「完成する」は英語で?finish・complete・be ready・come togetherの違いと簡単な言い換え

「完成する」は英語で?finish・complete・be ready・come togetherの違い

「完成する」は、日常会話で作業を終えるなら finish、計画・建物・製品などを必要な状態まで完成させるなら complete が代表的です。

ただし、料理や資料が「もう使える・出せる状態」なら be ready、作品や企画の要素がまとまって完成するなら come together が自然です。英語では、「終わったのか」「必要な状態が整ったのか」を分けて考えます。

「完成する」を表す主な英語表現

英語 中心的な意味 使う場面 代表例文
finish 作業を終える 宿題、文章、仕事、制作 I finished the report.
complete 必要な部分をすべて完成させる 計画、建設、製品、手続き They completed the building.
be ready 使える・出せる状態になる 料理、資料、商品、準備 Dinner is ready.
come together 要素がまとまり形になる 作品、企画、イベント The design is coming together.

一番自然なのはfinish?complete?

日常会話では、まず finish が使いやすい表現です。「レポートが完成した」と、自分が書き終えたことを言うなら I finished the report. が自然です。

complete は、必要な工程や部分をすべて満たして完成させる硬めの語です。建設、開発、正式なプロジェクト報告などでよく使われます。完成した状態を述べるなら The project is complete. または The project has been completed. と言えます。

料理・準備・ファイルなどが「もう使える状態です」と伝えたいだけなら、It’s ready. が最も自然で簡単です。

しゅみすけ(大山俊輔)

日本語の「完成した」をそのまま訳すより、「私は終えた」「もう使える」「必要な部分が全部そろった」のどれかを考えると自然な英語になります。

日本語の「完成する」と英語の意味のズレ

日本語では、「宿題が完成する」「建物が完成する」「料理が完成する」「作品が完成する」のように幅広く使えます。しかし英語では、行為者が作業を終えるなら finish、対象が完全な状態になるなら complete、提供できる状態なら ready と視点が変わります。

また、まだ最終完成ではないものの、全体像が見えてきた段階には take shape、複数の要素がうまくまとまる過程には come together が合います。詳しくはtake shape・form・come togetherの違いも参考にしてください。

作業・建物・料理・作品が完成する違いを表すイラスト

各表現の使い方と語順

finish:作業や制作を終える

finish+名詞 または finish+動名詞 が基本です。finish to do とはしません。

  • I finished the presentation.(プレゼン資料を完成させました)
  • She finished writing the article.(彼女は記事を書き終えました)
  • Have you finished yet?(もう完成しましたか?)

complete:必要な部分をすべて完成させる

complete+名詞 で、計画・建設・手続きなどを完全な状態にします。be complete では complete は形容詞で「完成している」という状態です。

  • We completed the project on time.(プロジェクトを予定どおり完成させました)
  • The building was completed last year.(その建物は昨年完成しました)
  • The first version is now complete.(初版が完成しました)

be ready:使える・出せる状態になる

物+be ready の形です。「〜する準備ができている」は be ready to do、「人のために完成している」は be ready for+人 と表せます。

  • Dinner is ready.(夕食が完成しました)
  • The report is ready for review.(レポートが完成し、確認できる状態です)
  • Your order will be ready tomorrow.(ご注文品は明日完成します)

come together:要素がまとまって完成する

作品・計画+come together の形で、別々だった要素が一つの完成形へまとまる様子を表します。進行形の be coming together がよく使われます。

  • The design is finally coming together.(デザインがようやく形になってきました)
  • Everything came together at the end.(最後にすべてがまとまりました)
  • The event came together beautifully.(イベントは見事に完成しました)

場面別の自然な例文

仕事・プロジェクト

  • I’ve finished the first draft.(初稿が完成しました)
  • The project is 90 percent complete.(プロジェクトは90%完成しています)
  • The new system will be completed in October.(新システムは10月に完成予定です)

建物・製品

  • Construction was completed ahead of schedule.(工事は予定より早く完成しました)
  • The prototype is ready for testing.(試作品が完成し、テストできる状態です)
  • The final product is almost complete.(最終製品はほぼ完成しています)

料理・日常生活

  • Dinner is ready!(夕食ができたよ!)
  • I’ve finished making the cake.(ケーキを作り終えました)
  • The room is finally ready.(部屋がようやく整いました)

独り言・英語日記

  • I finally finished my report today.(今日、ようやくレポートが完成した)
  • My presentation is almost ready.(プレゼン資料はもうすぐ完成する)
  • The whole idea is starting to come together.(アイデア全体がまとまり始めている)

finish・complete・be ready・come togetherの違い

finish は作業の終了、complete は不足なく完成させること、be ready は使用・提出・提供できる状態、come together は要素がまとまる過程に焦点があります。

最後の小さな修正で作品を完成させるなら put the finishing touches on も使えます。関連する日本語表現は「画竜点睛」とfinishing touchの解説で確認できます。部品や資料を組み合わせて完成させる場合は、put togetherの使い方も便利です。

この英語を知らなかったら?【しゅみすけ式】

completecome together が出てこなくても、基本語で「もう終わった」「もう使える」「全部できた」と言えば十分です。

言いたいこと 基本語での言い換え
仕事が完成した I’m done.(終わりました)
資料が完成した It’s ready.(もう使えます)
建物が完成した They finished the building.(建物を作り終えました)
料理が完成した The food is ready.(料理ができました)
みんなで作品を完成させた We made it together.(みんなで作りました)

「完成する」の英単語を思い出そうとせず、誰が終えたのか、今すぐ使えるのか、何ができあがったのかへ分解すると会話が止まりません。

しゅみすけ(大山俊輔)

「完成しました」と伝えたいだけなら、It’s ready.がとても便利です。資料、料理、注文品など幅広い場面で使えます。

よくある間違い

× I finished to write the report.

finish の後ろに動作を続ける場合は動名詞です。正しくは I finished writing the report. です。

× The building completed last year.

complete を「完成させる」の意味で使う場合、建物は完成させられる側です。The building was completed last year. と受け身にします。

completeとcompletedを混同する

The project is complete.complete は形容詞で「完成した状態」です。The project was completed. は受け身で、「誰かが完成させた」という出来事を表します。

料理にcompleteを使いすぎる

The dinner is complete. は「夕食の構成要素が全部そろった」という特殊な響きになります。普通に「できたよ」と言うなら Dinner is ready. が自然です。

FAQ

Q. 「完成した」はfinishedとcompletedのどちら?

作業を終えたことを会話で言うなら finished、正式な工程が完了したことを述べるなら completed が合います。状態なら It’s complete. も使えます。

Q. 「もうすぐ完成する」は英語で?

It’s almost finished.It’s almost complete.、または会話で It’s almost ready. と言えます。

Q. 「完成予定」は英語で?

be scheduled to be completedbe due for completion を使います。簡単には It will be ready in October. のように言えます。

Q. 「完成品」は英語で?

finished product または final product です。製造工程を終えた製品なら finished product、試作品などと対比する最終版なら final product が合います。

Q. 「完成度が高い」は英語で?

It’s very polished.It’s well-made.It’s of high quality. など、何を評価するかに応じて表します。単純な一語訳にはなりません。

まとめ

  • 作業や制作を終えるなら finish
  • 必要な部分をすべて完成させるなら complete
  • 使える・提供できる状態なら be ready
  • 要素がまとまって完成するなら come together

迷ったときは、I’m done.It’s ready.They finished it. のように、基本語で結果を伝えれば大丈夫です。

この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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