add upの意味は?「合計する・つじつまが合う」の使い方とadd up toの違い

add upの意味・使い方|合計する・つじつまが合う

add upには、大きく分けて次の2つの意味があります。

  • 数字や金額を合計する
  • 話・説明・証拠などのつじつまが合う

Add up the receipts.なら「レシートの金額を合計して」、His story doesn’t add up.なら「彼の話はつじつまが合わない」です。

一見すると別の意味に見えますが、どちらもばらばらの要素を集めたとき、一つの正しい結果になるというイメージでつながっています。この記事では、目的語の語順、add up to+金額との違い、会話でよく使うThat doesn’t add up.のニュアンスまで詳しく解説します。

add upの基本イメージ

addは「加える」、upはここでは「最後まで・すっかり・完成した状態へ」という感覚を加えます。

数字を一つずつ加え、最後に合計を完成させる。情報や証拠を一つずつ並べ、全体として筋の通った結論を作る。add upの中心には、複数の要素が一つの結果にまとまる動きがあります。

基本動詞とupなどの副詞が組み合わさる仕組みは、be-rize.comの英語の句動詞とは?基本動詞+前置詞をコアイメージで理解する方法でも解説しています。

add upのコアイメージ|add A up・It adds up・add up to A

しゅみすけ(大山俊輔)

upを単に「上へ」と訳す必要はありません。add upでは、数字や情報を最後まで集めて「一つの完成した結果にする」と考えると、二つの意味が自然につながります。

意味1:数字・金額を合計する

最も直接的な意味は、複数の数字や金額を足して合計を出すことです。

Could you add up these numbers?
これらの数字を合計してもらえますか?

I added up all my expenses for the month.
今月の支出をすべて合計しました。

Let’s add up the cost of the hotel, flights, and meals.
ホテル代、航空券代、食費を合計しましょう。

She added up the points after the game.
彼女は試合後に得点を集計しました。

add A upの語順

add upは目的語を間に置ける句動詞です。名詞なら、次のどちらも使えます。

  • add up the figures
  • add the figures up

ただし、目的語がit・themなどの代名詞なら、addとupの間に置きます。

Add them up.
それらを合計してください。

I added it up twice.
私はそれを2回計算しました。

add up themではなく、add them upと覚えましょう。

意味2:話や説明のつじつまが合う

数字を足して正しい合計になるイメージから、話・説明・証拠などが全体として矛盾せず、筋が通る意味へ広がります。

Her explanation adds up.
彼女の説明はつじつまが合っています。

Everything he said adds up.
彼の話したことはすべて筋が通っています。

ただし、実際の会話では肯定形よりも、否定形のdoesn’t add upが特によく使われます。

That doesn’t add up.の意味とニュアンス

That doesn’t add up.は、「それはつじつまが合わない」「何かがおかしい」という意味です。

相手を直接「うそつきだ」と責めるのではなく、聞いた情報を組み合わせても、納得できる結論にならないと示します。そのため、疑い、不自然さ、計算上の矛盾を伝えるときに便利です。

He said he was home, but his car wasn’t there. That doesn’t add up.
彼は家にいたと言いましたが、車はありませんでした。つじつまが合いません。

The invoice says $500, but these items total only $420. It doesn’t add up.
請求書には500ドルとありますが、これらの商品は合計420ドルにしかなりません。計算が合いません。

Something doesn’t add up here.
ここは何かおかしいです。

His story just doesn’t add up.
彼の話はどうしてもつじつまが合いません。

justを入れると、「どう考えても」「やはり」という疑いが少し強まります。

add up to A:「合計Aになる」

add upが「合計する」という動作を表すのに対し、add up to+金額・数字は、計算した結果がその数値になることを表します。

The bills add up to 30,000 yen.
請求額は合計3万円になります。

The trip added up to more than we expected.
旅行費用は合計すると予想以上になりました。

These small charges add up to a lot over a year.
こうした少額の料金も、1年間ではかなりの額になります。

語順は次のように整理できます。

  • add up A:Aを合計する
  • A adds up to B:Aは合計Bになる

Add up the expenses.
支出を合計してください。

The expenses add up to $800.
支出は合計800ドルになります。

小さなものが積み重なるadd up

add upは目的語を取らず、「小さな金額・時間・行動などが積み重なって大きくなる」という意味でも使われます。

Small expenses add up quickly.
少額の出費もすぐに積み重なります。

A few minutes here and there can really add up.
あちこちで使う数分も、積み重なるとかなりの時間になります。

All those little improvements add up.
そうした小さな改善が積み重なって大きな違いになります。

この用法では、具体的な合計額を言わず、積み重なる影響そのものに注目しています。

add up toは「結局〜を意味する」にもなる

add up toの後ろには数字だけでなく、結果や評価を表す名詞も置けます。この場合は「合わせると結局〜になる」「実質的に〜を意味する」という意味です。

His actions add up to a clear refusal.
彼の行動を合わせて考えると、明確な拒否を意味します。

All these delays add up to poor planning.
こうした遅れを総合すると、計画不足ということになります。

That adds up to a serious problem.
それらを合わせると深刻な問題になります。

この用法はやや分析的で、日常会話ではIt means …と言い換えることもできます。

add upとtotalの違い

add upは数字を足して合計を求める動作を表しやすい句動詞です。totalは動詞として「合計〜になる」「合計する」の両方で使え、やや事務的で簡潔な響きがあります。

I added up the receipts.
レシートの金額を足し合わせました。

The receipts total $250.
レシートの合計は250ドルです。

Please total the figures in this column.
この列の数字を合計してください。

会話で計算の過程を意識するならadd up、表や報告書で合計値を簡潔に示すならtotalが自然です。

add up toとamount toの違い

どちらも「合計〜になる」と言えますが、add up toは複数の要素を足し合わせる過程が見えやすい表現です。amount toは最終的な総額・総量や、「結局〜に等しい」という評価に焦点があります。

The individual costs add up to $1,000.
個々の費用を合計すると1,000ドルになります。

The total cost amounts to $1,000.
総費用は1,000ドルに達します。

amount toの詳しい使い方は、amount toの意味とadd up toとの違いで解説しています。

add upとmake senseの違い

「筋が通る」という意味では、make senseもよく使われます。

  • make sense:意味が理解できる、考え方として納得できる
  • add up:複数の事実や数字を照合した結果、矛盾がない

Your explanation makes sense.
あなたの説明は理解できます。

Your explanation doesn’t add up.
あなたの説明は事実関係のつじつまが合いません。

add upのほうが、いくつかの情報を照らし合わせて不一致を疑う響きを出しやすい表現です。

sum upとは意味が違う

見た目が似ていますが、sum upは通常「要約する・まとめる」という意味です。

Let me sum up the main points.
要点をまとめさせてください。

Let me add up the figures.
数字を合計させてください。

話の内容を短くまとめるならsum up、数字を足し合わせるならadd upです。

日本人が間違えやすいポイント

「合計5,000円になる」はtoが必要

The cost adds up 5,000 yen.ではなく、結果を示すtoを入れてThe cost adds up to 5,000 yen.とします。

「つじつまが合わない」に目的語は置かない

His story doesn’t add up.では、his storyが主語です。「彼の話を合計する」という他動詞の形ではありません。

代名詞の位置に注意する

数字を合計するときは、add them upが自然です。add up themとはしません。

add upが出てこないときの簡単な言い換え

この句動詞を思い出せなくても、場面ごとに基本語で伝えられます。

  • Find the total.
    合計を出してください。
  • What is the total?
    合計はいくらですか?
  • The total is 5,000 yen.
    合計は5,000円です。
  • That doesn’t make sense.
    それは筋が通りません。
  • The numbers are wrong.
    数字が合っていません。

しゅみすけ(大山俊輔)

「つじつまが合わない」を無理に英訳しなくても、That doesn’t make sense. や The numbers are wrong.で十分伝わります。会話では、覚えている簡単な文で先に疑問点を示すことが大切です。

会話で使ってみよう

A: How much did we spend on the trip?
旅行でいくら使いましたか?

B: Give me a minute. I’ll add everything up.
少し待ってください。全部合計します。

A: Does it add up to more than $1,000?
合計は1,000ドルを超えますか?

B: Yes, it comes to $1,120.
はい、1,120ドルになります。


A: He said he left at seven, but the train arrived at six thirty.
彼は7時に出たと言いましたが、電車は6時30分に着いています。

B: That doesn’t add up.
それはつじつまが合いませんね。

まとめ

add upの中心イメージは、ばらばらの数字や情報が集まり、一つの完成した結果になることです。

  • add A up:Aを合計する
  • A adds up:Aのつじつまが合う
  • A doesn’t add up:Aはつじつまが合わない、何かおかしい
  • A adds up to B:Aは合計Bになる
  • 小さな金額や効果が積み重なる意味でも使う

まずは、買い物や仕事で使えるLet me add it up.と、違和感を伝えるThat doesn’t add up.の2文から声に出してみましょう。

addを使うほかの形はadd A to Bの意味と使い方、後付けする意味はadd onの意味と使い方で詳しく確認できます。英熟語全体を探したい方は、英熟語・定型表現のまとめもご覧ください。

この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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