promise doingが不自然なのはなぜ?promise to do・promise that節の違い

promise doingとpromise to doの違いを示すアイキャッチ画像

「約束する」は promise。ここまでは覚えていても、「〜することを約束する」を英語にするとき、promise doingpromise to do のどちらか迷うことがあります。

結論からいうと、動詞の promise の後ろには基本的に to do を置きます。

  • I promise to call you tomorrow.
    明日、あなたに電話すると約束します。
  • I promise calling you tomorrow.

なぜ doing ではなく to do なのでしょうか。この記事では、丸暗記だけに頼らず、「今ここで結ぶ約束が、これからの行為へ向かう」という景色から整理します。

しゅみすけ(大山俊輔)

promise は、今している行為の説明ではなく、「これから自分がすること」に責任を持つ言葉です。まずは約束から未来へ伸びる矢印を思い浮かべてみましょう。

promise doingではなくpromise to doが基本

学校文法では、promise は「後ろに to不定詞を取る動詞」と説明されます。これは大切なルールです。

to不定詞とは、to + 動詞の原形 の形です。promise の後ろでは「これから〜することを約束する」という内容を表します。

  • She promised to help me.
    彼女は私を手伝うと約束しました。
  • We promise to keep your information safe.
    私たちは、あなたの情報を安全に保つことを約束します。
  • He promised not to be late again.
    彼は二度と遅刻しないと約束しました。

否定するときは、promise not to do の語順です。notto do の直前に置きます。

「今の約束」から「未来の行為」へ向かう

promise to doが今の約束を未来の行為へ向けることを示す図解
promise to doは、今ここで結ぶ約束を、これから実行する行為へ向ける

promise は、発話した時点で、将来の行為を「自分が必ずする」と引き受ける動詞です。約束の内容は、約束した瞬間より先にあります。

ここでは、to目的地へ向かう矢印のように捉えると分かりやすくなります。

I promise → to call you tomorrow.

今ここで約束を結び、その矢印の先に「明日電話する」という行為がある景色です。だから、これからの行為へ向かう to do と相性がよいのです。

ただし、英語の動詞の型は、すべてを一つのイメージだけで予測できるわけではありません。promise は to doを取るという語法を土台にし、その理由をつかむための学習者向けの見方として、この「未来への矢印」を使ってください。

しゅみすけ(大山俊輔)

「to=必ず未来」と機械的に決める必要はありません。promise の場面では、約束した後に実行することへ意識が向いている、と考えると自然です。

なぜpromise doingは不自然なの?

doing は、行為をひとまとまりの出来事として眺めるときによく使われます。たとえば admit doing は、すでに起きた、または事実として扱う行為を認める表現です。

  • He admitted breaking the window.
    彼は窓を割ったことを認めました。
  • He promised to pay for the window.
    彼は窓の代金を払うと約束しました。

admit は「窓を割った」という出来事を振り返って認めています。一方、promise は「これから代金を払う」という行為に向かって約束を置いています。

そのため、動詞の promise にそのまま doing を続けた promise doing は、通常の「〜すると約束する」という意味にはなりません。

promise to doとpromise that節の違い

promise to dopromise (that) + 文 は、どちらも約束の内容を表せます。ただし、見せ方が少し異なります。

promise to do:主語自身がする行為をコンパクトに示す

I promise to call you.
あなたに電話すると約束します。

to call の動作主は、文の主語である I です。主語自身がこれからすることを、短く直接示します。

promise that節:誰が何をするかを文として明示する

I promise that I’ll call you.
私があなたに電話すると約束します。

that の後ろに主語と動詞を置くため、「誰が何をするか」をはっきり言えます。会話では that を省略して I promise I’ll call you. とすることもよくあります。

約束の実行者が文全体の主語と異なる場合にも、that節が便利です。

I promise that Tom will be there.
トムがそこに来ると約束します。

I promise you to callは自然?

「あなたに、電話すると約束する」を日本語の順番で組み立て、I promise you to call. としやすいのですが、意図した意味では通常この形を使いません。

tellask のように、人 + to do をそのまま続ける型と混同しないことが大切です。

  • I promise to call you.
    あなたに電話すると約束します。
  • I promise you that I’ll call.
    あなたに、私が電話すると約束します。

後者の you は「約束をする相手」です。その後ろに that節で約束の内容を置きます。

会話でよく使うpromiseの形

1.I promise.

I’ll be careful. I promise.
気をつけるよ。約束する。

内容が前の文や会話から分かるときは、I promise. だけで「本当だよ」「必ずそうするよ」という念押しになります。

2.promise not to do

Promise not to tell anyone.
誰にも言わないと約束して。

「〜しないと約束する」は notto の前に置きます。

3.make a promise to do

She made a promise to come back.
彼女は戻ってくると約束しました。

ここでは promise は動詞ではなく名詞です。make a promise で「約束をする」、to come back がその内容を説明します。

日本人が間違えやすい3つのポイント

  1. 「〜すること」を何でもdoingにしない
    日本語では同じ「〜すること」でも、英語では前の動詞によって形が変わります。
  2. promiseの型をtell・askと混ぜない
    promise + 人 + to do ではなく、promise to do または promise 人 that… を使います。
  3. イメージだけで語法を決めない
    感覚は記憶を助けますが、最終的には実際に使われる型と一緒に覚えましょう。

promise to doを会話で使ってみよう

次の日本語を、未来への矢印を意識して英語にしてみましょう。

  • 時間どおりに行くと約束します。
    I promise to be there on time.
  • もう同じ間違いをしないと約束します。
    I promise not to make the same mistake again.
  • 彼女は後で電話すると約束しました。
    She promised to call later.

約束した瞬間から、その先の行為へ矢印を伸ばす感覚で to do を続けると、会話でも形を選びやすくなります。

しゅみすけ(大山俊輔)

promise の後ろで迷ったら、「今ここで約束して、これから何をする?」と自分に聞いてみてください。その答えを to do で続ければOKです。

まとめ:promiseはこれからの行為へ約束を向ける

  • 「〜すると約束する」は基本的に promise to do
  • promise doing は、通常の「〜すると約束する」には使わない
  • to doは、今の約束からこれからの行為へ向かう景色で理解できる
  • 誰が何をするかを文で明示するなら promise (that) + 文
  • 約束する相手を入れるなら promise 人 that… が分かりやすい

to不定詞と動名詞に共通する仕組みをさらに深掘りしたい方は、be-rize.comの「不定詞と動名詞の違いを時間の向きから理解する」「to不定詞を矢印のコアイメージで理解する」もあわせてご覧ください。

具体的な表現として I promise. のニュアンスや返し方を知りたい方は、「I promise.の意味と使い方」へ。doing を取る動詞との違いは、「admit to doが不自然なのはなぜ?」で比較できます。

この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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