prohibit A from doingの意味は?prevent・forbidとの違いと使い方

prohibit A from doing「Aが〜することを禁止する」のアイキャッチ画像

prohibit A from doing は「Aが〜することを禁止する」という意味です。法律、規則、会社の方針、施設のルールなど、権限や決まりによって行動を認めないときに使われます。

形は prevent A from doing とそっくりですが、意味は同じではありません。prevent は「起こらないように防ぐ」、prohibit は「規則として禁止する」です。また、実際の案内や規約では受動態の A is prohibited from doing も非常によく見かけます。

prohibit A from doing の要点
  • 意味:Aが〜することを禁止する
  • ニュアンス:規則・法律・権限に基づく、フォーマルで強い禁止
  • 受動態:A is prohibited from doing(Aは〜することを禁じられている)
  • 簡単な言い換え:not allow A to do

prohibit A from doingの意味と基本形

prohibit は「禁止する」という意味の動詞です。A には禁止される人や組織、doing には禁止される行動が入ります。

The school prohibits students from using phones during class.
その学校は生徒が授業中に携帯電話を使うことを禁止しています。

  • The school:禁止する側
  • students:禁止される人(A)
  • using phones:禁止される行動(doing)

日本語では「学校は授業中の携帯電話使用を禁止している」と物事を中心に訳すこともできます。英語の形を理解するときは、「誰を、その行動から遠ざけるのか」と考えると整理しやすくなります。

fromが表す「行動から切り離す」感覚

from には、ある場所・状態・出発点から離れる関係があります。prohibit A from doing では、Aを禁止対象の行動から切り離し、そこへ進ませないイメージです。

The contract prohibits employees from sharing confidential information.
その契約は、従業員が機密情報を共有することを禁じています。

契約によって employees と sharing confidential information の間に境界線を引く、と考えると from の役割が見えます。ただし、prohibit 自体にすでに強い「禁止」の意味があるため、from の一般的な用法を深掘りしなくても、まずは prohibit A from doing を一つの型として覚えれば十分です。

しゅみすけ(大山俊輔)

prohibit は、個人的に「やめてほしい」と頼む表現ではありません。ルールを作る立場が、何を認めないかを正式に示す言葉です。

よく使う3つの形

prohibit A from doing:Aが〜することを禁止する

禁止する側を主語にし、禁止される人をAに置く能動態です。

Company policy prohibits staff from accepting expensive gifts.
会社の方針では、従業員が高価な贈り物を受け取ることを禁止しています。

Local regulations prohibit restaurants from serving alcohol after midnight.
地域の規則により、飲食店が深夜0時以降に酒類を提供することは禁止されています。

A is prohibited from doing:Aは〜することを禁じられている

禁止される側を主語にする受動態です。規則、契約書、施設案内ではこちらの形も頻繁に使われます。

Visitors are prohibited from touching the exhibits.
来館者は展示品に触れることを禁じられています。

Passengers are prohibited from opening the door while the train is moving.
乗客は電車の走行中にドアを開けることを禁じられています。

日本語では「来館者は禁止されています」より、「展示品には触れないでください」と自然に訳すこともあります。

prohibit doing/prohibit + 名詞:行為そのものを禁止する

誰に対する禁止かを示す必要がなければ、行動や物事を直接目的語にできます。

The law prohibits smoking in indoor public spaces.
その法律は屋内の公共スペースでの喫煙を禁止しています。

The building prohibits outside food and drinks.
その建物では外からの飲食物の持ち込みを禁止しています。

「誰がするのを禁止する」と具体的に言うなら prohibit A from doing、「行為そのものが禁止」と言うなら prohibit doing や doing is prohibited が使えます。

prevent A from doingとの違い

preventは起こらないように防ぎ、prohibitは規則で禁止するという違いの比較図

表現 中心の意味 何が行動を止めるか
prevent A from doing Aが〜しないように防ぐ 障害、対策、事情など 雨が外出を妨げる
prohibit A from doing Aが〜することを禁止する 法律、規則、権限など 規則が撮影を禁じる

The heavy snow prevented us from leaving the hotel.
大雪のため、私たちはホテルを出られませんでした。

大雪はルールを作って外出を禁止したのではなく、物理的な事情として外出を妨げています。そのため prevent が自然です。

The hotel prohibits guests from smoking in their rooms.
そのホテルは、宿泊客が客室で喫煙することを禁止しています。

こちらはホテルのルールによる禁止なので prohibit を使います。禁止されていても、実際に誰かがルールを破る可能性はあります。prohibit は「規則上認めない」ことを表す言葉で、行動が物理的に不可能になったとまでは限りません。

prevent A from doingの意味と使い方では、stop・keepとの違いも詳しく解説しています。

場面別の自然な例文

会社・仕事

Our security policy prohibits employees from using personal devices for work.
当社のセキュリティ方針では、従業員が私物の端末を仕事に使うことを禁止しています。

Managers are prohibited from discussing an applicant’s personal information outside the hiring team.
管理職は、採用チーム外で応募者の個人情報について話すことを禁じられています。

旅行・公共施設

The museum prohibits visitors from taking flash photographs.
その博物館は、来館者がフラッシュ撮影することを禁止しています。

Guests are prohibited from entering this area without a guide.
宿泊客はガイドなしでこの区域に入ることを禁じられています。

Airline rules prohibit passengers from carrying certain items on board.
航空会社の規則では、乗客が特定の物品を機内へ持ち込むことを禁止しています。

学校・家庭

The school prohibits students from sharing answers during online tests.
その学校は、オンライン試験中に生徒同士で答えを共有することを禁止しています。

The apartment rules prohibit residents from making excessive noise after 10 p.m.
マンションの規則では、住民が午後10時以降に大きな騒音を出すことを禁止しています。

家庭内で親が子どもに「今日はゲーム禁止」と言うだけなら prohibit はかなり堅い表現です。普通の会話では You can’t play games today.I’m not allowing video games today. のほうが自然です。

prohibit・ban・forbid・not allowの違い

prohibit:規則・法律によるフォーマルな禁止

prohibit は法律、方針、規則、正式な権限による禁止と相性がよく、文章で特に使われます。

The policy prohibits customers from reselling tickets.
その方針では、顧客によるチケットの転売を禁止しています。

ban:全面的・制度的に禁止する

ban は、ある物・活動を公的または全面的に排除するニュアンスが出やすい言葉です。名詞として「禁止令」という意味でも使えます。

The city banned single-use plastic bags.
その市は使い捨てのビニール袋を禁止しました。

人の行動を表す ban A from doing も使えます。

The league banned the player from competing for six months.
リーグはその選手に6か月間の出場停止処分を科しました。

forbid:人・規則が強く禁じる

forbid も「禁じる」ですが、forbid A to doforbid doing などの形を取ります。prohibit より人の意思が感じられる場合があります。

My doctor forbade me to drive for a week.
医師は私に1週間運転しないよう命じました。

not allow:会話でも使いやすい「許可しない」

not allow A to do は、prohibit A from doing の分かりやすい言い換えです。prohibit より日常的で、施設スタッフの説明にも向いています。

We don’t allow guests to smoke indoors.
当店では、お客様の屋内での喫煙はお断りしています。

日本人が間違えやすいポイント

prohibit A to doにしない

× The rules prohibit visitors to take photos.
○ The rules prohibit visitors from taking photos.

prohibit で「人が〜することを禁じる」ときは、基本的に prohibit A from doing を使います。to do を続けるのは not allow A to doforbid A to do との混同です。

fromの後ろは動詞の原形ではなくdoing

× prohibit employees from use
○ prohibit employees from using

from は前置詞なので、その後ろに動作を置くときは動名詞にします。

Aを省くと意味の焦点が変わる

The company prohibits employees from sharing passwords.
会社は従業員がパスワードを共有することを禁じています。

The company prohibits sharing passwords.
会社はパスワードの共有を禁止しています。

どちらも自然ですが、前者は「誰が行うのを禁じるか」、後者は「どの行為が禁止か」に焦点があります。

人へのお願いにprohibitを使いすぎない

I prohibit you from touching my phone. は文法的には作れますが、個人が権威を振りかざすような非常に強い響きになりやすい表現です。普通に頼むなら次で十分です。

Please don’t touch my phone.
私の携帯には触らないでください。

しゅみすけ(大山俊輔)

会話で prohibit が出てこなければ、not allow A to do や Please don’t … に言い換えられます。正式なルールを書く・読むときに prohibit A from doing を使えれば十分です。

中学英語で簡単に言い換える方法

難しい prohibit を思い出せないときは、not allow A to docan’tPlease don’t を使えます。

prohibitを使う表現 簡単な言い換え
The rules prohibit guests from smoking here. Guests can’t smoke here.
Staff are prohibited from sharing this file. Staff are not allowed to share this file.
The museum prohibits visitors from touching the art. Please don’t touch the art.

会話では「誰が何をしてはいけないか」を短く言えれば伝わります。prohibit を使うことより、場面に合った強さと分かりやすさを選ぶことが大切です。

関連する禁止表現

  • be prohibited:禁止されている
  • ban A from doing:Aが〜することを禁止する/処分として参加させない
  • forbid A to do:Aが〜することを禁じる
  • prevent A from doing:Aが〜しないように防ぐ
  • refrain from doing:〜するのを控える

標識や館内案内で使う No …Do not …not allowed との違いは、「禁止」は英語で?No・Do not・prohibitedの違いで場面別に確認できます。

まとめ:prohibitは規則で行動を禁止する

prohibit A from doing は「Aが〜することを禁止する」というフォーマルな表現です。

  • 法律・規則・方針・権限による禁止に使う
  • 受動態 A is prohibited from doing もよく使われる
  • prevent は「防ぐ」、prohibit は「禁止する」
  • prohibit A to do ではなく prohibit A from doing
  • 簡単に言うなら not allow A to docan’t

ほかの表現も意味だけでなく、形や使う場面まで学びたい方は、英熟語・定型表現の総合ガイドもあわせてご覧ください。

この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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