
so that は、「〜するために」「〜できるように」と目的を伝える表現です。たとえば I’ll speak slowly so that everyone can understand. なら、「みんなが理解できるように、ゆっくり話します」という意味になります。
ポイントは、so thatの前に行動、後ろにその行動の目的を置くこと。この記事では、can・could・will・wouldとの組み合わせ、to不定詞との違い、よく似たso … that構文との見分け方まで、自然な例文で解説します。
まず結論
行動 + so that + 主語 + 動詞
=「(主語)が〜するために/〜できるように、行動する」
Contents
so thatの基本的な意味
目的を表すso thatは、前半の行動が「何のためなのか」を後半で説明します。
I set an alarm so that I wouldn’t oversleep.
寝坊しないように、目覚ましをセットしました。
Please write it down so that you don’t forget.
忘れないように、それを書き留めてください。
We left early so that we could avoid traffic.
渋滞を避けられるように、私たちは早めに出発しました。
日本語では文末に「〜するために」が来ることもありますが、英語はまず行動を言い、その後ろからso thatで目的を足す形が自然です。
なぜ「目的」の意味になる?soとthatの働き
soには「そうなるように」という方向づけがあり、thatは後ろに主語+動詞を伴う節を導きます。つまりso that全体で、「後ろの状態が実現するように」という感覚になります。
I moved closer / so that I could hear her.
私は近くへ移動した/彼女の声が聞こえるように。
単に「近くへ移動した」だけでなく、その目的が「彼女の声を聞くこと」だったと分かります。
しゅみすけ(大山俊輔)
so thatの基本形とcan・couldの使い分け
最もよく使う形は、so that + 主語 + can/could + 動詞です。
現在・未来の目的:can
I’ll send you the address so that you can find the place easily.
簡単に場所を見つけられるように、住所を送ります。
Turn on the light so that we can see the menu.
メニューが見えるように、明かりをつけてください。
過去の目的:could
She whispered so that no one else could hear.
ほかの誰にも聞こえないように、彼女はささやきました。
I saved the receipt so that I could return the jacket if necessary.
必要ならジャケットを返品できるように、レシートを取っておきました。
過去の文ではcouldが定番です。ただしcouldは「実際に目的を達成した」とまでは断定しません。早く出発した目的が渋滞回避でも、実際には渋滞した可能性は残ります。
will・would・may・mightも使える
so thatの後ろはcan/couldだけではありません。文脈に応じてwill・would・may・mightなども使います。
I’ll label the boxes so that you’ll know what’s inside.
中身が分かるように、箱にラベルを貼っておきます。
He kept the message short so that it wouldn’t sound too formal.
堅苦しく聞こえないように、彼はメッセージを短くしました。
Keep a copy so that you may refer to it later.
後で参照できるように、コピーを保管してください。
mayはcanよりもやや改まった響きがあります。日常会話ではcan/couldやwill/wouldのほうが自然な場面が多いでしょう。
否定の目的「〜しないように」もよく使う
so that節を否定形にすると、「〜しないように」という目的を表せます。
I muted my phone so that it wouldn’t ring during the meeting.
会議中に鳴らないように、スマホを消音にしました。
Let’s book now so that we don’t miss the early-bird price.
早割を逃さないように、今予約しましょう。
She lowered her voice so that the kids wouldn’t wake up.
子どもたちが起きないように、彼女は声を小さくしました。
not so that …ではなく、通常はso that + 主語 + don’t/won’t/can’tのように、that節の中を否定します。

場面別:so thatの自然な例文
日常・家庭
Leave the door open so that the cat can come in.
猫が入ってこられるように、ドアを開けておいて。
I made extra soup so that we’d have lunch for tomorrow.
明日の昼食にもなるように、スープを多めに作りました。
仕事
Could you highlight the changes so that the team can review them quickly?
チームがすぐ確認できるように、変更点を目立たせてもらえますか。
We moved the deadline so that everyone would have enough time.
全員が十分な時間を取れるように、締め切りを変更しました。
旅行
Download the map so that you can use it offline.
オフラインでも使えるように、地図をダウンロードしておいてください。
We took a screenshot so that we could show the address to the driver.
運転手に住所を見せられるように、スクリーンショットを撮りました。
恋愛・人間関係
I texted her so that she wouldn’t worry.
彼女が心配しないように、メッセージを送りました。
Let’s talk somewhere quiet so that we can be honest with each other.
お互いに正直に話せるように、静かな場所で話しましょう。
so thatとto不定詞の違い
主語が同じなら、目的を表すto + 動詞で短く言えることがあります。
I went to the café to meet Ken.
ケンに会うために、そのカフェへ行きました。
I went to the café so that I could meet Ken.
ケンに会えるように、そのカフェへ行きました。
後者は「会える状態を作るため」という目的をやや明示的に聞かせます。ただし、so thatが特に役立つのは前後で主語が違うときです。
I spoke slowly so that the children could understand me.
子どもたちが理解できるように、私はゆっくり話しました。
前半の主語はI、目的を実現する主語はthe childrenです。この内容を単純なto不定詞にすると、通常は「私が理解するため」のように主語が同じだと解釈されるため、意味が変わってしまいます。
| 表現 | 特徴 | 例 |
|---|---|---|
| to do | 短く日常的。通常、行動する人と目的を実現する人が同じ | I called to confirm. |
| so that S can/could … | 目的の主語を明示できる。能力・可能性・望む結果も表しやすい | I called so that we could confirm. |
| in order to do | to doより目的を強調し、やや改まった響き | I called in order to confirm. |
so thatとso … thatは別の構文
見た目は似ていますが、意味と形が違います。
目的のso that
I spoke clearly so that everyone could understand.
みんなが理解できるように、はっきり話しました。
結果のso … that
I was so nervous that I forgot his name.
とても緊張していたので、彼の名前を忘れました。
目的用法ではsoとthatが並び、後ろは「実現させたいこと」です。結果構文ではsoの直後に形容詞・副詞が入り、that以下は実際に起きた結果です。詳しくはso … that構文の意味と使い方もあわせて確認してください。
会話ではthatを省略してsoだけでもよい?
目的を表すso thatは、くだけた会話ではthatを省いてso + 主語+動詞と言うことがあります。
I’ll write it down so I don’t forget.
忘れないように、書いておきます。
Move over so I can sit down.
私が座れるように、少し詰めて。
自然な会話では非常によく聞かれます。一方、文章や学習段階ではso thatを使うと、目的を示していることが明確です。
日本人が間違えやすいポイント
1.so thatの後ろに主語を置き忘れる
× I spoke slowly so that understand me.
○ I spoke slowly so that everyone could understand me.
thatの後ろは節なので、基本的に主語+動詞が必要です。
2.過去の目的なのにcanをそのまま使う
△ I left early so that I can catch the train.
○ I left early so that I could catch the train.
過去のleftに合わせ、目的側もcouldにするのが基本です。ただし、過去の行動が今後にも役立つという特別な文脈では現在形が現れることもあります。
3.目的と実際の結果を混同する
I studied hard so that I could pass the test.は「合格する目的で勉強した」という意味で、合格した事実までは保証しません。結果まで伝えるなら、… and I passed.などを加えます。
すぐ出てこないときの簡単な言い換え
so thatが出てこなくても、短い文を2つに分ければ十分に伝わります。
I’ll speak slowly. I want everyone to understand.
ゆっくり話します。みんなに理解してほしいです。
Take this map. You can find the hotel easily.
この地図を持っていって。ホテルを簡単に見つけられます。
I sent her a message because I didn’t want her to worry.
彼女に心配してほしくなかったので、メッセージを送りました。
しゅみすけ(大山俊輔)
関連表現
- to do:〜するために
- in order to do:〜するために(目的を明確に強調)
- so as to do:〜するために(やや改まった表現)
- in case:〜の場合に備えて
- for fear that …:〜するといけないので(硬め)
英熟語・定型表現を体系的に学びたい方は、英熟語・イディオム・定型表現の総合ガイドもご覧ください。
まとめ
- 目的のso thatは「〜するために」「〜できるように」
- 基本形は「行動 + so that + 主語 + 動詞」
- 現在・未来の目的にはcan、過去の目的にはcouldがよく使われる
- 前後の主語が違うときは、to不定詞よりso thatが便利
- so … thatは「とても〜なので…」という結果の構文で、目的用法とは別
- 会話ではthatを省き、soだけにすることも多い
まずは、I’ll … so that you can …の形で、自分の身近な行動と目的をつないでみてください。









