
「言語とは何ですか?」
毎日使っているにもかかわらず、いざ説明しようとすると難しい問いです。言語は、単語を集めた辞書でも、文法規則を並べた教科書でもありません。声を出すことだけが言語でもなく、正しい文を作ることだけが目的でもありません。
言語とは、音・手話・文字などの形式と意味を結び、一定の規則と文脈を使って、経験・考え・感情・意図・関係を他者と共有する仕組みです。そして、決まった表現を繰り返すだけでなく、限られた要素から新しい内容を作り、相手の反応を受けながら意味を調整できるところに、人間の言語の大きな特徴があります。
私たちが英語を学ぶときも、覚えているのは単語や文法だけではありません。「世界のどこに注意を向け、何をどの順番で示し、相手とどう意味を合わせるか」という、もう一つの言語の仕組みを身につけています。
この記事では、言語の定義、音・単語・文法・意味・文脈の関係、コミュニケーションとの違い、言語と思考・社会・習得、そして言語全体の中で英語がどこに位置するのかを、英語学習者にもわかる言葉で整理します。
Contents
- 1 言語とは何か?簡単に言うと
- 2 言語は何からできている?音から会話までの層
- 3 言語とコミュニケーションは同じではない
- 4 人間の言語にはどのような特徴がある?
- 5 言葉と意味は直接つながっているのか
- 6 少ない単語で多くを話せるのはなぜ?
- 7 言語は思考や世界の見方を変えるのか
- 8 言語は個人のものか、社会のものか
- 9 言語はどのように身につくのか
- 10 世界にはいくつの言語がある?境界はどう決まる?
- 11 言語全体の中で、英語とは何か
- 12 言語の全体像から英語を学び直す
- 13 よくある質問
- 14 まとめ|言語を知ると、英語の点が線につながる
- 15 言語を社会の中で見る
- 16 言語はどのように身につくのか
- 17 言語を時間の中で見る
言語とは何か?簡単に言うと
言語を簡単に定義すると、人が形式と意味を結びつけ、規則と文脈を使って意味を作り、他者と共有する体系であり行為だといえます。
| 観点 | 言語がしていること |
|---|---|
| 形式 | 音声・手話・文字など、知覚できる形を使う |
| 意味 | 物・出来事・性質・感情・関係・抽象概念などを表す |
| 規則 | 音、単語、語形、語順、文の組み立て方を共有する |
| 文脈 | 場面、相手、共有知識、表情、声の調子から解釈を調整する |
| 相互作用 | 質問、返答、確認、言い直し、沈黙などで意味を共同調整する |
| 創造性 | 有限の要素から、初めて聞く内容をいくつも作り理解する |
| 社会性 | 集団の中で共有され、世代・地域・場面によって変化する |
ここで「体系であり行為」と表現したことが重要です。英語という言語には、語彙・発音・文法などの共有された体系があります。しかし実際の会話では、話し手と聞き手がその体系を使い、場面に合わせて意味を作っています。言語は保存された知識であると同時に、人と人の間で起こる出来事でもあります。
しゅみすけ(大山俊輔)
言語は何からできている?音から会話までの層
言語には、いくつもの層があります。どれか一つだけで言語になるわけではなく、層が結びつくことで意味が伝わります。
音・手の動き・文字|言語を外に表す形式
音声言語では、空気の振動を一定の音の単位として聞き分けます。英語のrightとlight、日本語の「おばさん」と「おばあさん」のように、音の違いが意味の違いに関わります。
ただし、言語は音声に限られません。日本手話やアメリカ手話のような手話言語は、手の形・位置・動き・顔の表情などを組み合わせ、独自の語彙と文法を持つ完全な自然言語です。文字は、音声や手話とは別に、言語を視覚的に記録・共有するため発達した仕組みです。
形態素と単語|意味を持つ材料
単語は言語の重要な材料ですが、さらに小さな意味の単位へ分けられることがあります。たとえば英語のunhappinessは、un-、happy、-nessに分けられます。日本語の「食べました」も、「食べ」「まし」「た」という働きの異なる部分から成り立っています。
言語ごとに、どこまでを一語としてまとめるか、文法的な情報をどこに付けるかは異なります。英語と日本語を一語ずつ置き換えるだけでは自然な文にならないのは、この切り分け方が同じではないからです。
文法と語順|材料を関係づける仕組み
単語を並べるだけでは、誰が何をしたのかは決まりません。Dog bites man.とMan bites dog.では、同じ三つの単語でも出来事が逆になります。英語は語順によって関係を示す度合いが高く、日本語は助詞や文脈も大きな役割を担います。
文法は、間違いを取り締まる規則集というより、複数の意味を一つの関係として組み立て、相手が同じ構造を復元できるようにする仕組みです。
意味と文脈|辞書だけでは決まらない部分
bankは「銀行」にも「川岸」にもなります。It’s cold in here.は室温を述べているだけかもしれませんが、状況によっては「窓を閉めてほしい」という依頼になります。意味は単語の中だけに固定されているのではなく、文、場面、話し手の意図、聞き手の推論によって具体化されます。
この「実際の場面で言葉がどのように働くか」を扱うのが語用論です。あいづち、遠回しな依頼、皮肉、話す順番、言い直しも、言語によるコミュニケーションの一部です。

言語とコミュニケーションは同じではない
コミュニケーションは、情報や感情が伝わること全般を指します。表情、視線、身ぶり、服装、信号、警報音もコミュニケーションに使われます。そのため、コミュニケーションのすべてが言語というわけではありません。
反対に、言語を使っていても、意味が十分共有されるとは限りません。文法的に正しい英語を話しても、相手の前提と合わなければ誤解が生じます。単語を知らなくても、簡単な言い換え、指さし、表情、確認を組み合わせれば目的を達成できることがあります。
会話で必要なのは、完成した英文を一方的に提出することではありません。
- 相手が理解できたかを見る
- 分からなければ質問する
- 別の言葉で言い直す
- 具体例を足す
- 共通理解ができたところまで進む
言語能力は、知っている語数や文法項目だけでなく、手持ちの材料を使って相手と意味を調整する力まで含んでいます。
人間の言語にはどのような特徴がある?
動物も鳴き声、匂い、姿勢、動きなどを使って高度な情報交換をします。そのため、「動物にはコミュニケーションがない」と考えるのは正確ではありません。一方、人間の言語には、複数の特徴が非常に発達した形で組み合わさっています。
- 生産性:聞いたことのない文を作り、理解できる
- 置き換え可能性:今ここにない物、過去、未来、仮定について話せる
- 二重性:意味を持たない少数の音を組み合わせ、意味を持つ多数の語を作れる
- 再帰性・階層性:文の中に別の文や構造を組み込める
- 文化的伝達:共同体の中で学ばれ、世代を越えて受け渡される
- メタ言語機能:言語を使って、言語そのものについて語れる
今読んでいるこの記事も、「言語」という仕組みを使って「言語とは何か」を考えています。この自己参照的な働きが、辞書、文法書、翻訳、言語学、そして英語教育を可能にしています。
言葉と意味は直接つながっているのか
「犬」という音に、犬らしさが自然に含まれているわけではありません。英語ではdog、フランス語ではchienと呼ばれます。同じ対象に異なる形式を結びつけられることは、言語記号の多くが社会的な約束によって成り立っていることを示します。
さらに、単語と現実は一対一ではありません。「青」が指す範囲、「家族」の境界、「自由」の意味、「よろしくお願いします」が担う役割は、言語・文化・場面によって変わります。辞書の説明だけで意味が完結しないのは、言葉が他の言葉、経験、文脈、共同体の使い方と結びついているからです。
C・K・オグデンとI・A・リチャーズは『The Meaning of Meaning』で、記号・思考または指示・指示対象の関係を整理しました。単語が物へ直結していると考えるのではなく、人の概念化を介した関係を見る発想です。詳しくは「C・K・オグデンとは?『意味の意味』とBasic Englishを生んだ言語思想家」で紹介しています。
オグデンがBasic Englishで850語を選んだ試みも、この問題とつながります。必要なすべての物事に専用の難しい単語を割り当てるのではなく、基本的な語を組み合わせ、定義し、言い換えることで広い意味を表そうとしました。
少ない単語で多くを話せるのはなぜ?
人間の言語は、単語と意味を一対一で保存するだけの名札帳ではありません。語を組み合わせ、比喩的に広げ、文脈から補い、必要なら説明を重ねられます。
たとえばpurchaseを知らなくてもbuyを使えます。exhaustedが出てこなくてもvery tiredと言えます。「もったいない」に完全に一致する一語が見つからなくても、状況に応じてIt’s still good.、We can use it again.、Don’t throw it away.のように意味を分けて伝えられます。
これは妥協ではありません。伝えたい意味を観察し、知っている形式へ組み直す、言語の本来の働きです。Basic Englishの850語一覧と設計は「Basic Englishの850語一覧」、さらに少数の普遍的な意味要素を使う試みは「Minimal Englishとは?semantic primesからつくる伝わりやすい英語」でたどれます。
しゅみすけ(大山俊輔)
言語は思考や世界の見方を変えるのか
言語が思考を完全に決定する、と単純に言い切ることはできません。言葉がなければ何も考えられないわけでもありません。しかし、言語によって注意を向けやすい違い、表現するたびに示す情報、分類の習慣が異なることはあります。
英語では文を作るとき、主語を明示する必要が高く、出来事を誰または何を中心に組み立てるかを早い段階で決めます。日本語では主語が文脈から分かれば省略でき、「何について話しているか」という主題を「は」で示すことがあります。
ただし、「英語話者は必ず個人主義」「日本語話者は必ず曖昧」といった直結は避ける必要があります。文法傾向、会話上の選択、文化、個人差は分けて考えなければなりません。
第二言語を学ぶ面白さは、母語の見方を捨てることではなく、複数の組み立て方を持てることです。日本語なら自然に省略する場面で英語の主語を探し、英語なら動詞を早く置く。その差に気づくことで、それまで無意識だった母語の仕組みも見えるようになります。
言語が認識や現実の見え方にどう関わるのかを、観念・母国語OS・I/Meというさらに抽象度の高い視点から考える場合は、zpf.jpの「言語とは何か?世界を分ける『名前・観念・OS』をZPFから考える」へ続きます。本記事では、その手前にある言語学・意味・会話・習得の仕組みを中心に扱っています。
言語は個人のものか、社会のものか
言語は一人の頭の中だけでは成立しません。自分だけが知っている音に自分だけの意味を付けても、他者と共有されなければ共同体の言語としては働きません。一方、社会に辞書や文法が存在するだけでも、誰にも使われなければ生きた言語にはなりません。
言語は、個人が身につけた知識と、共同体の慣習と、実際の相互作用が重なる場所にあります。そのため言葉は変化します。
- 世代によって新しい言葉が生まれる
- 地域ごとに方言や発音が育つ
- 職業や集団ごとに専門語が作られる
- 社会の価値観が変わると呼び方も見直される
- 接触する言語から語彙や表現を取り入れる
「正しい言語」は一枚岩ではありません。公的な文章や教育で共有される標準語には重要な役割がありますが、方言や会話表現が壊れた言語というわけではありません。目的・相手・場面に合う形を選ぶことが大切です。
言語はどのように身につくのか
子どもは、単語帳と文法用語から母語を始めるわけではありません。周囲の人との相互作用の中で、音や動きに注意を向け、繰り返されるまとまりを見つけ、場面と意味を結びつけ、少しずつ体系を作ります。
大人の第二言語学習は母語習得と同じではありません。すでに母語の音、語順、意味の切り分け方が自動化され、知識として説明できる力もあります。これは利点である一方、英語をすべて日本語の順番へ戻して処理する原因にもなります。
そのため、大人の英語学習には次の両方が必要です。
- 理解すること:音、語彙、文法、意味、文化的な使い方を知る
- 使って自動化すること:聞く・話す・読む・書く相互作用の中で、英語の順番のまま処理する
第一言語と第二言語の違いは「第一言語習得と第二言語習得は何が違う?」で詳しく整理しています。
世界にはいくつの言語がある?境界はどう決まる?
世界には数千の言語がありますが、正確な数は固定できません。調査が進むことで分類が変わり、話者が減って使われなくなる言語もあれば、新たに独立した言語として記述されるものもあります。また、「言語」と「方言」の境界には、相互理解の程度だけでなく、歴史、政治、教育、文字、話者の自己認識も関わります。
言語は系統によって語族へまとめられます。英語はインド・ヨーロッパ語族のゲルマン語派に属します。一方、日本語は日本語族に属し、琉球諸語と系統関係を持ちます。語族は文字や国が似ているかではなく、基本語彙や音対応、文法形態の歴史的な比較から考えられます。
世界の言語を知ることは、珍しい文法を集めるだけではありません。英語の主語、語順、時制、日本語の助詞や省略も、世界共通の当然ではなく、人間の言語が取りうる選択肢の一つだと分かります。
言語全体の中で、英語とは何か
英語は、人間の言語一般とは別の特別な仕組みではありません。世界にある自然言語の一つです。インド・ヨーロッパ語族、ゲルマン語派、西ゲルマン語群に属し、ブリテン島で形成されました。
その後、古ノルド語、フランス語、ラテン語などの影響を受け、植民地化、移民、交易、科学、映画、音楽、インターネットを通じて世界へ広がりました。現在では母語としてだけでなく、公用語、第二言語、外国語、国際共通語として、多様な人々に使われています。
英語の歴史・特徴・語族・世界への広がりは、子大親となる「英語とは?歴史・特徴・語族・世界への広がりをわかりやすく解説」で全体をたどれます。
言語全体から英語を見ると、「英語は日本語より論理的」「英語だけが世界共通語に向いた構造を持つ」といった単純な説明から離れられます。英語が世界的役割を持つに至った理由には、言語構造だけでなく歴史的・政治的・経済的な条件があります。そして世界へ広がった英語は、各地域の言語や文化と接触し、複数の英語へ変化し続けています。
言語の全体像から英語を学び直す
英語学習で迷ったとき、「正しい単語を思い出せない」「文法を間違えた」という一点だけを見ると、言葉が出なくなりやすくなります。しかし言語の目的へ戻れば、別の道が見つかります。
- 難しい単語を基本語で言い換える
- 抽象的な日本語を具体的な動作へ分ける
- 相手が知っている前提を確認する
- 一文を短くし、一つずつ意味を共有する
- 表情、指さし、例、比較も使う
- 分からなければ聞き返し、言い直す
英会話とは、頭の中の完成した日本語を完全な英文へ変換する試験ではありません。限られた時間と材料の中で、相手と意味を共同で作る行為です。
b-cafe.netには、句動詞、熟語、ことわざ、「○○は英語で」、洋楽、映画、電話、仕事、旅行など、膨大な個別例があります。それらはばらばらな暗記事項ではありません。単語の意味が広がる様子、文化が定型表現へ圧縮される様子、文脈が発言の意味を変える様子、日本語と英語が世界を違う単位で切り分ける様子を示す、言語の実例です。
この「言語とは?」を入口にすると、個別の英語表現から意味・構造・社会・習得へ上がり、また実際の会話へ戻る道がつながります。
よくある質問
言葉と言語は同じですか?
日常語では重なりますが、「言葉」は個々の語や表現、発言、言い回しまで幅広く指します。「言語」は、日本語・英語・日本手話のように、形式・意味・規則を共有する体系全体を指すことが多い言葉です。
文字がないものも言語ですか?
はい。言語は文字より先に存在しました。文字体系を持たない音声言語も言語です。また、手話言語も音声を使わず、独自の語彙と文法を持つ言語です。
文法を間違えたら言語として通じませんか?
必ずしもそうではありません。文脈や共有知識によって意味が伝わることはあります。ただし文法は関係を明確にし、誤解を減らす重要な仕組みです。通じたかどうかと、自然で正確かどうかは分けて考えられます。
言語と思考はどちらが先ですか?
すべての思考が言語でできているわけではなく、感覚、イメージ、空間認知など言語化以前の処理もあります。一方、言語は分類、記憶、推論、他者との共同思考を支えます。単純にどちらか一方だけが先とするより、相互に影響する関係として考えるのが適切です。
AI翻訳が進めば外国語を学ぶ必要はなくなりますか?
情報の大意を得る場面では、翻訳技術の役割はさらに大きくなります。ただし、相手との距離感、含意、ユーモア、言い直し、信頼形成まで含む相互作用では、言語を自分で理解し選ぶ力が残ります。外国語学習には、情報交換だけでなく、別の表現・分類・視点に触れる価値もあります。
まとめ|言語を知ると、英語の点が線につながる
言語とは、音・手話・文字などの形式と意味を結び、規則と文脈を使って、経験・考え・感情・意図・関係を他者と共有する仕組みです。
- 言語は単語の一覧ではなく、形式・意味・規則・文脈・相互作用の全体である
- 音、単語、文法、意味、語用論は層として結びついている
- コミュニケーション全体と言語は同じではない
- 言葉の意味は、対象へ直接固定されず、概念・文脈・社会的な使用を介して作られる
- 言語は個人の知識であると同時に、共同体で共有される社会的な仕組みである
- 第二言語を学ぶことは、母語とは異なる意味の切り分け方と処理順序を身につけることでもある
- 英語は数ある言語の一つであり、歴史と社会の中で世界的な役割を持つようになった
英語の単語、文法、発音、句動詞、ことわざ、洋楽、映画、会話表現は、すべてこの大きな仕組みの中にあります。「言語とは何か」という一段上の視点を持つと、ばらばらに見えていた英語の知識が、人と人が意味を作る一つの営みとしてつながります。
主な参考文献・資料
- Ferdinand de Saussure, Course in General Linguistics
- Charles F. Hockett, “The Origin of Speech”
- George Yule, The Study of Language
- Victoria Fromkin, Robert Rodman and Nina Hyams, An Introduction to Language
- C. K. Ogden and I. A. Richards, The Meaning of Meaning
- C. K. Ogden, Basic English: A General Introduction with Rules and Grammar
言語学・英学の見方を作ってきた人物は「言語を研究した人々|英語・言語学の歴史を変えた研究者・英学者」からたどれます。
言語を構成する中心的な柱の一つである「意味」を、指示・概念・文法・文脈・語用論・翻訳から掘り下げた中間親として、「意味とは何か?言葉・概念・文脈からわかりやすく解説」もご覧ください。ここからオグデンの意味論、Basic English、基本動詞、句動詞、熟語などへつながります。
言語がどのような単位と関係から組み上がるのかは、「言語の構造とは?」で、音・形態素・単語・句・文・談話の順に詳しく見ています。
言葉が注意・分類・記憶・世界の切り取り方にどう関わるかは、「言語と思考とは?」で、色・空間・時間・数・文法の研究から詳しく整理しています。
言葉どおりの意味から、意図・共有文脈・含意・発話行為を経て会話が成立する仕組みは、「言語とコミュニケーションとは?」で詳しく整理しています。
言語を社会の中で見る
言語は個人の頭の中だけで完結しません。方言・標準語・アイデンティティ・制度との関係は、「言語と社会とは?」で体系的に解説しています。
言語はどのように身につくのか
音・意味・構造を人がどのように自分の体系へ変えていくかは、「言語習得とは?」で、子どもの第一言語から大人の第二言語まで体系的に解説しています。
言語を時間の中で見る
意味・構造・社会は固定されているわけではありません。時間とともに何が言語を動かすのかは、既存記事「言語はなぜ変化する?」で、音・意味・文法・接触・社会の5つの力から解説しています。
言語がどのように成立したのかを、人類進化・身振り・音声・共同注意・文化学習からたどるなら、「言語の起源とは?」もあわせてご覧ください。
人間の言語の境界を動物との比較から考えるなら、「動物に言語はあるのか?」もあわせてご覧ください。
音声を使わなくても語彙と文法は成立します。視覚と空間が言語になる仕組みは、手話は言語なのか?で掘り下げています。
言語は文字がなくても成立しますが、文字は言語を保存し、逆に思考や社会を変えます。詳しくは文字は言語なのか?をご覧ください。
自然に生まれたことだけが言語の条件なのかは、人工言語は言語なのか?で、エスペラントや形式言語と比較しています。
言語の境界がどこにあるかは、方言は別の言語なのか?で、相互理解・制度・自己認識から掘り下げています。
関連:言語が次世代へ渡らなくなると何が起きるのかは、言語はなぜ消滅するのかで、世代間継承と復興の条件から掘り下げています。
関連:途切れた言語を新しい話者と次世代継承へつなぎ直す条件は、消滅した言語は復活できるのかをご覧ください。
関連:異なる言語の接触から共有規則と新しい母語が生まれる過程は、ピジンとクレオールは壊れた言語なのかで掘り下げています。
関連:一人の話者が複数の言語資源をどう統合して意味を作るかは、バイリンガルの頭の中に言語は二つあるのかで掘り下げています。
言語は社会で使われる活動であるため、使用環境が変われば母語へのアクセスも変わります。具体例は母語は忘れるのか――言語摩耗で考察しています。
言語を使う人を単純にネイティブと非ネイティブへ二分できるのでしょうか。母語話者とは誰かでは、一人の言語史を5つの軸から考えます。
言語を知ることと、リアルタイムに滑らかに使うことは別の側面です。流暢さとは何かでは、速度・区切り・修復から考えます。
では、人がその言語を「知っている」とは何を意味するのでしょうか。言語を知っているとは何か――コミュニケーション能力までで、能力側の全体像を整理しています。
また、言語が個人の頭の中だけでなく、対話と共同体の三層にどう存在するかは、言語はどこにあるのか?で詳しく整理しています。
言語の規則があるのに用法が変わり続ける理由と、「正しい言葉」の判断軸は、言語に間違いはあるのか?で詳しく扱っています。









