
a maximum of は、人数・時間・個数などの「上限」をはっきり示したいときに使う表現です。ホテルの利用案内、イベントの規則、仕事の仕様書などでよく見かけます。
ただし、「最大5人」は「必ず5人」という意味ではありません。0人から5人までの範囲に収まり、5人を超えないということです。この記事では、基本の意味と語順から、up to・at most・no more thanとの違い、自然な例文まで分かりやすく解説します。
Contents
a maximum ofの意味は「最大〜」「上限〜」
a maximum of + 数字 で「最大〜」「多くても〜」を表します。許される数や量の上限を、客観的かつ明確に伝える響きがあります。
- a maximum of five people:最大5人
- a maximum of two hours:最大2時間
- a maximum of three files:最大3ファイル
たとえば The room can accommodate a maximum of five people. なら、「その部屋を使えるのは5人まで」です。1人でも3人でも問題ありませんが、6人は上限を超えます。
しゅみすけ(大山俊輔)
なぜa maximum ofで「最大〜」になる?
maximum は「最大限」「最高値」を表す名詞です。そこに of を続けると、その最大値の具体的な中身を数字で示せます。
a maximum(ひとつの上限)+ of five people(5人という数の) と考えると、形を覚えやすくなります。
なお、文章では冠詞の a を入れた a maximum of five people が基本です。標識や表の見出しでは Maximum 5 people のように短縮されることがありますが、通常の英文を作るときは省略しないほうが自然です。
よく使う語順と文法
a maximum of + 数字 + 数えられる名詞
人数や個数を表す場合、数字が2以上なら後ろの名詞は複数形にします。
- You can upload a maximum of three files.
アップロードできるファイルは最大3つです。 - Each table seats a maximum of four guests.
各テーブルは最大4名まで座れます。 - We accept a maximum of ten participants per class.
各クラスの参加者は最大10名まで受け付けます。
a maximum of + 時間・金額・重さ
上限を数値で示せるものなら、人や物以外にも使えます。
- You may stay for a maximum of two hours.
滞在できるのは最大2時間です。 - The suitcase can weigh a maximum of 23 kilograms.
スーツケースの重量は最大23キロまでです。 - We can spend a maximum of $500 on the event.
そのイベントに使えるのは最大500ドルです。
動詞は単数?複数?
A maximum of five people are allowed in the elevator. のように、後ろの複数名詞 people に合わせて複数動詞を使う形が一般的です。一方、The maximum is five people. では主語が単数の the maximum なので is を使います。
a maximum of・up to・at mostの違い

| 表現 | 主な意味 | ニュアンス・場面 |
|---|---|---|
| a maximum of | 最大〜、上限〜 | 規則・仕様などで上限を明確に示す |
| up to | 最大〜まで | 日常会話でも案内でも自然。意味の幅が広い |
| at most | 多くても〜 | 話し手の見積もりや「それ以上ではない」という強調 |
| no more than | 〜を超えない | 制限を直接示し、文脈によって厳しい響きもある |
a maximum ofは上限を正式にはっきり示す
The tour accepts a maximum of 12 guests.
そのツアーの定員は最大12名です。
運営側が決めた定員やシステム上の上限など、客観的な制限と相性がよい表現です。
up toは会話でも使いやすい
The room can fit up to five people.
その部屋には最大5人まで入れます。
この意味では a maximum of とかなり近いものの、up to のほうが短く、日常会話や広告でもよく使われます。ただし、up to には「〜まで」「〜次第」など別の意味もあります。詳しくはup toの意味と使い方をご覧ください。
at mostは「多く見積もっても」
It will take two hours at most.
かかっても2時間です。
話し手が時間や数量を見積もり、「それ以上にはならない」と伝える場面で自然です。規則の上限なら a maximum of、自分の見積もりなら at most と考えると使い分けやすいでしょう。
場面別の自然な例文
旅行・ホテル
This room is suitable for a maximum of two adults and one child.
この部屋は大人2名と子ども1名までの利用に適しています。
仕事
Please keep your presentation to a maximum of ten minutes.
プレゼンは最長10分に収めてください。
学校・学習
You may choose a maximum of three topics.
選べるテーマは最大3つです。
買い物
Customers can buy a maximum of two items each.
購入できるのはお一人様最大2点です。
家庭・暮らし
Use a maximum of one tablespoon of oil.
油は多くても大さじ1杯にしてください。
日本人が間違えやすいポイント
「最大」と「最低」を取り違えない
maximum は上限、minimum は下限です。a minimum of five people は「最低5人」で、5人以上が必要という反対の意味になります。
実際の数が上限と同じとは限らない
A maximum of 20 people can attend. は「参加者が20人いる」ではなく、「参加可能なのは20人まで」です。実際の参加人数を伝えるなら、Twenty people will attend. のように言います。
maximumの後ろに数字を直接置きすぎない
案内板では maximum 10 を見かけても、会話や通常の文章では a maximum of ten が安全です。
しゅみすけ(大山俊輔)
簡単な英語で言い換えるには?
a maximum of がすぐ出てこないときは、次のような基本表現で言い換えられます。
- You can bring five people or fewer.
5人以下なら連れて来られます。 - No more than five people can enter.
入れるのは5人までです。 - You can stay for two hours.
2時間滞在できます。 - Don’t upload more than three files.
3つを超えるファイルをアップロードしないでください。
厳密な上限を伝えたいときは no more than、相手に分かりやすく説明したいだけなら five or fewer も便利です。
まとめ
a maximum of + 数字 は「最大〜」「上限〜」を表し、定員・時間・金額・重量などの上限を明確に示します。実際の数量ではなく、「その数字を超えない」という範囲を表す点が重要です。
up to はより会話的で幅広く、at most は「多く見積もっても」という話し手の判断を感じさせます。まずは a maximum of five people や a maximum of two hours の形で覚え、規則や案内を説明するときに使ってみましょう。
ほかの表現も学びたい方は、英熟語・定型表現の一覧もあわせてご覧ください。









