
何度「NO」と言われても、そのたびに考え直し、伝え方を磨き、次の扉を探す。Canva共同創業者メラニー・パーキンス(Melanie Perkins)の歩みは、拒絶を「才能がない証拠」ではなく「方向を調整する材料」に変える物語です。
大学時代、複雑なデザインソフトに苦労する学生を見たことから事業を始め、オーストラリアから世界的なデザインプラットフォームを育てました。女性起業家、仕事、挑戦、失敗、チームづくり、生き方という入口から読める英語の名言を紹介します。
Contents
- 1 メラニー・パーキンスとは?
- 2 メラニー・パーキンスの名言7選
- 2.1 1. See each rejection as redirection.
- 2.2 2. Don’t worry about the haters.
- 2.3 3. If someone says it can’t be done, give it a shot.
- 2.4 4. Pour your energy into things you can change.
- 2.5 5. The bigger the vision, the easier it is to have a goal-driven culture.
- 2.6 6. It’s important to dream together as a team.
- 2.7 7. Is it good enough for my family and friends?
- 3 メラニー・パーキンスの言葉から学べること
- 4 今日から使える簡単な英語
- 5 関連する女性起業家の英語名言
- 6 主な出典
メラニー・パーキンスとは?
メラニー・パーキンスは、オーストラリア出身の起業家で、Canvaの共同創業者兼CEOです。19歳のころ、パートナーのクリフ・オブレヒトと、学校の卒業アルバムを簡単につくれるFusion Booksを創業。その経験を足場に、「誰もが簡単にデザインできる世界」という、より大きな構想をCanvaへ発展させました。
資金調達では数多くの拒絶を受けましたが、断られるたびにフィードバックを集め、ピッチと戦略を改善しました。今回は、本人がCanva公式サイトへ寄稿した記事と信頼できるインタビューを中心に、言葉の背景を確認しています。
メラニー・パーキンスの名言7選
1. See each rejection as redirection.
It’s important to see each rejection as redirection.
和訳:一つひとつの拒絶を、方向転換のきっかけとして見ることが大切です。
背景:投資家から何度も断られた経験について語った言葉です。「NO」を自分の価値への判定にせず、伝え方を変えるのか、相手を変えるのか、計画を磨くのかを考える材料にしました。
英語ポイント:rejection は「拒絶」、redirection は「方向転換」。音の似た二語を並べた、短く印象的な表現です。
やさしい英語:A “no” can show you a new way.(「ノー」が新しい道を教えてくれることもあります。)
2. Don’t worry about the haters.
Don’t worry about the haters, take them as lessons, and keep on getting better and better!
和訳:否定する人を気にしすぎず、そこから学び、どんどんよくなり続けましょう。
背景:批判を完全に無視するのではなく、「使える学びだけを受け取り、前へ進む」という姿勢です。他人の評価に時間を使い切らず、自分で改善できる部分へ戻ります。
英語ポイント:keep on doing は「…し続ける」。better and better は「ますますよく」という変化を表します。
やさしい英語:Learn from it and keep going.(そこから学んで、進み続けよう。)
3. If someone says it can’t be done, give it a shot.
If someone says something can’t be done, I consider that a good reason to give it a shot.
和訳:誰かが「できない」と言うなら、私はむしろ挑戦するよい理由だと考えます。
背景:女性創業者の少なさや、オーストラリアから世界的なテック企業をつくる難しさを示す数字だけを見れば、始める前に怖くなるかもしれません。パーキンスは「難しい」という情報を、諦める理由ではなく試す理由へ反転させました。
英語ポイント:give it a shot は「試してみる、挑戦してみる」という会話表現。難しい attempt を使わなくても言えます。
やさしい英語:They say it is hard. I still want to try.(難しいと言われても、私は試したい。)
4. Pour your energy into things you can change.
I have always preferred to pour my energy, time and creativity into things that I can change.
和訳:私はいつも、自分が変えられることへ、エネルギーと時間と創造力を注ぐほうを選んできました。
背景:偏見や相手の判断は直接変えられなくても、戦略、説明、製品、仲間の探し方は改善できます。コントロールできないものに消耗せず、自分の手が届く場所へ力を戻す考え方です。
英語ポイント:pour A into B は「AをBへ注ぎ込む」。液体だけでなく、時間・情熱・努力にも使えます。
やさしい英語:Focus on what you can change.(自分が変えられることに集中しよう。)

5. The bigger the vision, the easier it is to have a goal-driven culture.
The bigger the vision, the easier it is to have a goal-driven culture.
和訳:ビジョンが大きいほど、目標を軸に動く文化をつくりやすくなります。
背景:目の前の数値だけでは、人は「なぜこれをするのか」を見失います。誰にどんな未来を届けたいかという大きな絵が共有されていれば、個々の目標は単なるノルマではなく、そこへ近づく一歩になります。
英語ポイント:The 比較級, the 比較級 は「…すればするほど、ますます…」。ここでは The bigger …, the easier … です。
やさしい英語:A big dream gives small goals meaning.(大きな夢が、小さな目標に意味を与えます。)
6. It’s important to dream together as a team.
It’s important to dream together as a team and to have a shared understanding of where you’re headed.
和訳:チームで一緒に夢を描き、どこへ向かうのかを共有することが大切です。
背景:Canvaでは、新しいメンバーにも創業時からのビジョンを説明してきたといいます。指示を増やすより、目的地を共有する。すると各自が状況に応じて、よりよい判断をしやすくなります。
英語ポイント:where you’re headed は「どこへ向かっているか」。head を動詞で使う自然な表現です。
やさしい英語:Know where the team wants to go.(チームがどこへ行きたいのか知ろう。)
7. Is it good enough for my family and friends?
Is it good enough for my family and friends?
和訳:これは自分の家族や友人にも勧められるほど、十分によいものだろうか?
背景:利用者の数が大きくなると、一人ひとりの顔を見失いがちです。パーキンスは製品を判断するとき、身近な大切な人にも使ってほしい品質かを問うと語っています。数字の奥にいる人へ戻るための問いです。
英語ポイント:good enough for … は「…にとって十分によい」。enough は形容詞の後ろに置きます。
やさしい英語:Would I give this to someone I love?(大切な人にこれを渡したいだろうか?)
メラニー・パーキンスの言葉から学べること
- 拒絶を最終判定にしない:合わない相手からの「NO」は、次の相手や方法を探す案内にもなる。
- 変えられる領域へ戻る:相手の偏見より、自分の戦略、伝え方、製品を改善する。
- 小さく始めても、大きく考える:卒業アルバムという具体的な問題から、誰もがデザインできる世界へ広げる。
- 大きなビジョンを共有する:細かな指示ではなく、目的地がチームの判断を助ける。
今日から使える簡単な英語
What can I change?
「私は何を変えられるだろう?」
断られたとき、うまくいかないとき、相手の反応ばかり考えると動けなくなります。そんなときは、説明を変える、相手を変える、小さく試すなど、自分が動かせる部分を一つ探してみましょう。
関連する女性起業家の英語名言
世界の経営者の挑戦や失敗を人物別に読みたい方は、世界の起業家・経営者の英語名言まとめへ。拒絶と失敗を成長の材料に変えた女性創業者として、サラ・ブレイクリーの名言7選も相性のよい記事です。
主な出典
- Canva Newsroom: Highs, lows & lessons learned during Canva’s journey — Part 1
- Canva Newsroom: 21 Questions from Canva’s 10-year journey — Part 2
- Canva Newsroom: Championing Women in Australian Tech
- Canva Newsroom: Creating a Goal-driven Culture at Canva
- EL PAÍS: Interview with Melanie Perkins
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