
after a while は、「しばらくして」「少し時間がたったあとで」という意味です。
We waited at the café, and after a while, she arrived.
私たちはカフェで待っていました。しばらくすると、彼女が到着しました。
この表現のポイントは、すぐに次の出来事が起こるのではなく、ある程度の時間が流れてから状況が変わることです。ただし、a while が何分・何時間を指すかは決まっていません。場面によって「数分後」にも「数か月後」にもなります。
似た表現に in a while、for a while、a while ago があります。日本語ではどれも「しばらく」と訳されますが、時間の向きと文中での働きが異なります。この記事では、after a whileの意味・ニュアンス・使い方を、自然な例文と時間軸で整理します。
- after a whileの意味と時間のイメージ
- 過去・未来の文での使い方
- in a while・for a while・a while agoとの違い
- afterward・laterとのニュアンスの違い
- after awhileというつづりが間違いやすい理由
Contents
after a whileの意味は「しばらくして」
after a while = しばらくして/しばらくたったあとでです。
After a while, the rain stopped.
しばらくすると、雨がやみました。
He was nervous at first, but he relaxed after a while.
彼は最初緊張していましたが、しばらくするとリラックスしました。
after は「〜のあと」、a while は「ひとまとまりの時間・しばらくの時間」です。したがって、直訳の「ひとまとまりの時間のあと」が、そのまま「しばらくして」という意味になります。
時間の流れは次のように考えると分かりやすいでしょう。
基準となる出来事 → しばらく時間が流れる → 次の出来事
たとえば、雨が降っている状態が続き、そのあとで雨がやむ。最初は緊張していた状態が続き、そのあとで落ち着く。このように、after a whileは時間の経過後に起きた変化や次の展開を伝えるのに向いています。
しゅみすけ(大山俊輔)
a whileは具体的にどのくらいの時間?
a while は、時計で正確に測った長さではありません。話し手が「短すぎず、わざわざ時間の経過を意識する程度」と感じる幅のある時間です。
| 場面 | a whileが指し得る時間 | 例 |
|---|---|---|
| 会話・店で待つ | 数分〜数十分 | After a while, our food came. |
| 体調・気分の変化 | 数時間〜数日 | I felt better after a while. |
| 仕事・人間関係 | 数週間〜数か月 | After a while, I got used to the job. |
つまり、「after a while = 10分後」のような固定した対応はありません。時間を正確に伝える必要があるなら、after ten minutes、three months later のように数字を使います。
after a whileは過去にも未来にも使える
過去:しばらくすると〜した
物語や体験談では、ある出来事のあとに起きた展開を表します。
I sat by the window. After a while, I fell asleep.
私は窓際に座っていました。しばらくすると、眠ってしまいました。
We didn’t talk much at first, but after a while, the conversation became easier.
最初はあまり話しませんでしたが、しばらくすると会話が楽になりました。
現在:しばらくすると〜になる
一般的な変化や、今起きている状況の先を説明するときにも使えます。
This chair feels hard at first, but it gets comfortable after a while.
この椅子は最初は硬く感じますが、しばらくすると座り心地がよくなります。
Don’t worry. Your eyes will adjust after a while.
心配しないでください。しばらくすれば目が慣れます。
未来:しばらくしたら〜する
未来の文でも使えますが、「今からしばらく後」を端的に言うなら in a while のほうが自然な場面も多くあります。
Let’s try again after a while.
しばらくしてから、もう一度試しましょう。
I’ll check on him after a while.
しばらくしたら、彼の様子を確認します。
after a whileを置く位置
after a whileは、文頭・文末・文中で使えます。
文頭
After a while, everyone started talking.
しばらくすると、みんな話し始めました。
時間の移り変わりを先に示すため、物語の展開が分かりやすくなります。文頭に置く場合は、一般に後ろへコンマを置きます。
文末
Everyone started talking after a while.
みんなは、しばらくすると話し始めました。
まず出来事を伝え、あとから「それは少し時間がたってからだった」と補足する語順です。短い会話では自然によく使われます。
文と文をつなぐ
We kept walking. After a while, we found a small café.
私たちは歩き続けました。しばらくして、小さなカフェを見つけました。
出来事を順番に語るとき、after a whileを新しい文の冒頭に置くと流れがすっきりします。
after a while・in a while・for a while・a while agoの違い

| 表現 | 意味 | 時間の捉え方 |
|---|---|---|
| after a while | しばらくして | 基準時点から時間が経過したあと |
| in a while | しばらくしたら | 今から先のある時点 |
| for a while | しばらくの間 | 続いている時間の長さ |
| a while ago | 少し前に | 今から過去へさかのぼった時点 |
after a while:時間が経過したあとの展開
We waited, and after a while, the bus came.
私たちは待ちました。しばらくすると、バスが来ました。
「待ち始めた時点」を基準にして、そのあと一定の時間が過ぎたことを表します。
in a while:今からしばらくしたら
I’ll call you in a while.
しばらくしたら電話します。
in + 時間 は「今からその時間がたった時点」を示します。未来の予定や約束ではin a whileがとても自然です。
I’ll call you after a while. も文法的には可能ですが、何かをして一定時間が過ぎたあと、という前提が感じられやすくなります。
for a while:しばらくの間ずっと
We talked for a while.
私たちはしばらくの間、話しました。
for a whileは、話すという行動がどのくらい続いたかを表します。
We talked for a while. After a while, we ordered dessert.
私たちはしばらく話しました。しばらくして、デザートを注文しました。
最初のfor a whileは行動の継続時間、次のafter a whileは次の出来事が起きるまでの経過時間です。
a while ago:今より少し前
I saw her a while ago.
少し前に彼女を見かけました。
ago は現在を基準に過去へ戻ります。そのため、通常は過去形と一緒に使います。
after a whileとlater・afterwardの違い
after a whileとlater
later は「あとで・その後」という広い表現で、時間がどの程度空いたかを必ずしも意識させません。
She called me later.
彼女はあとで電話してきました。
After a while, she called me.
しばらくして、彼女は電話してきました。
after a whileは、電話までにある程度待つ時間があったことをよりはっきり示します。
a little while later も「少ししてから」という自然な表現です。物語では after a while とよく似た働きをします。
after a whileとafterward
afterward(イギリス英語では afterwards も一般的)は、「その後で」という出来事の順序を示します。
We had dinner and went for a walk afterward.
私たちは夕食を食べ、その後散歩に行きました。
afterwardは「Aの次にB」、after a whileは「Aから時間を置いてB」という違いです。afterwardだけでは、すぐだったのか長く待ったのかは分かりません。
場面別:after a whileの自然な例文
日常会話
The baby cried for a few minutes, but she calmed down after a while.
赤ちゃんは数分泣きましたが、しばらくすると落ち着きました。
At first, the room felt cold, but it warmed up after a while.
最初、部屋は寒く感じましたが、しばらくすると暖かくなりました。
仕事
The new system was confusing, but it made sense after a while.
新しいシステムは分かりにくかったのですが、しばらくすると理解できました。
After a while, the team began to trust each other.
しばらくすると、チームは互いに信頼し始めました。
恋愛・人間関係
We were both shy, but after a while, we started laughing together.
私たちは二人とも人見知りでしたが、しばらくすると一緒に笑い始めました。
He didn’t reply at first. After a while, he sent me a long message.
彼は最初返信しませんでした。しばらくして、長いメッセージを送ってきました。
旅行
We got lost, but after a while, we found the station.
私たちは道に迷いましたが、しばらくして駅を見つけました。
The sea was rough at first, but I got used to the boat after a while.
最初は海が荒れていましたが、しばらくすると船に慣れました。
after awhileと書いてもいい?
学習者は after a while と after awhile を混同しやすいのですが、標準的な書き言葉ではafter a whileと3語で書くのが安全です。
- a while:名詞句「しばらくの時間」
- awhile:副詞「しばらく」
after は後ろに名詞句を取れるので、after a while が自然です。
○ We left after a while.
私たちはしばらくして出発しました。
○ We stayed awhile.
私たちはしばらく滞在しました。
stay awhile では、awhile自体が「しばらく」という副詞としてstayを修飾しています。会話的な文章でafter awhileを見かけることはありますが、英語学習ではこの区別を押さえておくと迷いません。
日本人が間違えやすいポイント
「しばらくの間」と訳してforを使わない
× I waited after a while.
○ I waited for a while.
私はしばらくの間待ちました。
待った時間の長さならfor a whileです。待ったあとに何かが起きるならafter a whileを使います。
I waited for a while, and after a while, the doctor called my name.
私はしばらく待ち、しばらくすると医師が私の名前を呼びました。
未来なら必ずafterとは限らない
「しばらくしたら戻ります」のように、今から未来までの時間を示すだけならin a whileが自然です。
I’ll be back in a while.
しばらくしたら戻ります。
何か別の行動を基準にするならafterが使えます。
I’ll be back after a short while at the café.
カフェで少し過ごしたあと戻ります。
a whileに具体的な数字を期待しない
待ち合わせや仕事の締切など、誤解が困る場面では a while だけで済ませず、in about twenty minutes や later this afternoon のように具体的に伝えましょう。
簡単な英語で言い換えるなら
after a whileがすぐに出てこなければ、次の表現で言い換えられます。
- later:あとで
- after some time:いくらか時間がたったあと
- a little later:少しあとで
- after a few minutes:数分後に
After a while, I felt better.
しばらくすると、気分がよくなりました。
A little later, I felt better.
少しすると、気分がよくなりました。
After a few minutes, I felt better.
数分後、気分がよくなりました。
正確な時間が分かっている場合は、after a few minutes のような具体的な言い方が最も明確です。
しゅみすけ(大山俊輔)
まとめ:after a whileは時間が流れたあとの変化
- after a while は「しばらくして・少し時間がたったあとで」
- 時間の長さは固定されず、場面によって変わる
- 過去・現在・未来の文で使える
- in a while は「今からしばらくしたら」
- for a while は「しばらくの間」という継続時間
- a while ago は「今より少し前」
- 標準的な表記はafter a whileの3語
after a whileを見たら、「ある時点から少し時間が流れ、そのあとで次のことが起きた」という時間軸を思い浮かべてください。単なる「あとで」よりも、待ち時間や徐々に起きる変化が伝わる表現です。
ほかの重要表現も体系的に学びたい方は、英熟語・定型表現の総合ガイドもあわせてご覧ください。








