
  • I wound down after a busy day.:忙しい一日の後、徐々に気持ちを落ち着けた

wind downとslow down

slow downは速度やペースを落とすことです。wind downは、ペースを落としながら休息や終了へ向かうところまで含みます。

You need to slow down.
少しペースを落とした方がいいですよ。

You need time to wind down before bed.
寝る前に気持ちを落ち着ける時間が必要です。

wind downとwrap up

wrap upは、会議や仕事をまとめて終えることに焦点があります。wind downは、活動の勢いを徐々に弱めて終了へ向かう表現です。

  • Let’s wrap up the meeting.:会議をまとめて終えましょう
  • The meeting is winding down.:会議が徐々に終わりへ近づいています

wind downとwind up

wind upには「結局〜になる」「終わらせる」「巻く」などの意味があります。人の状態を表す場合、be wound upは「緊張している・神経が高ぶっている」、wind downはそこから「落ち着く」という対照的な関係になります。

I was too wound up to sleep, so I listened to music to wind down.
神経が高ぶって眠れなかったので、落ち着くために音楽を聴きました。

wind upの多様な意味は、wind upの意味・使い方とend upとの違いで詳しく解説しています。

日本人が間違えやすいポイント

過去形をwinded downにしない

「くつろいだ」「縮小した」はwound downです。winded downとはしません。

「くつろがせる」より自分が落ち着く場面で使う

日常用法では、I need to wind down.のように自動詞として使う形が特に一般的です。「人をリラックスさせる」ならhelp someone relaxなどが分かりやすい表現です。

事業を今すぐ止める意味ではない

wind down a businessは、通常、活動を段階的に減らして終了へ向かわせることです。即座に閉鎖するならshut downcloseが合う場合があります。

縮小に関する基本動詞の使い分けは、reduce・shrink・downsize・scale downの違いも参考になります。

簡単な英語で言い換えるなら

  • くつろぐ → relax
  • 気持ちを落ち着ける → calm down
  • ペースを落とす → slow down
  • 事業を徐々に縮小する → slowly reduce the business
  • プロジェクトを終了する → finish the project

しゅみすけ(大山俊輔)

wind downが出てこなければ、人についてはI want to relax.、事業についてはWe are slowly reducing the project.のように言えます。「何のレベルが下がるのか」を基本語で説明すれば十分です。

すぐ使える会話例

A: You still look busy.
B: I’m done now. I just need some time to wind down.

A:まだ忙しそうですね。
B:もう終わりました。少し気持ちを落ち着ける時間が必要なだけです。

A: What do you do before bed?
B: I wind down with a book and some tea.

A:寝る前は何をしますか?
B:本とお茶でゆっくり過ごします。

A: Is the service closing immediately?
B: No, we’re winding it down over three months.

A:そのサービスはすぐ終了するのですか?
B:いいえ、3か月かけて段階的に終了します。

まとめ

wind downの中心は、活動・緊張・勢いのレベルが徐々に下がるイメージです。

  • 人がくつろぐ:wind down after work
  • 〜をしながらくつろぐ:wind down with …
  • 〜をしてくつろぐ:wind down by doing
  • 活動を段階的に縮小する:wind down operations
  • 過去形・過去分詞:wound down

ほかの句動詞・定型表現は、英熟語・定型表現の親記事からまとめて確認できます。

この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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