be capable ofの意味は?can・be able toとの違いと使い方

be capable ofの意味「〜する能力がある・〜しかねない」を解説するアイキャッチ

be capable of+名詞/動名詞は、基本的に「〜の能力がある」「〜することができる」という意味です。ただし、人の行動について使うと、「〜する可能性もある」「〜しかねない」という警戒や意外性を表すことがあります。

She is capable of managing the project on her own.
彼女には、そのプロジェクトを一人で管理する能力があります。

He is capable of saying cruel things when he is angry.
彼は怒ると、ひどいことを言いかねません。

この記事では、be capable ofの二つのニュアンス、can・be able toとの違い、文法、仕事・恋愛・日常会話で使える例文、人物評価で失礼にならないための注意点を解説します。英熟語全体の分類は英熟語とは?句動詞・イディオム・定型表現・重要構文の違いと覚え方、前置詞を使った表現の一覧は前置詞を使った英熟語一覧をご覧ください。

be capable ofの基本的な意味

capableは「必要な能力・性質を備えている」という形容詞です。後ろに前置詞ofを置き、何をする能力や可能性があるのかを示します。

  • be capable of+名詞:〜の能力・可能性がある
  • be capable of+動名詞:〜する能力・可能性がある

This device is capable of high-speed processing.
この装置は高速処理が可能です。

She is capable of making difficult decisions.
彼女には難しい決断を下す能力があります。

ofの後ろに動詞を置くときは、原形ではなく動名詞の-ing形にします。

しゅみすけ(大山俊輔)

capableは「今この瞬間にできる」よりも、その人や物の内側に能力・性質・可能性が備わっている感覚です。だから、一度きりの成功より、人物や製品の力を評価するときに向いています。

二つの意味|「能力がある」と「〜しかねない」

be capable ofの能力を表す用法と「〜しかねない」という警戒の用法

1.能力や可能性を肯定的に評価する

仕事、学習、問題解決などについて、「その人には実行できる力がある」と評価します。capable personだけでも「有能な人」という褒め言葉になります。

She is a highly capable manager.
彼女は非常に有能なマネージャーです。

You are capable of more than you think.
あなたには、自分で思っている以上の力があります。

Our team is capable of handling the situation.
私たちのチームには、その状況に対応する力があります。

2.悪い行為も「やりかねない」と警戒する

capable ofの後ろにlie、betray、hurt、ignoreなど好ましくない行為を置くと、「その人なら、そうする可能性がある」「そんなこともやりかねない」という意味になります。

He is capable of lying to protect himself.
彼は自分を守るためなら、嘘をつきかねません。

She is capable of ignoring everyone when she is upset.
彼女は機嫌を損ねると、誰のことも無視しかねません。

この用法は能力を褒めているのではなく、相手の性格や行動範囲を強く評価しています。本人の前で使うと攻撃的になりやすいので注意が必要です。

be capable ofとcan・be able toの違い

can|最も自然で広い「できる」

canは能力、許可、可能性など、日常会話で最も広く使われます。

She can speak French.
彼女はフランス語を話せます。

単純に「できる」と伝えるなら、まずcanが自然です。

be able to|状況の中で実際にできる

be able toは、時制を変えたいときや、特定の状況で実行可能だったことを述べるときに便利です。

We were able to solve the problem before noon.
私たちは正午前にその問題を解決できました。

be capable of|内在する能力・性質を評価する

be capable ofは、「その人・物には、それを行うだけの能力や性質が備わっている」と評価します。canよりもややフォーマルで、人物評価、採用、製品説明、分析などでよく使われます。

She can lead the meeting.
彼女はその会議を進行できます。

She is capable of leading a much larger organization.
彼女には、もっと大きな組織を率いる能力があります。

二つ目は、目の前の一回の行動ではなく、より広い能力や潜在力を評価しています。

文中での位置と文法

基本形は主語+be動詞+capable of+名詞/動名詞です。

  • I am capable of doing it.
  • She is capable of leading the team.
  • They are capable of adapting quickly.
  • He was capable of much more.

否定形

be not capable ofで「〜する能力がない」「〜することができない」です。

This software is not capable of processing that much data.
このソフトウェアには、それほど大量のデータを処理する能力がありません。

人に対してYou are not capable of…と言うと、「あなたには能力がない」と直接的に否定するため、かなり厳しく響きます。

capable of being+過去分詞

物や仕組みについて「〜されることが可能だ」と表すこともできます。

The table is capable of being folded.
そのテーブルは折り畳むことができます。

ただし日常会話では、The table can be folded.の方が簡潔で自然です。

仕事で使えるbe capable ofの例文

She is capable of taking on more responsibility.
彼女には、さらに大きな責任を担う能力があります。

Do you think the team is capable of meeting the deadline?
そのチームは期限に間に合わせられると思いますか。

This system is capable of supporting up to 500 users.
このシステムは最大500人のユーザーに対応できます。

He is capable of working independently.
彼には自立して仕事を進める能力があります。

The company is capable of recovering from this setback.
その会社には、この挫折から立て直す力があります。

She is capable of making tough decisions under pressure.
彼女には、プレッシャーの中でも難しい決断を下す力があります。

採用面接や人事評価では肯定的に使えますが、単にShe is capable.と言うと「有能です」という意味になる一方、She is capable of anything.は文脈によって「何でもできる」にも「何をするか分からない」にもなります。

恋愛・人間関係で使える例文

You are capable of building a healthy relationship.
あなたには、健全な関係を築く力があります。

He is capable of being very thoughtful.
彼はとても思いやり深くなれる人です。

I didn’t think she was capable of betraying my trust.
彼女が私の信頼を裏切るような人だとは思いませんでした。

He is capable of changing, but he has to want it himself.
彼には変わる力がありますが、本人が望まなければなりません。

Are you sure he’s capable of being honest with you?
彼があなたに正直でいられる人だと、本当に思いますか。

恋愛では、相手の性格を深く評価する表現になります。悪い行為と組み合わせると強い疑念を示すため、噂だけで断定するような使い方は避けた方がよいでしょう。

しゅみすけ(大山俊輔)

“I know what he’s capable of.”は、文脈次第で「彼の実力を知っている」にも「彼が何をしでかす人か知っている」にもなります。表情や前後の話題で、かなり温度が変わる一言です。

日常会話で使える例文

This little camera is capable of taking excellent photos.
この小さなカメラでも、すばらしい写真が撮れます。

Children are capable of understanding more than we realize.
子どもは、私たちが思う以上のことを理解できます。

I’m capable of cooking for myself.
自分の食事くらい自分で作れます。

Don’t underestimate her. She’s capable of surprising us.
彼女を甘く見ないで。私たちを驚かせる力があります。

That dog is capable of opening the door by itself.
その犬は自分でドアを開けることができます。

強さ・丁寧さと失礼になる場面

肯定的な内容なら、be capable ofは相手の能力や可能性を認める表現です。

I know you’re capable of doing this.
あなたなら、これをやり遂げられると信じています。

一方、否定形や悪い行為との組み合わせは、人物そのものを評価・断定する響きがあります。

  • 強い:You’re not capable of leading this team.(あなたにはこのチームを率いる能力がない)
  • やわらかい:You may need more experience before leading the team.(チームを率いる前に、もう少し経験が必要かもしれません)
  • 強い警戒:He’s capable of anything.(彼は何をしでかすか分からない)

改善点を伝える場面では、能力の有無を断定するより、必要な経験・支援・具体的行動に言い換える方が建設的です。

日本人が間違えやすいポイント

ofの後ろに動詞の原形を置かない

× She is capable of lead the team.
○ She is capable of leading the team.

capableを名詞のように使わない

× She has many capables.
○ She has many abilities.
○ She is very capable.

一回だけ実際に成功したことにはwas able toが自然

We were able to open the door.は「実際にドアを開けられた」という結果です。We were capable of opening the door.は「開ける能力・手段は備わっていた」という評価に寄ります。

「有能」と「〜しかねない」を文脈で見分ける

後ろの動作が肯定的なら能力評価、lie・hurt・betrayなど否定的なら警戒の意味になることが多いと覚えると分かりやすいでしょう。

まとめ

  • be capable ofは「〜する能力・可能性がある」
  • 形はbe capable of+名詞/動名詞
  • 内在する能力・性質を評価し、canよりややフォーマル
  • 悪い行為と組み合わせると「〜しかねない」という警戒になる
  • 否定形や人物への断定は強く響くため、仕事や恋愛では配慮が必要

高い確率の予測を表すbe bound toの意味と使い方、直前の予定を表すbe about toの意味と使い方も、be+語句の定型表現としてあわせて確認してみてください。

前置詞ofを使った表現を一覧で復習するなら、前置詞を使った英熟語一覧へ戻れます。

この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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